iOSで5秒間のユーザー非アクティブ(無操作)を検出する方法
iOSアプリを開発していると、画面が一定時間操作されなかった場合に何らかのアクションを実行したい場面に出くわすことがあります。
この記事では、ユーザーが5秒間画面を操作しなかったことを検出する方法を解説します。
実装には、Appleが提供するUITapGestureRecognizerを使用します。詳細は公式ドキュメントをご確認ください。
https://developer.apple.com/documentation/uikit/uitapgesturerecognizer
作成するアプリの概要
今回はシンプルなサンプルアプリを作成します。仕組みは以下のとおりです。
- アプリ起動と同時にタイマーを開始する
- ユーザーが5秒間画面にタッチせず、何も操作しなかった場合にメッセージ「User inactive for more than 5 seconds .」を表示する
- ユーザーが画面にタッチした場合はタイマーをリセットし、再び5秒のカウントを開始する
それでは、さっそく始めましょう!
ステップ1:Xcodeプロジェクトを作成する
Xcodeを開き、「Single View Application」を選択して新規プロジェクトを作成します。プロジェクト名は「DetectingInactivity」とします。
ステップ2:ViewController.swiftにコードを追加する
次に、ViewController.swiftを開いて以下のコードをコピー&ペーストしてください。コードの詳しい解説は後述します。
import UIKit
class ViewController: UIViewController {
// Timerクラスのオブジェクトを作成
var timer = Timer()
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
timer = Timer.scheduledTimer(timeInterval: 5, target: self, selector: #selector(ViewController.doStuff), userInfo: nil, repeats: true)
let resetTimer = UITapGestureRecognizer(target: self, action: #selector(ViewController.resetTimer));
self.view.isUserInteractionEnabled = true
self.view.addGestureRecognizer(resetTimer)
}
@objc func doStuff() {
// 実行したい任意の処理をここに記述
print("User inactive for more than 5 seconds .")
timer.invalidate()
}
@objc func resetTimer() {
timer.invalidate()
timer = Timer.scheduledTimer(timeInterval: 5, target: self, selector: #selector(ViewController.doStuff), userInfo: nil, repeats: true)
}
}ステップ3:アプリを実行する
準備ができたらアプリを実行してみましょう。
コードの解説
アプリが起動すると同時にタイマーがセットされ、その後5秒間画面に触れなければdoStuff()関数が呼び出されます。この関数内には、ユーザーが一定時間操作しなかった場合に実行したい任意の処理を記述できます。本記事のサンプルでは、コンソールに「User inactive for more than 5 seconds .」と出力しています。
一方、ユーザーが画面にタッチするとresetTimer()関数が呼び出され、既存のタイマーが破棄されたうえで新しいタイマーがセットされます。これにより、画面がタッチされるたびに5秒の無操作判定カウントがリセットされる仕組みです。
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