コマンドラインでMySQLとデータファイル間のデータを転送する方法(mysqlimport・mysqldump活用ガイド)
MySQLとデータファイル間の情報転送とは、データファイルからデータベースへデータをインポートすること、あるいはデータベースからファイルへデータをエクスポートすることを指します。MySQLには、コマンドラインを通じてこの双方向のデータ転送を実現できる2つのコマンドが用意されています。
1. mysqlimport ― データファイルからデータベースへのインポート
mysqlimportコマンドは、カンマ区切り(CSV)やタブ区切りなど、さまざまな形式のデータファイルを読み込み、その内容をデータベースに挿入します。言い換えれば、LOAD DATA INFILEステートメントに対するコマンドラインインターフェースを提供するツールです。
基本構文
mysqlimport [options] database_name filename1 filename2 ...
ここで重要なのは、ファイル名がインポート先のテーブル名と一致していなければならないという点です。たとえばcustomer.txtというファイルのデータは、customerテーブルにインポートされます。
2. mysqldump ― データベースからファイルへのエクスポート
mysqldumpは、バックアップや他のデータベースサーバーへの移行を目的として、単一または複数のデータベースをダンプできるクライアントプログラムです。主に次の2つの出力形式を選択できます。
- タブ区切りのデータファイルとしてテーブルをエクスポート
CREATE TABLE文やINSERT文を含むSQL形式のダンプファイルを生成(元の状態を再現可能)
基本構文
mysqldump --tab=dir_name [options] db_name tbl_name ...
--tab=dir_nameオプションを指定すると、mysqldumpはテーブルをタブ区切りのデータファイルとしてエクスポートします。この際、内部でSELECT ... INTO OUTFILEステートメントが発行され、MySQLサーバーが各テーブルの内容を指定したディレクトリ内にタブ区切りのテキストファイルとして書き出します。
両コマンドの関係性まとめ
この2つのコマンドは、役割の向きこそ異なるものの、いずれも「データファイル ⇔ データベース」間のデータ転送に関わるという点で共通しています。mysqlimportはファイルからデータベースへの取り込みを、mysqldumpはデータベースからファイルへの書き出しを担当するため、これらを組み合わせることで、バックアップやサーバー間移行といった運用タスクを効率的に自動化できます。
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