CSSのhyphens(ハイフン)プロパティの使い方と設定値を徹底解説
CSSのhyphensプロパティは、テキストが複数行に折り返される際に、単語をどのようにハイフネーション(ハイフンで区切る処理)するかを指定するためのプロパティです。長い単語がコンテナからあふれるのを防ぎ、読みやすいテキストレイアウトを実現したい場合に役立ちます。
hyphensプロパティの構文
hyphensプロパティには、以下の値を指定できます。
hyphens: none | manual | auto | initial | inherit;
各値の意味
- none:ハイフネーションを行いません。改行時にも単語は分割されません。
- manual:­(ソフトハイフン)など、明示的に挿入されたハイフン位置でのみ改行します。これが初期値です。
- auto:ブラウザが言語ルールに基づいて自動的にハイフンを挿入し、適切な位置で改行します。
- initial:このプロパティの初期値(manual)に戻します。
- inherit:親要素のhyphensプロパティの値を継承します。
なお、autoを正しく機能させるには、HTML要素にlang属性で言語を指定しておく必要があります。
サンプルコード1:hyphens: manual の例
まずはmanualを指定した例を見てみましょう。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
div {
width: 50px;
border: 2px dashed red;
}
.demo {
-webkit-hyphens: manual;
-ms-hyphens: manual;
hyphens: manual;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>デモ見出し</h1>
<h2>hyphens: manual の指定例</h2>
<div class="demo">This is a demo text.</div>
</body>
</html>表示結果

manualの場合、ソフトハイフン(­)などの明示的な指定がない限り、単語の途中で改行されません。
サンプルコード2:hyphens: auto の例
続いて、autoを指定した別の例です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
div {
width: 50px;
border: 2px dashed red;
color: blue;
}
.demo {
-webkit-hyphens: auto;
-ms-hyphens: auto;
hyphens: auto;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>デモ見出し</h1>
<h2>hyphens: auto の指定例</h2>
<div class="demo">This isssssss a demo text.</div>
</body>
</html>表示結果

autoを指定すると、ブラウザが自動的にハイフンを挿入し、狭いコンテナ内でも単語が適切に折り返されます。
ブラウザ対応について
hyphensプロパティは主要なモダンブラウザでサポートされていますが、古いバージョンのSafariやInternet Explorerではベンダープレフィックス(-webkit-や-ms-)が必要な場合があります。上記のサンプルコードのように、プレフィックス付きの宣言も併せて記述しておくと安心です。
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