ユークリッドの互除法で最大公約数(GCD)を求めるC++プログラム
本記事では、2つの数の最大公約数(GCD: Greatest Common Divisor)を求めるための「ユークリッドの互除法」について解説します。ユークリッドの互除法を利用すれば、GCDを簡単かつ効率的に計算することが可能です。実装方法には大きく分けて反復型(ループ処理)と再帰型の2つのアプローチがありますが、ここでは再帰的なユークリッドの互除法を取り上げます。
アルゴリズムの考え方
ユークリッドの互除法は、「2つの数のGCDは、一方を他方で割った余りと小さい方の数のGCDに等しい」という性質を利用します。具体的な流れは以下のとおりです。
- a が 0 の場合、b がそのまま GCD となるため b を返す
- それ以外の場合は、b を a で割った余りと a を引数として、自分自身を再帰的に呼び出す
- 余りが徐々に小さくなっていき、最終的に GCD が求まる
疑似コード:EuclideanAlgorithm(a, b)
begin
if a is 0, then
return b
end if
return gcd(b mod a, a)
end
C++による実装例
#include<iostream>
using namespace std;
// ユークリッドの互除法によりGCDを求める再帰関数
int euclideanAlgorithm(int a, int b) {
if (a == 0) // a が 0 なら b が GCD
return b;
return euclideanAlgorithm(b % a, a); // 余りと a で再帰呼び出し
}
main() {
int a, b;
cout << "Enter two numbers: "; // 2つの数値を入力
cin >> a >> b;
cout << "GCD " << euclideanAlgorithm(a, b);
}
実行結果
Enter two numbers: 12 16 GCD 4
上記の例では、12 と 16 を入力しています。16 を 12 で割ると余りは 4、次に 12 を 4 で割ると余りは 0 となるため、GCD は 4 と出力されます。
計算量について
ユークリッドの互除法の計算量は O(log(min(a, b))) であり、非常に高速なアルゴリズムです。入力値が大きくなっても少ないステップ数でGCDを求められるため、競技プログラミングや実務でも広く利用されています。
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