CSSのallプロパティとは?全プロパティの一括リセット方法を解説
CSSには、要素に適用されたすべてのプロパティを一括でリセットできる便利なallプロパティが用意されています。スタイルの初期化や継承の制御をまとめて行いたい場合に非常に役立ちます。
allプロパティで指定できる値
allプロパティには、主に以下の3つの値を指定できます。
- initial … すべてのプロパティをブラウザのデフォルト(初期)値に戻します。
- inherit … すべてのプロパティを親要素から継承した値に設定します。
- unset … 継承可能なプロパティは親から継承し、継承できないプロパティは初期値に戻します。
実装例
以下のコードでは、#demo要素に対してall: inherit;を指定することで、親要素であるhtmlの文字色(青色)を継承しています。実際にコードを実行して動作を確認してみましょう。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
html {
color: blue;
}
#demo {
background-color: yellow;
color: red;
all: inherit;
}
</style>
</head>
<body>
<h2>CSS all property</h2>
<div id = "demo">This is demo text.</div>
</body>
</html>コードのポイント
この例では、#demoにcolor: red;が指定されていますが、その後に記述されたall: inherit;によって、個別の色指定が上書きされ、親要素(html)のcolor: blue;が適用されます。allプロパティは宣言順序に従って処理されるため、このような挙動になります。
allプロパティを使うメリット
外部ライブラリやフレームワークのスタイルを打ち消したい場合、各プロパティを個別にリセットするのは手間がかかります。allプロパティを使えば1行でスタイルを一括リセットできるため、コンポーネントのスタイル独立性を確保したい場面などで特に有効です。
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