Tkinterでボタンを押した後にEntryウィジェットの内容をクリアする方法
TkinterのEntryウィジェットは、ユーザーからの入力を受け付けるための1行テキストフィールドを表示する際に使用されます。このウィジェットの内容を消去するには、delete(0, END)メソッドを使います。このメソッドは指定した範囲の文字列を削除するもので、「0」(先頭)から「END」(末尾)までを指定することで、入力欄全体を空にすることができます。
実際の実装では、この削除処理を関数として定義し、Buttonオブジェクトのcommandオプションに渡します。こうすることで、ボタンがクリックされたタイミングでEntryウィジェットの内容がクリアされる仕組みになります。
実装例
以下の例では、Entryウィジェットと、その内容をすべて消去できる「Clear」ボタンを作成しています。
#必要なライブラリをインポート
from tkinter import *
#tkinterフレームのインスタンスを作成
win = Tk()
#ウィンドウのサイズを設定
win.geometry("650x250")
#Entryウィジェットの内容をクリアする関数を定義
def clear_text():
text.delete(0, END)
#Entryウィジェットを作成
text = Entry(win, width=40)
text.pack()
#Entryウィジェットをクリアするボタンを作成
Button(win, text="Clear", command=clear_text, font=('Helvetica bold', 10)).pack(pady=5)
win.mainloop()実行結果
上記のコードを実行すると、Entryウィジェットと「Clear」ボタンが配置されたウィンドウが表示されます。

まず、Entryウィジェットに任意のテキストを入力してみましょう。その後、「Clear」ボタンをクリックすると、clear_text()関数が呼び出され、delete(0, END)によって入力されていたテキストがすべて削除され、Entryウィジェットが空の状態に戻ります。
ポイント解説
- delete(0, END):第1引数に削除開始位置、第2引数に終了位置を指定します。「0」は文字列の先頭、「END」は最後の文字の次を意味するため、全体が削除対象になります。
- commandオプション:ボタンがクリックされたときに実行したい関数を指定します。ここでは
clear_text関数を渡しています。
この手法は、フォームのリセット機能や検索条件の初期化など、さまざまなGUIアプリケーションで応用できる基本的なテクニックです。
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