Cプログラミング
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CでもC++でもコンパイルできるのに、実行結果が異なるコードの例

ここでは、ソースコードとしてはCでもC++でも有効なのに、使用するコンパイラによって異なる結果を出力するプログラムをいくつか紹介します。このような例は数多く存在しますが、本記事では特に代表的な3つのケースを取り上げて解説します。

1. 文字リテラルの扱い方の違い

C言語では文字リテラルはint型として扱われますが、C++ではchar型として扱われる点が大きく異なります。そのため、sizeof()演算子でサイズを確認すると、Cでは4バイト、C++では1バイトという結果になります。

Cの場合のコード例

#include<stdio.h>
int main() {
    printf("The character: %c, size(%d)", 'a', sizeof('a'));
}

出力結果(C)

The character: a, size(4)

C++の場合のコード例

#include<iostream>
int main() {
    printf("The character: %c, size(%d)", 'a', sizeof('a'));
}

出力結果(C++)

The character: a, size(1)

このように、まったく同じ処理を記述しても、文字リテラルの内部的な型が異なるため、サイズの出力に差が生じます。

2. 構造体(struct)タグの必要性

C言語では、構造体型の変数を宣言する際にstructキーワード(タグ)を明示的に付ける必要がありますtypedefで別名を定義している場合を除き、これを省略することはできません。

一方、C++ではstructタグを付けずに構造体型を直接利用できます。

Cの場合のコード例

#include<stdio.h>
struct MyStruct{
    int x;
    char y;
};
int main() {
    struct MyStruct st; // structタグが必要
    st.x = 10;
    st.y = 'd';
    printf("Struct (%d|%c)", st.x, st.y);
}

出力結果(C)

Struct (10|d)

C++の場合のコード例

#include<iostream>
struct MyStruct{
    int x;
    char y;
};
int main() {
    MyStruct st; // structタグは不要
    st.x = 10;
    st.y = 'd';
    printf("Struct (%d|%c)", st.x, st.y);
}

出力結果(C++)

Struct (10|d)

どちらも同じ結果を出力しますが、C++の方が宣言時の記述がシンプルになっていることが分かります。

3. ブール型(bool)のサイズの違い

真偽値を表すブール型データのサイズも、CとC++では異なります。C言語では比較演算の結果はint型として扱われるため4バイトになりますが、C++では専用のbool型として扱われるため1バイトです。

Cの場合のコード例

#include<stdio.h>
int main() {
    printf("Bool size: %d", sizeof(1 == 1));
}

出力結果(C)

Bool size: 4

C++の場合のコード例

#include<iostream>
int main() {
    printf("Bool size: %d", sizeof(1 == 1));
}

出力結果(C++)

Bool size: 1

まとめ

このように、一見どちらの言語でも正しくコンパイルできるコードであっても、言語仕様の違いにより動作や出力が変わることがあります。主なポイントは以下の通りです。

  • 文字リテラル: Cではint型(4バイト)、C++ではchar型(1バイト)として扱われる。
  • 構造体の宣言: Cではstructタグが必須だが、C++では省略可能。
  • ブール型: Cでは4バイト(int相当)、C++では1バイト(bool型)。

CとC++の両方を扱う開発では、こうした細かい仕様の違いを理解しておくことが、意図しないバグを防ぐために重要です。

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