iOSアプリのバージョン番号とビルド番号をコードで取得する方法
iOSアプリを開発する際、デフォルトではバージョンが「1.0」、ビルドが「0」として設定されています。App Storeに新しいビルドをアップロードするたびに、このバージョン番号を更新する必要があります。また、テスト用のビルドを作成する際には、ビルド番号だけを更新することもできます。
これらのバージョン情報とビルド情報は、プロジェクト内の「Info.plist」ファイルに保存されており、Xcodeのターゲット設定画面から確認・編集することが可能です。
バージョン番号やビルド番号が必要になるケース
アプリ開発では、以下のような場面でプログラムからバージョンやビルド番号を取得したくなることがあります。
- 新しいバージョンがリリースされているかをチェックし、アップデートを促すダイアログを表示したい場合
- 問い合わせフォームなどにユーザーの利用中バージョンを自動的に含めたい場合
- 特定のバージョン以降でのみ実行したい処理を分岐させたい場合
バージョン番号(CFBundleShortVersionString)を取得する
バージョン番号を取得するには、Bundleクラスのobject(forInfoDictionaryKey:)メソッドを使い、キーとしてCFBundleShortVersionStringを指定します。取得した値は変数や定数に代入して利用できます。
Bundle.main.object(forInfoDictionaryKey: "CFBundleShortVersionString") as! String
ビルド番号(kCFBundleVersionKey)を取得する
ビルド番号を取得する場合は、同じメソッドに対してkCFBundleVersionKeyをキーとして指定します。こちらはCFString型の定数として定義されているため、String型にキャストして渡しています。
Bundle.main.object(forInfoDictionaryKey: kCFBundleVersionKey as String) as! String
viewDidLoadでの実装例
実際のコード例として、ViewControllerのviewDidLoad()内でこれらの値を取得し、コンソールに出力してみましょう。
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
let currentVersion = Bundle.main.object(forInfoDictionaryKey: "CFBundleShortVersionString") as! String
let currentBuild = Bundle.main.object(forInfoDictionaryKey: kCFBundleVersionKey as String) as! String
print(currentVersion, ".", currentBuild)
}このコードを実行すると、コンソールには「バージョン番号 . ビルド番号」の形式、たとえば「1.0 . 3」のように出力されます。
実装時の注意点
上記のサンプルコードでは強制アンラップ(as!)を使用しているため、万が一キーが存在しなかった場合にはクラッシュが発生します。より安全に実装したい場合は、オプショナルバインディングやnil合体演算子を使ってフォールバックの値を用意しておくと安心です。
let currentVersion = Bundle.main.object(forInfoDictionaryKey: "CFBundleShortVersionString") as? String ?? "unknown"
このように、わずか数行のコードでアプリ自身のバージョン・ビルド情報を簡単に取得できるため、アップデート通知機能やデバッグ情報の表示など、さまざまなシーンで活用できます。
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