【Tkinter】キャンバス上のテキストにアウトライン(枠線)を付ける方法
TkinterのCanvasウィジェットにあるcreate_textメソッドは、テキストオブジェクトの周囲にアウトラインを設定するための「outline」や「border」といった属性を持っていません。そのため、キャンバス上のテキストにアウトラインを付けたい場合は、少し工夫が必要です。ここでは、テキストのバウンディングボックス(bbox)を利用して枠線を描画する方法を解説します。
実装手順
必要なライブラリをインポートし、tkinterフレーム(ウィンドウ)のインスタンスを作成します。
root.geometryメソッドを使って、フレームのサイズを設定します。
Canvasウィジェットを作成し、高さと幅を指定します。あわせてbackground="white"で背景色を白に設定します。
create_text()メソッドを使って、Canvas内にテキストオブジェクトを作成します。サンプルコードのようにフォントや文字色も自由に指定できます。
テキストアイテムのバウンディングボックス(bbox)を取得します。bboxは「左上のx座標・y座標」と「右下のx座標・y座標」の4つの値を返します。
取得したbboxの座標データをもとに、create_rectangle()でアウトライン付きの矩形を描画します。
最後に、アプリケーションウィンドウのmainloopを実行して完成です。
サンプルコード
# tkinterライブラリをインポート
from tkinter import *
# tkinterフレーム(ウィンドウ)のインスタンスを作成
root = Tk()
# フレームのサイズを設定
root.geometry("700x350")
# Canvasを作成
canvas = Canvas(root, background="white")
canvas.pack(expand=True)
# Canvas内にテキストを作成
text = canvas.create_text(175, 50, text="Text inside the Canvas", font="Calibri, 20", fill="green")
# テキストのバウンディングボックスを取得
bbox = canvas.bbox(text)
# キャンバステキストにアウトラインを描画
canvas.create_rectangle(bbox, outline="blue")
root.mainloop()
実行結果
このコードを実行すると、緑色のテキストの周囲に青色の枠線(アウトライン)が描画され、以下のような出力が得られます。

ポイント: canvas.bbox()が返す座標タプルは、そのままcreate_rectangle()の引数として渡せるため、テキストの位置やサイズが変わっても自動的に枠線が追従します。枠線の色だけでなく、width引数で線の太さを調整することも可能です。
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