TensorFlowでアワビデータセット用の正規化レイヤーを構築する方法
「preprocessing」モジュールに含まれる「Normalization」メソッドを使用することで、正規化レイヤーを構築できます。このレイヤーは、アワビデータセットの特徴量に自動的に適応するように設計されています。さらに、モデルの学習能力を高めるためにDenseレイヤー(全結合層)も追加します。
この正規化レイヤーは、各列(特徴量)ごとの平均と分散を事前に計算する役割を担います。そして、その平均値と分散値をもとにデータを正規化し、モデルの学習を安定させます。
アワビデータセットについて
今回使用するのはアワビデータセットです。アワビは海産の巻貝の一種で、このデータセットにはアワビのさまざまな測定値が記録されています。目的は、それらの測定値をもとにアワビの年齢を予測することです。
実行環境:Google Colaboratory
以下のコードはGoogle Colaboratory上で実行しています。Google Colab(Colaboratory)はブラウザ上で直接Pythonコードを実行できるサービスで、環境構築は一切不要です。また、GPU(グラフィックス処理装置)にも無料でアクセスでき、Jupyter Notebookをベースに構築されています。
print("A normalization layer is being built")
normalize = preprocessing.Normalization()
normalize.adapt(abalone_features)
print("A dense layer is being added")
norm_abalone_model = tf.keras.Sequential([
normalize,
layers.Dense(64),
layers.Dense(1)
])コード出典:https://www.tensorflow.org/tutorials/load_data/csv
出力結果
A normalization layer is being built A dense layer is being added
コードの解説
- モデルへの入力データが正規化されます。
- この正規化は、「experimental.preprocessing」レイヤーを追加することで組み込むことができます。
- 正規化レイヤーは、各列に関連付けられた平均と分散を事前計算します。
- 計算された平均値と分散値は、データの正規化に使用されます。
- まず「Normalization.adapt」メソッドを呼び出して、正規化レイヤーを作成します。
- 前処理レイヤーの「adapt」メソッドには、必ず訓練データのみを使用してください。テストデータや検証データを渡すと、データリークの原因となります。
- 最後に、この正規化レイヤーを組み込んでモデルを構築します。
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