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MongoDBの_idフィールドを更新するには?save()を使った手順を実例付きで解説

MongoDBの_idフィールドは直接更新できない

MongoDBでは、_idフィールドは不変(イミュータブル)として扱われるため、updateOne()などの通常の更新操作で直接変更することはできません。更新用のスクリプトを書いてもエラーになるか、意図した通りには動作しません。

しかし、save()メソッドとremove()メソッドを組み合わせることで、実質的に_idを別の値へ置き換えることが可能です。ここでは、実際のコード例を交えながらその手順を順番に解説します。

ステップ1:サンプルコレクションを作成する

まず、insertOne()メソッドを使って、ドキュメントを1件含むコレクションを作成します。

> db.updatingIdFieldDemo.insertOne({"StudentName":"Chris"});
{
   "acknowledged" : true,
   "insertedId" : ObjectId("5ce271bb36e8b255a5eee949")
}

ステップ2:現在のドキュメントを確認する

find()メソッドを実行して、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。

> db.updatingIdFieldDemo.find();

実行すると、次のような出力が得られます。

{ "_id" : ObjectId("5ce271bb36e8b255a5eee949"), "StudentName" : "Chris" }

ステップ3:save()メソッドで新しい_idを設定する

findOne()で対象ドキュメントを取得し、_idの値を書き換えてからsave()で保存します。指定した新しい_id「101」を持つドキュメントはまだ存在しないため、既存ドキュメントの上書きではなく、新しいドキュメントとして挿入されます。

> var myDocument=db.updatingIdFieldDemo.findOne({StudentName:"Chris"});
> myDocument._id = 101;
101
> db.updatingIdFieldDemo.save(myDocument);
WriteResult({ "nMatched" : 0, "nUpserted" : 1, "nModified" : 0, "_id" : 101 })

出力結果の「nMatched : 0」「nUpserted : 1」から、既存ドキュメントとの一致ではなく、アップサート(新規挿入)が行われたことがわかります。

ステップ4:古いドキュメントを削除する

この時点では、元のObjectIdを持つ古いドキュメントがまだ残っています。remove()メソッドで削除しましょう。

> db.updatingIdFieldDemo.remove({_id:ObjectId("5ce271bb36e8b255a5eee949")});
WriteResult({ "nRemoved" : 1 })

ステップ5:更新結果を確認する

最後に、もう一度find()メソッドでレコードを確認します。

> db.updatingIdFieldDemo.find();

次のように表示されれば、_idの変更は成功です。

{ "_id" : 101, "StudentName" : "Chris" }

まとめ

MongoDBの_idフィールドは直接更新できませんが、以下の手順で実質的な変更が可能です。

  • findOne()で対象ドキュメントを取得する
  • _idの値を書き換えてsave()で保存する(新しいドキュメントとして挿入される)
  • remove()で古いドキュメントを削除する

なお、本番環境でこの操作を行う場合は、処理中の一時的なデータ重複や、他のコレクションからの参照整合性に十分注意してください。

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