MongoDBでフィールドのデータ型を変更する方法をわかりやすく解説
MongoDBの集計フレームワーク(Aggregation)では、フィールドの型を直接変更することができません。そのため、既存フィールドの型を変換したい場合は、シェル上でコードを記述して処理を行う必要があります。
本記事では、最もよくあるケースである「文字列型(string)から数値型(int)への変換」を例に、具体的な手順を順番に解説していきます。
1. コレクションとドキュメントを作成する
まずは練習用として、コレクションにドキュメントを挿入します。次のクエリを実行してください。
> db.changeDataType.insertOne({"StudentName":"Larry","StudentAge":23,"StudentZipCode":"10001","isProgrammer":false});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c6ed4976fd07954a4890694")
}
2. find()メソッドでドキュメントを表示する
find()メソッドを使うと、コレクション内のすべてのドキュメントを表示できます。
> db.changeDataType.find().pretty();
実行結果は以下の通りです。
{
"_id" : ObjectId("5c6ed4976fd07954a4890694"),
"StudentName" : "Larry",
"StudentAge" : 23,
"StudentZipCode" : "10001",
"isProgrammer" : false
}
3. 各フィールドの型を確認する
続いて、コレクション内の各フィールドが現在どの型を持っているかを確認しましょう。まずfindOne()でドキュメントを取得し、変数に格納します。
> checkType=db.changeDataType.findOne();
{
"_id" : ObjectId("5c6ed4976fd07954a4890694"),
"StudentName" : "Larry",
"StudentAge" : 23,
"StudentZipCode" : "10001",
"isProgrammer" : false
}
この変数「checkType」に対してtypeof演算子を使用すれば、各フィールドの型を調べられます。
> typeof checkType._id; object > typeof checkType.StudentName; string > typeof checkType.StudentAge; number > typeof checkType.StudentZipCode; string > typeof checkType.isProgrammer; boolean
この時点では「StudentZipCode」が文字列型(string)であることが確認できます。
4. 文字列型から数値型へ変換する
それでは、「StudentZipCode」フィールドの型を文字列型から数値型へ変更してみましょう。forEach()で全ドキュメントを走査しながら、parseInt()で値を数値に変換し、$set演算子で更新します。
> db.changeDataType.find().forEach(function(ch)
... {
... db.changeDataType.update({
... "_id":ch._id},
... {"$set":
... {
... "StudentZipCode":parseInt(ch.StudentZipCode)
... }
... });
... });
補足: MongoDBの新しいバージョンではupdate()は非推奨となっているため、実運用ではupdateOne()やupdateMany()を使用することをおすすめします。
5. 変換結果を検証する
型の変換が完了したら、先ほどと同じ手順でもう一度ドキュメントを取得して確認します。
> againCheckType=db.changeDataType.findOne();
{
"_id" : ObjectId("5c6ed4976fd07954a4890694"),
"StudentName" : "Larry",
"StudentAge" : 23,
"StudentZipCode" : 10001,
"isProgrammer" : false
}
この変数を使って、対象フィールドの型をチェックしてみましょう。
> typeof againCheckType.StudentZipCode; number
出力結果を見ると、「StudentZipCode」フィールドが文字列型から数値型(number)に正しく変換されていることが分かります。このように、MongoDBでフィールドの型を変更する場合は、find()で取得したドキュメントをループ処理し、$setと組み合わせて更新するのが基本的なアプローチです。
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