RDBMSのエンティティ整合性ルールとは?主キーのNULL禁止と一意性を解説
エンティティ整合性ルールとは
RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)におけるエンティティ整合性ルール(Entity Integrity Rule)は、データベース内のデータの正確性と一意性を保証するための基本的な制約の一つです。このルールでは、各テーブルには必ず主キー(Primary Key)が設定されること、そして主キーの値はNULL(空値)であってはならないことが定められています。
Studentテーブルの例
<Student>
| Student_ID | Student_Name | Student_Awards |
上記のテーブルの場合、主キーとなるのはStudent_IDです。一方で、Student_Awards(受賞歴)を主キーにすることはできません。なぜなら、すべての学生が必ずしも何らかの賞を受賞しているとは限らず、この列にはNULL値が含まれる可能性があるためです。
Employeeテーブルの例
<Employee>
| Employee_ID | Employee_Name | Employee_Age | Employee_Location |
上記のEmployeeテーブルでは、Employee_IDが主キーとして設定されています。社員IDは全従業員を一意に識別できるため、エンティティ整合性ルールを満たす適切な主キーといえます。
エンティティ整合性ルールのポイントまとめ
- テーブル内の各タプル(行)は一意でなければなりません。
- すべてのテーブルには主キーが必要です(例:学生テーブルのStudent_ID)。
- すべてのエンティティ(実体)は一意である必要があります。
- リレーションの主キーは、各行に対して一意の値を持たなければなりません。
- 主キーにはNULL値を設定できず、必ず一意である必要があります。
- 具体例として、従業員テーブルのEmployee_IDはNULLにすることはできません。
エンティティ整合性ルールを守ることで、重複したデータや不完全なレコードの混入を防ぎ、データベース全体の信頼性を高めることができます。テーブル設計の際には、常に適切な主キーの選択を心がけましょう。
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