SAP JCoでSAPサーバーとJavaアプリケーションを接続する方法:メッセージサーバー接続の活用
SAP JCoによるSAPサーバー接続:メッセージサーバー方式への切り替えを推奨
SAP Java Connector(SAP JCo)を使用してSAPシステムに接続する際、JCO_AHOST(アプリケーションサーバーホスト)と JCO_SYSNR(システム番号)による直接接続の代わりに、メッセージサーバー経由の負荷分散接続を利用することをお勧めします。
直接接続は特定のアプリケーションサーバーインスタンスに固定されるため、そのインスタンスがダウンした場合や高負荷状態にある場合に影響を受けやすくなります。一方、メッセージサーバー経由の接続では、ログオングループ内の利用可能なアプリケーションサーバーへ自動的に振り分けられるため、可用性とパフォーマンスの両面でメリットがあります。
推奨される接続プロパティ
以下のプロパティを設定してください。
- JCO_R3NAME:接続先ホストのシステムID(SID)を指定します。例:
PRD - JCO_MSHOST:メッセージサーバーのホスト名またはIPアドレスを指定します。
- JCO_MSSERV:メッセージサーバーのポート番号を指定します。
/etc/servicesファイルに定義されたsapms<SID>のサービス名でも指定可能です。 - JCO_GROUP:ログオングループ名を指定します。例:
PUBLIC
設定例
JCO.setProperty("jco.client.r3name", "PRD");
JCO.setProperty("jco.client.mshost", "sapmsg.example.com");
JCO.setProperty("jco.client.msserv", "3600");
JCO.setProperty("jco.client.group", "PUBLIC");
JCO.setProperty("jco.client.user", "USERNAME");
JCO.setProperty("jco.client.passwd", "PASSWORD");
JCO.setProperty("jco.client.lang", "JA");
JCO.setProperty("jco.client.client", "100");動作サンプルの参考リンク
実際に動作する実装例については、以下のリポジトリが参考になります。
https://sourceforge.net/p/rcer/git/ci/master/tree/net.sf.rcer.conn

補足ポイント
- メッセージサーバーのポート番号は、通常「36 + システム番号」で構成されます(例:システム番号00の場合は3600)。
- ログオングループはSAP側のトランザクション
SMLGで確認・管理できます。 - ファイアウォール環境では、メッセージサーバーポートだけでなく、実際に割り当てられたアプリケーションサーバーとの通信ポート(ディスパッチャーポートなど)も開放が必要です。
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