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次元モデリングプロジェクトで活用される主要ツールとは?

次元モデリングのプロジェクトを円滑に進めるためには、いくつかの有用なツールが存在します。ここでは、代表的なツールとして「データウェアハウス・バスアーキテクチャマトリクス」「ファクトテーブルダイアグラム」「ディメンションテーブル」の3つを紹介します。

データウェアハウス・バスアーキテクチャマトリクス

設計チームが社内ミーティングで作成したマトリクスは、整理・整備したうえで、複数の設計者、経営層、エンドユーザーとの会議におけるプレゼンテーション資料として活用できます。このマトリクスは、設計の全体像を高い視点から示す資料として非常に有用であり、各関係者に対して、データウェアハウスが最終的にどのような機能へと発展していくのかを分かりやすく伝えることができます。

ファクトテーブルダイアグラム

バスアーキテクチャマトリクスを作成した後は、完成した各ファクトテーブルの論理ダイアグラムを作成します。ファクトテーブルダイアグラムは、個別のファクトテーブルの詳細を示すだけでなく、そのファクトテーブルがデータマート全体の中でどのような位置づけにあるのかという文脈も表現します。

ファクトテーブルには、ビジネスに関して識別されたすべてのディメンションの概要が含まれており、モデル全体の導入部として機能します。ダイアグラムの補足情報としては、各ディメンションの名称とその説明が挙げられます。

さらに、各ディメンションについても簡潔な説明を添えるのが望ましく、可能であればモデルの利便性を高めるために、説明をダイアグラム上に直接記載するとよいでしょう。また、ファクトテーブルダイアグラムには、データマート向けに提案されているものの、まだ接続されていない他のディメンションも併せて表示します。

これらの未接続のディメンションは、実際のファクトテーブルへの接続を目指す追加ディメンションのアイデアとして、あるいは実際のファクトテーブルでは提供できないディメンションを示す警告として活用できます。

ファクトテーブルダイアグラムの主な用途

ファクトテーブルダイアグラムは、コミュニケーションツールとして以下のような複数の目的に活用できます。

IS部門とユーザーをつなぐ架け橋
ファクトテーブルダイアグラムの作成により、IS(情報システム)部門とユーザー間の緊密な連携が実現します。ビジネスユーザーにプロジェクトへの当事者意識を持たせる効果があり、この文書はビジネス側による設計の正式な承認にも利用できます。

データアクセスツール選定の支援
ファクトテーブルダイアグラムを簡略化したものを、主要なビジネス上の質問とともにデータアクセスツールのベンダーに提出することができます。ベンダー側は、それらの質問に対応できるかどうか、またどのように対応するかを検討します。候補ベンダーを絞り込んだ後は、サンプルデータを提供し、ベンダーにソリューションを作成してもらうことで比較・評価することも可能です。

エンドユーザー研修
ファクトテーブルダイアグラムは、ユーザーにとって理解しやすい形でデータの概要を提示できるため、効果的な研修ツールであることが実証されています。

ディメンションテーブル

ディメンションテーブルは、単一のディメンション内に含まれる個々の属性を示すものです。ディメンションごとに個別のダイアグラムが作成され、各ディメンションの具体的な粒度(グレイン)が表示されます。ディメンションテーブルの詳細には、各ディメンション属性のおおよそのカーディナリティ(基数)が示されており、ユーザーは属性間の複数の階層構造や相互の関係性を素早く把握することができます。

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