【C言語】二分探索(バイナリサーチ)の仕組みと実装方法をわかりやすく解説
二分探索(バイナリサーチ)は、ソート済み(整列済み)のリストにのみ適用できる高速な探索アルゴリズムです。対象となるリストを半分ずつに分割しながら、探索したいキー(目的の値)と中央の要素を繰り返し比較することで、少ない手順で目的の値を見つけ出します。
二分探索の基本的な仕組み
二分探索では、キーと中央の要素を比較した結果として、次の3つのケースが考えられます。
- 中央の要素がキーと一致する場合 … 探索は成功し、そこで終了します。
- 中央の要素がキーより大きい場合 … 探索範囲を左側(より小さい値側)の領域に絞って続行します。
- 中央の要素がキーより小さい場合 … 探索範囲を右側(より大きい値側)の領域に絞って続行します。
この「範囲を半分に絞る」操作を繰り返すことで、線形探索のように先頭から順番に調べる必要がなくなり、大幅に探索回数を削減できます。
入力と出力
入力(Input)
- ソート済みの要素リスト
- 探索するキー(目的の値)
出力(Output)
- 成功 … キーが見つかった場合
- 失敗 … キーが存在しない場合
C言語による二分探索の実装例
以下は、二分探索を実装したC言語のサンプルプログラムです。変数 low と high で探索範囲の両端を管理し、mid が中央位置を表します。
#include<stdio.h>
int main(){
int a[50], n, i, key, flag = 0, low, mid, high;
printf("enter the no: of elements:");
scanf("%d",&n);
printf("enter the elements:");
for(i=0; i<n; i++)
scanf("%d", &a[i]);
printf("enter a key element:");
scanf("%d", &key);
low = 0;
high = n-1;
while (low<=high){
mid = (low + high) / 2;
if (a[mid] == key){
flag = 1;
break;
} else {
if (a[mid] > key)
high = mid - 1;
else
low = mid + 1;
}
}
if (flag == 1)
printf("search is successful");
else
printf("search is unsuccessful");
return 0;
}
プログラムのポイント
low = 0、high = n-1で探索範囲の初期化を行います。mid = (low + high) / 2で中央位置を計算し、a[mid]をキーと比較します。- キーが見つかればフラグ
flagを立ててループを抜け、見つからなければ探索範囲を更新して処理を続けます。 low > highになると探索範囲が空になったことを意味するため、ループが終了し「探索失敗」と判定されます。
実行結果
上記のプログラムを実行すると、以下のような結果が出力されます。
enter the no: of elements:5 enter the elements:23 45 57 89 90 enter a key element:45 search is successful
この例では、ソート済みの配列 {23, 45, 57, 89, 90} からキー「45」を探索しています。最初の中央要素は「57」ですが、45の方が小さいため左側の領域に絞られ、次の比較で「45」が見つかり、探索成功となっています。
二分探索の計算量
二分探索は、1回の比較ごとに探索範囲が半分になるため、時間計算量は O(log n) です。これは先頭から順に調べる線形探索の O(n) と比べて非常に高速で、データ件数が多いほど効果を発揮します。ただし、事前にデータがソートされていることが前提条件である点には注意しましょう。
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