CSS Flexboxでアイテムに固定幅を設定する方法
はじめに
CSSのflexプロパティは、フレックスコンテナ内のアイテムのサイズを柔軟に制御できる強力なツールです。このプロパティを活用することで、アイテムを自由に伸縮させたり、逆に固定幅を維持させたりすることが可能になります。本記事では、flexプロパティの基本的な構文と、実際のコード例を通じて、フレックスアイテムに固定幅を設定する方法を詳しく解説します。
CSS flexプロパティの構文
CSSのflexプロパティは、次のように記述します。
Selector {
flex: /*値*/
}
flexプロパティには、主に以下の3つの値を組み合わせて指定できます。
- flex-grow(伸長率): 余ったスペースを他のアイテムとどう分配するかを決定します。デフォルト値は「0」です。
- flex-shrink(縮小率): コンテナの幅が不足した場合に、どれだけ縮小するかを決定します。デフォルト値は「1」です。
- flex-basis(基本サイズ): アイテムの初期サイズを指定します。ここにpxなどの具体的な値を設定することで、固定幅を実現できます。
例1:flex-basisによる固定幅の設定
以下の例では、1つ目のdiv要素に「flex: 0 20 20px;」を指定し、残りの2つには「flex: 1;」を適用しています。これにより、1つ目のアイテムは20pxの固定幅を保ちながら配置されます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
div {
display: flex;
padding: 4%;
}
.d1 {
background: hotpink;
flex: 0 20 20px;
}
.d2 {
background: greenyellow;
flex: 1;
}
.d3 {
background: tomato;
flex: 1;
}
</style>
</head>
<body>
<div class="demo">
<div class="d1"></div>
<div class="d2"></div>
<div class="d3"></div>
</div>
</body>
</html>
上記コードを実行すると、次のような出力結果になります。

ピンク色のアイテム(.d1)が固定幅を維持し、黄緑色(.d2)とオレンジ色(.d3)のアイテムが残りのスペースを均等に分け合っているのが確認できます。
例2:widthプロパティとの併用
次の例では、「66px」という固定幅をwidthプロパティで直接指定したアイテムと、自動的にリサイズされるアイテム(flex: auto)を混在させています。複数のスタイル(border、border-radiusなど)も併せて適用しています。
<!DOCTYPE html>
<html>
<style>
div {
display: flex;
border-radius: 2%;
background-color: linen;
height: 50px;
}
#d1 {
border: 5px solid orangered;
padding: 2%;
flex: auto;
}
#d2 {
border: 5px groove greenyellow;
width: 66px;
}
#d3 {
padding: 5%;
border: 5px ridge hotpink;
}
#d4 {
height: 100px;
border: 5px solid magenta;
}
</style>
<body>
<div>
<div id="d1">自動リサイズ</div>
<div id="d2">66pxの固定幅</div>
<div id="d3"></div>
</div>
<div id="d4">最後のDiv</div>
</body>
</html>
上記コードを実行すると、次のような出力結果になります。

まとめ
CSSのflexプロパティを使えば、フレックスアイテムの伸縮性を細かくコントロールできます。「flex-basis」に具体的な数値を指定したり、widthプロパティと組み合わせたりすることで、レイアウトの中で特定のアイテムだけ固定幅を維持しつつ、他のアイテムに残りのスペースを柔軟に配分できます。サイドバーやナビゲーションなど、一部だけサイズを固定したいUIの実装にぜひ活用してみてください。
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