TkinterのEntryウィジェットにプレースホルダーを追加する方法
Tkinterは、ボタン、テキスト、エントリ(Entry)、ダイアログなどのウィジェットを提供しており、これらを組み合わせることでGUIアプリケーションを効率的に開発できます。しかし、TkinterのEntryウィジェットには、標準ではプレースホルダーの機能が用意されていません。
プレースホルダーとは、入力欄にあらかじめ表示される仮のテキストのことで、「ここに何を入力すればよいか」をユーザーに伝える重要な役割を果たします。
本記事では、insert(挿入位置, テキスト) 関数を使って、Entryウィジェットにプレースホルダーを追加する方法を解説します。この関数は、第1引数に挿入位置(先頭なら「0」)、第2引数に表示したいテキストを指定します。
サンプルコード
# tkinterライブラリをインポート
from tkinter import *
# フレームのインスタンスを作成
win = Tk()
# ウィンドウサイズを設定
win.geometry("700x400")
# テキストラベルを作成
Label(win, text="Notepad", font=('Poppins bold', 25)).pack(pady=20)
text = StringVar()
# Entryウィジェットを作成
test = Entry(win, textvariable=text)
test.pack(fill='x', expand=True, padx=45, pady=45)
test.focus()
# Entryウィジェットにプレースホルダーを追加
test.insert(0, "Enter any Text")
win.mainloop()
実行結果
上記のコードを実行すると、プレースホルダーが表示されたEntryウィジェットを持つウィンドウが作成されます。

コードのポイント
- test.focus(): ウィンドウ起動直後にカーソルをEntryウィジェットへ移動させ、すぐに入力できる状態にします。
- test.insert(0, "Enter any Text"): 挿入位置「0」(文字列の先頭)にプレースホルダーとなるテキストを挿入します。
- textvariable=text: StringVarオブジェクトと連携させることで、入力内容をプログラム側から取得・操作しやすくなります。
なお、この方法で表示したプレースホルダーは通常のテキストとして扱われるため、ユーザーが入力を始める前に手動で削除する必要がある点には注意してください。より高度な実装としては、フォーカスイベント(<FocusIn> / <FocusOut>)をバインドして、入力開始時に自動的にプレースホルダーを消す方法もあります。
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