Pythonで配列をソート済みにできる最大チャンク数を見つけるプログラム
問題の概要
配列 nums が与えられたとき、この配列をいくつかの区間(パーティション/チャンク)に分割し、それぞれを個別にソートします。その後、すべてを連結した結果が完全にソート済みの配列になるとします。このとき、作成できるパーティションの最大数を求めるのが本記事のテーマです。
例えば、入力が [3,2,4,5,5] の場合、出力は 4 になります。[3,2]、[4][5]、[5] のように4つのパーティションに分割でき、それぞれをソートして連結すると [2,3,4,5,5] という完全に整列した配列が得られるからです。
解法のアプローチ
この問題は「貪欲法」で解くことができます。ある区間が独立したチャンクとして成立する条件は、その区間だけをソートした結果が、完全にソートした配列の同じ位置の要素と一致することです。左端から順に、できるだけ小さい区間から試していき、一致しなければ区間を1つずつ広げて再チェックします。
具体的な手順は以下の通りです。
- まず、元の配列
numsをソートした配列realを用意します。これが最終的な目標の配列です。 - ポインタ
p1 := 0、p2 := 1、カウンタc := 0を初期化します。 - 以下の処理を繰り返します。
flag := Trueとします。nums[p1:p2]の部分配列をソートしたものをtmpとします。jを 0 からtmpのサイズまで動かし、tmp[j]とreal[p1+j]を比較します。- 一致しない要素が見つかった場合は
flag := Falseとし、p2を 1 増やして(区間を広げて)内側のループを抜けます。 flagが True のままなら、この区間は独立したチャンクとして成立しているので、p1 := p2、p2 := p2 + 1と更新し、カウンタcを 1 増やします。p1が配列の長さと等しい、またはp2が配列の長さを超えた時点で、cを返して終了します。
実装例
以下は上記のアルゴリズムを Python で実装したコードです。
def solve(nums):
real = sorted(nums)
p1, p2, c = 0, 1, 0
while True:
flag = True
tmp = sorted(nums[p1:p2])
for j in range(len(tmp)):
if tmp[j] != real[p1 + j]:
flag = False
p2 += 1
break
if flag:
p1, p2 = p2, p2 + 1
c += 1
if p1 == len(nums) or p2 > len(nums):
return c
nums = [3, 2, 4, 5, 5]
print(solve(nums))
入力
{3,2,4,5,5}
出力
4
計算量について
この実装では、区間が確定するたびに部分配列のソートと比較を行うため、最悪の場合の時間計算量は O(n² log n) 程度になります。より効率的な実装としては、「現在位置までの最大値」と「ソート済み配列の同位置の値」を比較する方法や、接頭辞の最大値を使った O(n) の解法も知られています。ただし、本記事の手法はロジックが直感的で理解しやすいため、学習用途には非常に適しています。
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