MySQLのDoxygenドキュメントをローカル環境で生成する手順
MySQLのソースコードには、Doxygenを用いて記述された内部ドキュメントが数多く含まれています。公式のDoxygenドキュメントは https://dev.mysql.com/doc/index-other.html で公開されていますが、MySQLのソースディストリビューションがあれば、ローカル環境でも同じドキュメントを自分で生成することが可能です。本記事では、その具体的な手順を順を追って解説します。
1. Doxygenをインストールする
最初のステップは、Doxygen 1.8.11 以降のインストールです。配布ファイルは公式サイト https://www.doxygen.nl/ からダウンロードできます。
インストールが完了したら、バージョン番号を必ず確認しておきましょう。確認は以下のコマンドで行えます。
shell> doxygen --version 1.8.13
2. PlantUMLをインストールする
次に、PlantUMLをインストールします。Windows 10 環境にインストールした場合は、レジストリキーが作成されるよう、少なくとも1回は管理者として実行する必要があります。
管理者権限でコンソールを開き、以下のコマンドを実行してください。
shell> java -jar path-to-plantuml.jar
このコマンドを実行すると、コンソールにエラーが表示されることなくGUIウィンドウが開きます。問題なく起動できれば準備OKです。
続いて、PlantUMLを配置した場所を示す環境変数 PLANTUML_JAR_PATH を設定します。設定例は以下の通りです。
shell> export PLANTUML_JAR_PATH=path-to-plantuml.jar
3. Graphvizをインストールする
次のステップは、Graphviz の dot コマンドのインストールです。
インストール後、dot コマンドが利用できる状態になっているかを、以下のコマンドで確認します。
shell> which dot /usr/bin/dot shell> dot -V dot - graphviz version 2.28.0 (20130928.0220)
続いて、MySQLソースディストリビューションのトップレベルディレクトリに移動し、ビルド用ディレクトリを作成したうえで cmake を実行します。
shell> cd your-mysql-source-directory shell> mkdir bld shell> cd bld shell> cmake ..
4. Doxygenドキュメントを生成する
準備が整ったら、いよいよDoxygenドキュメントを生成します。以下のコマンドを実行してください。
shell> make doxygen
ビルド実行後は、エラーログの確認を忘れないようにしましょう。ログはトップレベルディレクトリに作成される doxyerror ファイルに出力されます。ビルドが正常に完了したら、生成されたドキュメントをブラウザで閲覧できます。
shell> firefox doxygen/html/index.html
まとめ
以上の手順で、MySQLの内部構造を詳しく解説するDoxygenドキュメントをローカル環境で生成できます。ソースコードを読み解く際や、MySQL開発への貢献を検討する際に、非常に役立つリソースとなるでしょう。
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