K日後のアクティブ・非アクティブセルを求めるアルゴリズムとC++実装
問題概要
今回は興味深い問題を取り上げます。サイズn(n > 3)のバイナリ配列が与えられているとします。値が1(true)は「アクティブ」状態を、0(false)は「非アクティブ」状態を表します。さらに、日数を表す整数kも与えられ、k日後における各セルの状態を求めることが目的です。
毎日の更新ルールは次のとおりです。i番目のセルは、その左隣と右隣のセルの状態が異なる場合にアクティブ(1)となり、同じ場合には非アクティブ(0)となります。なお、最も左端と右端のセルには外側に隣接するセルが存在しないため、これらは常に0として扱われます。
具体例
例を使って動作を確認してみましょう。配列が {0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1} で、k = 3 の場合、日ごとの変化は以下のようになります。
- 1日後:{1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0}
- 2日後:{0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0}
- 3日後:{1, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0}
したがって、3日後の時点でアクティブセルが2個、非アクティブセルが6個ということになります。
アルゴリズム
activeCellKdays(arr, n, k)
begin make a copy of arr into temp for i in range 1 to k, do temp[0] := 0 XOR arr[1] temp[n-1] := 0 XOR arr[n-2] for each cell i from 1 to n-2, do temp[i] := arr[i-1] XOR arr[i+1] done copy temp to arr for next iteration done count number of 1s as active, and number of 0s as inactive, then return the values. end
手順を日本語で整理すると、次のようになります。
- 元の配列arrを一時配列tempにコピーします。
- k回の反復処理を行います。各反復では、両端のセルを temp[0] = 0 XOR arr[1]、temp[n-1] = 0 XOR arr[n-2] として計算します。
- 中間の各セルについては、左右の隣接セルのXORを取って temp[i] = arr[i-1] XOR arr[i+1] とします。
- 次の反復に備えて、tempの内容をarrへ書き戻します。
- すべての反復が終わった後、1の個数をアクティブ、0の個数を非アクティブとして数え、結果を出力します。
このアルゴリズムの時間計算量はO(k × n)、必要な追加メモリはO(n)です。
C++による実装例
#include <iostream>
using namespace std;
void activeCellKdays(bool arr[], int n, int k) {
bool temp[n]; // tempはarrのコピーを保持する
for (int i=0; i<n ; i++)
temp[i] = arr[i];
for(int i = 0; i<k; i++){
temp[0] = 0^arr[1]; // 左端のセルの値を設定
temp[n-1] = 0^arr[n-2]; // 右端のセルの値を設定
// 中間の全セルについて、左右が異なれば1を設定
for (int i=1; i<=n-2; i++)
temp[i] = arr[i-1] ^ arr[i+1];
// 次の反復のためにtempをarrへ書き戻す
for (int i=0; i<n; i++)
arr[i] = temp[i];
}
int active = 0, inactive = 0;
for (int i=0; i<n; i++)
if (arr[i])
active++;
else
inactive++;
cout << "Active Cells = "<< active <<", Inactive Cells = " << inactive;
}
main() {
bool arr[] = {0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1};
int k = 3;
int n = sizeof(arr)/sizeof(arr[0]);
activeCellKdays(arr, n, k);
}実行結果
Active Cells = 2, Inactive Cells = 6
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