MySQLでOracleの連結演算子(||)に相当する機能は?CONCAT()関数の使い方を解説
Oracleでは、|| という連結演算子を使用することで、文字列やカラムの値を簡単に結合できます。一方、MySQLには連結演算子が存在せず、代わりに CONCAT() 関数を使って文字列の連結を行います。
CONCAT() 関数は、引数として渡した複数の文字列やカラムの値を1つの文字列にまとめて返す関数です。なお、引数のいずれかに NULL が含まれる場合、結果全体が NULL になる点に注意しましょう。
サンプルテーブルの作成
まず、CONCAT() 関数の動作を確認するためのテーブルを作成します。テーブル作成用のクエリは以下のとおりです。
mysql> create table ConcatenationDemo -> ( -> Id int, -> Name varchar(100) -> ); Query OK, 0 rows affected (0.86 sec)
テストデータの挿入
次に、INSERT文を使ってテーブルにいくつかのレコードを挿入します。
mysql> insert into ConcatenationDemo values(100,'John'); Query OK, 1 row affected (0.19 sec) mysql> insert into ConcatenationDemo values(101,'Sam'); Query OK, 1 row affected (0.25 sec) mysql> insert into ConcatenationDemo values(102,'Johnson'); Query OK, 1 row affected (0.15 sec) mysql> insert into ConcatenationDemo values(103,'Carol'); Query OK, 1 row affected (0.26 sec) mysql> insert into ConcatenationDemo values(104,'Bob'); Query OK, 1 row affected (0.13 sec)
登録データの確認
SELECT文を使って、テーブル内のすべてのレコードを表示してみましょう。
mysql> select *from ConcatenationDemo;
実行結果は以下のとおりです。
+------+---------+ | Id | Name | +------+---------+ | 100 | John | | 101 | Sam | | 102 | Johnson | | 103 | Carol | | 104 | Bob | +------+---------+ 5 rows in set (0.00 sec)
CONCAT()関数で文字列を連結する
ここからが本題です。CONCAT() 関数を使って、IdとNameを「(100,John)」のような形式で連結するクエリは以下のとおりです。
mysql> select concat('(',Id,',',Name,')') as ConcatIdAndName from ConcatenationDemo;
このように、固定文字列とカラムの値を自由に組み合わせて、1つの文字列として取得できます。実行結果は以下のようになります。
+-----------------+ | ConcatIdAndName | +-----------------+ | (100,John) | | (101,Sam) | | (102,Johnson) | | (103,Carol) | | (104,Bob) | +-----------------+ 5 rows in set (0.00 sec)
まとめ
Oracleの || 演算子に相当する機能は、MySQLでは CONCAT() 関数です。複数のカラムや任意の文字列を組み合わせて1つの文字列として出力できるため、IDと名前をまとめて表示したり、整形済みのラベルを作成したりする場面で非常に便利です。SQLをOracleからMySQLへ移行する際は、|| を CONCAT() に置き換えることを覚えておきましょう。
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