MySQLでMAX(DISTINCT)を使う方法と、DISTINCTなしで使う場合の違いとは?
MySQLにおけるMAX関数とDISTINCTキーワードの関係
MySQLでは、MAX()関数にDISTINCTキーワードを組み合わせる構文と、組み合わせない構文の2通りが存在します。一見すると結果が異なりそうに思えますが、実際にはどうなのでしょうか。本記事では両者の違いを具体例とともに詳しく解説します。
2つの基本構文
まず、MAX()内でDISTINCTを使用する最初の構文を見てみましょう。
select max(DISTINCT yourColumnName) from yourTableName;
次に、DISTINCTを使用しない2つ目の構文です。
select max(yourColumnName) from yourTableName;
重要なポイント: 実は、上記のどちらのクエリもDISTINCTキーワードの有無にかかわらず同じ結果を返します。これは、MySQLが内部的にMAX(カラム名)をDISTINCT指定ありとして処理するためです。最大値を求める際には重複値が結果に影響しないため、DISTINCTを明示的に書く必要がないのです。
実例で確認してみよう
それでは、実際にテーブルを作成して動作を確認してみます。
ステップ1:テーブルの作成
mysql> create table DemoTable
(
Number int
);
Query OK, 0 rows affected (1.50 sec)ステップ2:レコードの挿入
insertコマンドを使って、いくつかのレコードをテーブルに登録します。
mysql> insert into DemoTable values(80); Query OK, 1 row affected (0.09 sec) mysql> insert into DemoTable values(88); Query OK, 1 row affected (0.13 sec) mysql> insert into DemoTable values(78); Query OK, 1 row affected (0.10 sec) mysql> insert into DemoTable values(88); Query OK, 1 row affected (0.10 sec) mysql> insert into DemoTable values(68); Query OK, 1 row affected (0.09 sec) mysql> insert into DemoTable values(88); Query OK, 1 row affected (0.10 sec)
この例では、値「88」が意図的に3回挿入されている点に注目してください。
ステップ3:全レコードの表示
select文でテーブル内のすべてのレコードを確認します。
mysql> select *from DemoTable;
実行結果は以下のとおりです。
+--------+ | Number | +--------+ | 80 | | 88 | | 78 | | 88 | | 68 | | 88 | +--------+ 6 rows in set (0.00 sec)
CASE 1:MAX(DISTINCT ...) を実行する
DISTINCTを使って最大値を取得するクエリは以下のとおりです。
mysql> select max(DISTINCT Number) from DemoTable;
実行結果:
+----------------------+ | max(DISTINCT Number) | +----------------------+ | 88 | +----------------------+ 1 row in set (0.00 sec)
CASE 2:DISTINCTなしでMAX()を実行する
続いて、DISTINCTを使わずに最大値を取得します。
mysql> select max(Number) from DemoTable;
実行結果:
+-------------+ | max(Number) | +-------------+ | 88 | +-------------+ 1 row in set (0.07 sec)
まとめ
上記の実行結果から分かるように、MAX(DISTINCT ...)とMAX(...)はどちらも同じ「88」という結果を返しました。MySQLでは最大値の計算において重複値が結果に影響しないため、DISTINCTキーワードを付けても付けなくても動作は変わりません。なお、COUNT()やSUM()などの集計関数ではDISTINCTの有無によって結果が変わるため、これらの関数と混同しないよう注意しましょう。
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