CSSのappearanceプロパティでセレクトボックスのドロップダウン矢印を非表示にする方法
CSSのappearanceプロパティを使うと、要素をユーザーのOSが持つプラットフォームネイティブなスタイルに合わせて表示できます。このプロパティをnoneに設定することで、ブラウザがデフォルトで表示するUI部品(ドロップダウン矢印やスピンボタンなど)を非表示にすることが可能です。
appearanceプロパティの構文
CSSのappearanceプロパティは、以下のように記述します。
Selector {
appearance: /*値*/;
-webkit-appearance: /*値*/; /* Safari・Chrome用 */
-moz-appearance: /*値*/; /* Firefox用 */
}ブラウザごとの互換性を確保するため、ベンダープレフィックス(-webkit-や-moz-)を併せて指定しておくのが一般的です。
例1:数値入力欄のスピンボタンを非表示にする
次の例では、appearanceプロパティを使ってnumber型inputの上下矢印(スピンボタン)を非表示にしています。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
input[type=number] {
width: 40px;
-moz-appearance: textfield;
}
input[type=number]:hover {
background-color: #e3f5a1;
}
input::-webkit-inner-spin-button {
-webkit-appearance: none;
}
</style>
</head>
<body>
<p>入力またはスクロールで値を変更できます</p>
<input type="number" value="6">
</body>
</html>Firefoxでは-moz-appearance: textfield;を、ChromeやSafariでは::-webkit-inner-spin-button疑似要素に対して-webkit-appearance: none;を指定することで、それぞれのブラウザでスピンボタンが消えます。
例2:セレクトボックスのドロップダウン矢印を非表示にする
続いて、select要素の右側に表示されるドロップダウン矢印を非表示にする例を見てみましょう。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
select {
width: 20%;
appearance: none;
-webkit-appearance: none;
-moz-appearance: none;
}
</style>
</head>
<body>
ドロップダウン矢印を非表示にしたセレクトボックス<br/><br/>
<select>
<option value="none" selected disabled hidden>
色を選択してください
</option>
<option>赤</option>
<option>青</option>
<option>緑</option>
<option>黄</option>
<option>オレンジ</option>
</select>
</body>
</html>ポイントまとめ
- appearance: none; を指定すると、OSネイティブのスタイルが解除され、独自のデザインを適用できるようになります。
- 主要ブラウザに対応させるには、-webkit-appearanceと-moz-appearanceも一緒に指定しましょう。
- 矢印を消した後は、背景画像などでオリジナルの矢印アイコンを追加すると、より洗練されたUIになります。
このように、appearanceプロパティを活用すれば、ブラウザ標準の見た目に縛られず、サイトのデザインに統一感のあるフォーム部品を作成できます。
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