MongoDBですべてのドキュメントを一括更新する方法|updateMany()の使い方を解説
MongoDBでコレクション内のすべてのドキュメントを一度に更新したい場合は、updateMany()メソッドを使用します。この記事では、実際にサンプルコレクションを作成しながら、全ドキュメントを一括更新する手順をわかりやすく解説します。
1. サンプルコレクションとドキュメントの作成
まず、動作確認用のコレクションにドキュメントを挿入します。ドキュメントの作成にはinsertOne()メソッドを使います。以下のクエリを実行して、4件の学生データを登録しましょう。
> db.updateManyDocumentsDemo.insertOne({"StudentName":"John","StudentLastName":"Smith"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c948edd4cf1f7a64fa4df48")
}
> db.updateManyDocumentsDemo.insertOne({"StudentName":"John","StudentLastName":"Doe"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c948ee64cf1f7a64fa4df49")
}
> db.updateManyDocumentsDemo.insertOne({"StudentName":"Carol","StudentLastName":"Taylor"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c948ef14cf1f7a64fa4df4a")
}
> db.updateManyDocumentsDemo.insertOne({"StudentName":"David","StudentLastName":"Miller"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c948f044cf1f7a64fa4df4b")
}2. 登録したドキュメントの確認
挿入したデータを確認するには、find()メソッドを使用します。pretty()を組み合わせると、結果が整形されて読みやすくなります。
> db.updateManyDocumentsDemo.find().pretty();
実行結果は以下のとおりです。
{
"_id" : ObjectId("5c948edd4cf1f7a64fa4df48"),
"StudentName" : "John",
"StudentLastName" : "Smith"
}
{
"_id" : ObjectId("5c948ee64cf1f7a64fa4df49"),
"StudentName" : "John",
"StudentLastName" : "Doe"
}
{
"_id" : ObjectId("5c948ef14cf1f7a64fa4df4a"),
"StudentName" : "Carol",
"StudentLastName" : "Taylor"
}
{
"_id" : ObjectId("5c948f044cf1f7a64fa4df4b"),
"StudentName" : "David",
"StudentLastName" : "Miller"
}3. updateMany()ですべてのドキュメントを一括更新する
ここからが本題です。すべてのドキュメントを更新するには、第一引数のフィルタ条件に空のオブジェクト{}(全件マッチ)を指定し、第二引数で更新内容を指定します。
今回は$rename演算子を使って、フィールド名「StudentName」を「StudentFirstName」に変更してみましょう。以下がそのクエリです。
> db.updateManyDocumentsDemo.updateMany({}, {$rename: {'StudentName': "StudentFirstName"}});実行すると、次のような結果が返されます。「matchedCount: 4」「modifiedCount: 4」とあるように、4件すべてのドキュメントがマッチし、更新されたことがわかります。
{ "acknowledged" : true, "matchedCount" : 4, "modifiedCount" : 4 }updateMany()のポイント
- フィルタに
{}を指定すると全ドキュメントが対象になる $renameはフィールド名を変更するための更新演算子- 戻り値の
matchedCountとmodifiedCountで処理件数を確認できる
4. 更新後のドキュメントを確認する
最後に、ドキュメントが正しく更新されたかどうかを再度find()メソッドで確認します。
> db.updateManyDocumentsDemo.find().pretty();
実行結果は以下のとおりです。すべてのドキュメントで「StudentName」が「StudentFirstName」に変更されていることが確認できます。
{
"_id" : ObjectId("5c948edd4cf1f7a64fa4df48"),
"StudentLastName" : "Smith",
"StudentFirstName" : "John"
}
{
"_id" : ObjectId("5c948ee64cf1f7a64fa4df49"),
"StudentLastName" : "Doe",
"StudentFirstName" : "John"
}
{
"_id" : ObjectId("5c948ef14cf1f7a64fa4df4a"),
"StudentLastName" : "Taylor",
"StudentFirstName" : "Carol"
}
{
"_id" : ObjectId("5c948f044cf1f7a64fa4df4b"),
"StudentLastName" : "Miller",
"StudentFirstName" : "David"
}まとめ
MongoDBでコレクション内の全ドキュメントを一括更新するには、updateMany({}, {更新内容})のように、フィルタ条件を空のオブジェクトにして実行します。今回の例では$rename演算子でフィールド名を変更しましたが、$setや$unsetなど、他の更新演算子との組み合わせでも同様の手順で利用できます。更新前後はfind()で必ずデータを確認し、意図したとおりに反映されているかチェックする習慣をつけると安心です。
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