わずか5分で完了!RedisオープンソースからRedis Enterpriseへのデータ移行ガイド
あるデータソースから別のデータソースへデータを移行することは、ビジネスにとって大きなリスクを伴います。データ損失、スキーマ変更に起因する整合性の問題、予期せぬ長時間のダウンタイム、データ破損など、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。それでも企業は生き残るためにイノベーションを続けなければならず、その一環として、レガシーデータベースから新しいデータベースへデータの一部またはすべてを移行し、新たな可能性を最大限に引き出すことが求められます。リアルタイムデータのパワーを活かすため、より多くのデータをRedisのようなインメモリソリューションへ移行する企業が増えているのは、まさにこのためです。
Redisオープンソース(Redis OSS)は、アプリケーションにリアルタイム機能を組み込むための優れた選択肢です。さらにRedis Enterpriseを利用すれば、Redisの使い勝手はそのままに、無限の線形スケーラビリティ、99.999%(ファイブナイン)の真の高可用性、標準搭載のセキュリティ機能、そしてRedis on Flashによるコスト最適化まで実現できます。Redis OSSの限界を感じ始めたら、次の課題は「いかに安全かつ効率的にRedisデータをエンタープライズグレードのRedisへ移行するか」です。その答えこそが、Redis Enterpriseです。
なぜRedis OSSからRedis Enterpriseへ移行するのか?
アーキテクトの視点では、顧客は新機能と信頼性の高いパフォーマンスを求めますが、これらをRedis OSSだけで実現しようとすると、ゼロから構築し直す必要があります。一方、運用担当者の視点では、重要なデータパイプラインを手作業のオーバーヘッドや保守負担なしに、シンプルなセットアップで安定運用できることが理想です。Redis Enterpriseは、Redis OSSからエンタープライズ向けRedisへデータを移行するための、最も簡単で直感的な道筋を提供してくれます。それでは詳しく見ていきましょう。
Redis Enterpriseでのデータベース移行:ゼロダウンタイムデプロイ
ダウンタイムゼロでデータベース移行を実現するには、その基盤となるRedis Enterpriseの機能を理解する必要があります。Redis Enterpriseはアクティブ・パッシブ型の地理分散レプリケーションを提供し、異なる地理的ロケーションにあるレプリカに対して読み取り専用アクセスを許可できます。この機能は「Replica Of」と呼ばれています。
Redis Enterpriseデータベースの設定では、1つのデータベースを、1つ以上(最大32個)のデータベース(ソース)のレプリカ(宛先)として指定できます。ソースから宛先への初期ロードが完了すると、以降はすべての書き込みコマンドがソースから宛先へ継続的に同期されます。宛先データベースとソースをつなぐレプリケーションブリッジは、必要な期間だけ接続を維持でき、無期限に保つことも可能です。これにより、サービスを止めることのないゼロダウンタイム移行が実現します。
Replica Ofを活用すれば、アプリケーションの読み取り負荷を複数のデータベースへ分散したり、Redis Enterprise内外のデータベース同士を同期させたりすることもできます。
Redis Enterpriseでのデータベース移行:Active-Active地理分散
「書き込みアクセスはどうなるのか?」と思われるかもしれません。そこで役立つのが、Active-Active地理分散(CRDB)です。CRDBは、データベース移行中も含めてすべてのデータベースレプリカへの書き込みアクセスを可能にし、その他のメリットも併せてもたらします。
以下では、この構成を5分以内でセットアップする様子を収めたライトニングデモをご覧いただけます。その前に、データレプリケーションの流れを押さえておきましょう。あるデータベースを別のデータベースのレプリカとして定義すると、そのデータベースの既存データはすべて削除され、ソースデータベースからロードされたデータに置き換えられます。今回のデモでは、データが空の状態の新しいRedis Enterpriseデータベースから開始するため、データ損失の心配はありません。初期ロードが完了すると、継続的な同期プロセスが開始され、宛先データベースが常にソースと同期された状態に保たれます。
セキュリティの観点では、Replica OfはTLS 1.2暗号化をサポートしており、ソースと宛先のRedisクラスタ間の一方向レプリケーションを暗号化して安全に実行できます。
また、「ソースデータベースがシャーディングされている場合はどうなるのか?」という疑問もあります。その場合、シャーディングされたソースデータベース全体は、宛先データベースにとって単一のソースとして扱われます。逆に宛先データベースがシャーディングされているケースでは、宛先側のハッシュ関数が実行され、各コマンドがどのシャードに該当するかが自動的に判定されます。
まとめ
以上が、Redis OSSからRedis Enterpriseへデータを移行するために知っておくべきポイントです。ぜひライトニングデモをチェックして、ご自身のRedisデータベースでこの移行を体験してみてください。リアルタイム処理のパワーだけでなく、エンタープライズグレードの機能を兼ね備えたデータプラットフォームを手に入れましょう。
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