MySQLトリガーの作成と使用方法を徹底解説!基本構文から実行例まで
MySQLで新しいトリガー(TRIGGER)を作成するには、CREATE TRIGGERステートメントを使用します。トリガーを使うと、特定のテーブルに対してINSERT・UPDATE・DELETEなどの操作が行われたときに、自動的に定義した処理を実行できます。基本構文は以下の通りです。
CREATE TRIGGER trigger_name trigger_time trigger_event ON table_name FOR EACH ROW BEGIN ... END;
構文の各要素の解説
- trigger_name(トリガー名):CREATE TRIGGERステートメントの直後に指定するトリガーの名前です。命名規則としては「[トリガータイミング]_[テーブル名]_[トリガーイベント]」のようにするのが推奨されます。例えば、「before_student_update」や「after_student_insert」のような名前が考えられます。
- trigger_time(トリガータイミング):トリガーが起動するタイミングを示し、BEFOREまたはAFTERのどちらかを指定します。テーブルへの変更が行われる前に処理を実行したい場合はBEFOREを、変更が行われた後に処理したい場合はAFTERを指定します。トリガー定義時には必ずタイミングを指定する必要があります。
- trigger_event(トリガーイベント):INSERT、UPDATE、DELETEのいずれかを指定します。このイベントが発生した際にトリガーが呼び出されます。1つのトリガーが対応できるイベントは1つだけなので、複数のイベントで動作させる場合は、イベントごとに個別のトリガーを定義する必要があります。
- table_name(テーブル名):トリガーは必ず特定のテーブルに関連付けられます。テーブルなしにトリガーは存在できないため、ONキーワードの後にテーブル名を指定します。
- BEGIN…END:トリガーが実行する実際のロジック(処理内容)を定義するブロックです。
実例:トリガーを作成して動作を確認する
ここでは、次のように作成したStudent_ageテーブルにトリガーを設定してみます。
mysql> Create table Student_age(age INT, Name Varchar(35)); Query OK, 0 rows affected (0.80 sec)
続いて、以下のトリガーを作成します。このトリガーにより、誰かが負の値(age < 0)を挿入しようとした場合、自動的にage = 0が設定されるようになります。
mysql> DELIMITER // mysql> Create Trigger before_inser_studentage BEFORE INSERT ON student_age FOR EACH ROW BEGIN IF NEW.age < 0 THEN SET NEW.age = 0; END IF; END // Query OK, 0 rows affected (0.30 sec)
では、INSERT文を実行してこのトリガーを呼び出してみましょう。
mysql> INSERT INTO Student_age(age, Name) values(30, 'Rahul'); Query OK, 1 row affected (0.14 sec) mysql> INSERT INTO Student_age(age, Name) values(-10, 'Harshit'); Query OK, 1 row affected (0.11 sec) mysql> Select * from Student_age; +------+---------+ | age | Name | +------+---------+ | 30 | Rahul | | 0 | Harshit | +------+---------+ 2 rows in set (0.00 sec)
結果セットを見ると、負の値(-10)を挿入しようとしたレコードには、トリガーによって自動的に0が挿入されていることがわかります。
この例は、trigger_eventがINSERT、trigger_timeがBEFOREであるトリガーのケースです。同じ手順で、UPDATEやDELETEイベント、あるいはAFTERタイミングのトリガーも同様に作成できます。データの整合性を保ちたい場合などに、トリガーは非常に便利な機能です。
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