MongoDBで_idを使ってグループ化するクエリの書き方
MongoDBでドキュメントをグループ化するには、集計パイプライン(aggregation pipeline)の $group ステージを使用します。この記事では、実際にコレクションを作成し、$group を使ってデータを集計する手順を具体的な例とともに解説します。
サンプルコレクションの作成
まずは、動作確認用のコレクションにドキュメントを挿入してみましょう。以下のように insertOne() メソッドを使って、スコア情報を持つドキュメントを複数件登録します。
> db.demo529.insertOne({"Score":10});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e8b1d5bef4dcbee04fbbbe4")
}
> db.demo529.insertOne({"Score":20});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e8b1d5fef4dcbee04fbbbe5")
}
> db.demo529.insertOne({"Score":10});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e8b1d61ef4dcbee04fbbbe6")
}
> db.demo529.insertOne({"Score":10});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e8b1d62ef4dcbee04fbbbe7")
}
登録したドキュメントの確認
find() メソッドを使うと、コレクション内のすべてのドキュメントを表示できます。
> db.demo529.find();
上記のクエリを実行すると、次のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e8b1d5bef4dcbee04fbbbe4"), "Score" : 10 }
{ "_id" : ObjectId("5e8b1d5fef4dcbee04fbbbe5"), "Score" : 20 }
{ "_id" : ObjectId("5e8b1d61ef4dcbee04fbbbe6"), "Score" : 10 }
{ "_id" : ObjectId("5e8b1d62ef4dcbee04fbbbe7"), "Score" : 10 }
$groupを使ったグループ化クエリ
それでは、$group を使ってドキュメントをグループ化してみましょう。以下の例では、_id を null に設定することで、コレクション全体をひとつのグループとして扱い、$sum を使ってドキュメントの総件数をカウントしています。
> db.demo529.aggregate( [
... {
... $group: {
... _id: null,
... count: { $sum: 1 }
... }
... }
... ] )
実行結果は以下の通りです。コレクション内の全ドキュメント数である「4」が取得できていることがわかります。
{ "_id" : null, "count" : 4 }
ポイント解説
- _id: null の意味:
$groupの_idフィールドにnullを指定すると、すべてのドキュメントが単一のグループにまとめられます。SQLにおける「GROUP BYなしの集計」に相当します。 - $sum: 1 の意味: グループ内の各ドキュメントに対して1を加算するため、結果的にドキュメントの件数をカウントできます。
- 特定フィールドでのグループ化: 例えば
_id: "$Score"のようにフィールド名を指定すれば、同じスコアを持つドキュメントごとにグループ化して集計することも可能です。
このように、MongoDBでは aggregate() メソッドと $group ステージを組み合わせることで、柔軟なデータ集計を実現できます。条件を変えながら、さまざまなグルーピング処理を試してみてください。
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