MySQLでプリペアドステートメントを使う方法をわかりやすく解説
MySQLサーバーはプリペアドステートメント(準備済みステートメント)をサポートしています。これは、内容がほんの一部だけ異なるようなクエリを何度も実行したい場合に特に便利な機能です。
プリペアドステートメントでは、一度ステートメントを準備(PREPARE)しておけば、値を変えながら何度でも繰り返し実行できます。内部的にはクライアント/サーバー間のバイナリプロトコルが利用されており、SQL文全体の解析はサーバー側で1回だけ行われるため、パフォーマンスの向上も期待できます。
以下に、MySQLでプリペアドステートメントを使用する手順を紹介します。
1. ステートメントを準備する(PREPARE)
最初のステップでは、PREPARE文を使ってステートメントを準備します。たとえば、「Tender」テーブルのデータを対象にしたステートメントは次のように作成します。
例
PREPARE stmt FROM 'SELECT tender_value FROM Tender WHERE Companyname = ?;'
ここで「?」はプレースホルダーと呼ばれる部分で、後から実際の値を渡すための場所です。
2. 準備したステートメントを実行する(EXECUTE)
2番目のステップでは、EXECUTE文を使って、PREPAREで準備したステートメントを実行します。構文は以下のとおりです。
例
EXECUTE stmt USING @variable_name;
@variable_nameには、「?」の部分に渡したい値を格納します。なお、プリペアドステートメントを実行する前に、SET文を使ってあらかじめ変数に値を設定しておく必要があります。
3. ステートメントを解放する(DEALLOCATE)
最後のステップでは、DEALLOCATE PREPARE文を使って、不要になったプリペアドステートメントを解放します。構文は以下のとおりです。
例
DEALLOCATE PREPARE stmt;
実際の実行例
上記の3つのステップを組み合わせた一連の流れは、次のように実行できます。
mysql> PREPARE stmt FROM 'SELECT tender_value FROM Tender WHERE Companyname = ?'; Query OK, 0 rows affected (0.09 sec) Statement prepared mysql> SET @A = 'Singla Group.'; Query OK, 0 rows affected (0.00 sec) mysql> EXECUTE stmt USING @A; +--------------+ | tender_value | +--------------+ | 220.255997 | +--------------+ 1 row in set (0.07 sec) mysql> DEALLOCATE PREPARE stmt; Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
このように、プリペアドステートメントを活用すれば、同じ形式のクエリを効率よく安全に繰り返し実行できます。また、値をプレースホルダー経由で渡すことで、SQLインジェクション対策としても有効です。
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