MongoDBの単一の集計クエリでソートとグループ化を同時に行う方法
MongoDBで1つのクエリ内にソート(並べ替え)とグループ化を実現したい場合は、集計フレームワーク(Aggregation Framework)の $group 演算子を使用します。この記事では、実際のサンプルコードを使いながら、その手順をわかりやすく解説します。
サンプルコレクションの作成
まず、ドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。以下では sortAndGroupDemo というコレクションに、価格(Price)と製品番号(Product)を持つドキュメントを順番に挿入していきます。
> db.sortAndGroupDemo.insertOne({
Price :40,
Product: 10
});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5ce8f2bc78f00858fb12e907")
}
> db.sortAndGroupDemo.insertOne({
Price :100,
Product: 10
});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5ce8f2bc78f00858fb12e908")
}
> db.sortAndGroupDemo.insertOne({
Price :90,
Product: 20
});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5ce8f2bc78f00858fb12e909")
}
> db.sortAndGroupDemo.insertOne({
Price :200,
Product: 10
});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5ce8f2bc78f00858fb12e90a")
}
> db.sortAndGroupDemo.insertOne({
Price :70,
Product: 20
});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5ce8f2bc78f00858fb12e90b")
}
> db.sortAndGroupDemo.insertOne({
Price :70,
Product: 30
});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5ce8f2bd78f00858fb12e90c")
}登録した全ドキュメントの確認
find() メソッドを使うと、コレクション内のすべてのドキュメントを表示できます。
> db.sortAndGroupDemo.find().pretty();
実行すると、次のような出力が得られます。
{
"_id" : ObjectId("5ce8f2bc78f00858fb12e907"),
"Price" : 40,
"Product" : 10
}
{
"_id" : ObjectId("5ce8f2bc78f00858fb12e908"),
"Price" : 100,
"Product" : 10
}
{
"_id" : ObjectId("5ce8f2bc78f00858fb12e909"),
"Price" : 90,
"Product" : 20
}
{
"_id" : ObjectId("5ce8f2bc78f00858fb12e90a"),
"Price" : 200,
"Product" : 10
}
{
"_id" : ObjectId("5ce8f2bc78f00858fb12e90b"),
"Price" : 70,
"Product" : 20
}
{
"_id" : ObjectId("5ce8f2bd78f00858fb12e90c"),
"Price" : 70,
"Product" : 30
}集計クエリでソートとグループ化を組み合わせる
それでは本題です。MongoDBの集計パイプラインを使えば、$group によるグループ化と $sort による並べ替えを1つのクエリで実行できます。さらに $project を組み合わせることで、出力するフィールドを絞り込むことも可能です。
> db.sortAndGroupDemo.aggregate(
[
{ "$group": { "_id": "$Product" }},
{ "$sort" : { "Price": 1 }},
{ "$project":{"_id":1 }}
]
);このクエリの処理の流れは以下の通りです。
- $group: 「Product」フィールドの値ごとにドキュメントをグループ化します。
- $sort: 結果を「Price」フィールドの昇順(1)で並べ替えます。
- $project: 出力には「_id」のみを含めます。
実行すると、次のような結果が出力されます。
{ "_id" : 30 }
{ "_id" : 20 }
{ "_id" : 10 }このように、集計パイプラインの各ステージを組み合わせることで、グループ化・ソート・フィールドの選択といった複数の操作を、たった1つのクエリで効率的に処理できます。大量データを扱う場合にも、サーバー側でまとめて処理されるためパフォーマンス面でも有利です。
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