CSS
 Computer >> コンピューター >  >> プログラミング >> CSS

CSSのvoice-rangeプロパティとは?音声メディアでのピッチ範囲の指定方法

CSSのvoice-rangeプロパティとは

CSSのvoice-rangeプロパティは、音声読み上げ時における「声の幅(ピッチレンジ)」を指定するためのプロパティです。これは、合成音声がテキストを読み上げる際の抑揚の大きさを制御するもので、CSS Speech(音声)モジュールに含まれる音声メディア向けの機能です。

voice-rangeプロパティの構文

voice-rangeプロパティの基本的な書式は以下のとおりです。

voice-range: [[x-low | low | medium | high | x-high]];

上記のように、ピッチ範囲の広さを表すキーワードを指定します。指定できるキーワードは低い順に以下の5種類です。

  • x-low:非常に狭い(低い)ピッチ範囲
  • low:狭い(低い)ピッチ範囲
  • medium:標準のピッチ範囲(初期値)
  • high:広い(高い)ピッチ範囲
  • x-high:非常に広い(高い)ピッチ範囲

なお、キーワードの代わりに周波数(Hz)、セミトーン(st)、パーセンテージ(%)といった数値で細かく指定することも可能です。

voice-rangeプロパティの使用例

次の例では、p要素に対してピッチ範囲を90Hzに設定しています。

p {
    voice-range: 90Hz;
}

このように指定すると、該当するテキストが音声で読み上げられる際に、声のピッチの変化幅が90Hzに調整されます。数値が小さいほど単調な読み上げになり、大きいほど抑揚のある話し方になります。

まとめ

voice-rangeは、スクリーンリーダーや音声ブラウザなどによる読み上げの抑揚を調整できる便利なプロパティですが、対応しているブラウザや音声エンジンが限られている点には注意が必要です。アクセシビリティ向上のための音声出力をカスタマイズしたい場合に活用しましょう。

  1. CSSのvoice-pitchプロパティとは?音声メディアでの声の高さ(ピッチ)の設定方法

    CSSのvoice-pitchプロパティは、音声合成(テキスト読み上げ)によって話される声の基準となる高さ(ピッチ)を指定するためのプロパティです。このプロパティを使うことで、スクリーンリーダーや音声ブラウザがコンテンツを読み上げる際の声のトーンを調整できます。voice-pitchの基本構文voice-pitchプロパティでは、以下のようなキーワードを使用してピッチを指定します。voice-pitch: [[x-low | low | medium | high | x-high]];各キーワードの意味は次の通りです。x-low:非常に低いピッチlow:低めのピッチmedium:標準のピッチ

  2. CSSのrest系音声メディアプロパティ:rest-afterの使い方

    CSSのrest-afterプロパティは、音声メディア(スクリーンリーダーなどによる読み上げ)向けのプロパティの一つで、特定の要素の後に挿入される休止(ポーズ)を制御します。適切な休止を設定することで、読み上げ音声の聞き取りやすさや内容の区切りが明確になります。 rest-afterプロパティの構文 rest-after: <time> | none | x-weak | weak | medium | strong | x-strong 指定できる値は以下のとおりです。 <time> … ミリ秒(ms)や秒(s)などの時間単位で休止の長さを指定します。 none /