C言語のジャンプステートメントとは?break・continue・return・gotoの使い方を解説
C言語では、プログラムの実行中にある文から別の文へ処理を移動する「ジャンプステートメント」が用意されています。主なジャンプステートメントには、break、continue、return、goto の4種類があります。この記事では、それぞれの動作と使い方を、サンプルコードと実行結果とともにわかりやすく解説します。
break文
break文は、ループを途中で終了したり、ブロックから抜け出すために使用されるキーワードです。
- 制御は、ループ(またはブロック)の直後にある次の文へ移ります。
- for文、while文、do-while文、switch文と組み合わせて使用できます。
- 入れ子(ネスト)されたループ内でbreakを使用した場合、終了するのは最も内側のループのみです。
構文
break;
サンプルプログラム
以下は、break文を使用したCプログラムの例です。
#include<stdio.h>
main( ){
int i;
for (i=1; i<=5; i++){
printf("%d ", i);
if (i==3)
break;
}
}
実行結果
このプログラムを実行すると、i が 3 になった時点でループが終了するため、次の出力が得られます。
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continue文
continue文は、ループ内の残りの処理をスキップし、次の繰り返し(次回の条件判定)へ制御を移すために使用されます。break文とは異なり、ループ自体は終了しません。
構文
continue;
サンプルプログラム
以下は、continue文を使用したCプログラムの例です。
#include<stdio.h>
main( ){
int i;
for (i=1; i<=5; i++){
if (i==2)
continue;
printf("%d ", i);
}
}
実行結果
i が 2 のときだけ printf がスキップされるため、出力は次のようになります。
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return文
return文は、関数の実行を終了し、制御を呼び出し元の関数へ返します。式や値を指定すると、その値が呼び出し元に戻り値として渡されます。
構文
return[式/値];
サンプルプログラム
以下は、return文を使用したCプログラムの例です。
#include<stdio.h>
main(){
int a,b,c;
printf("enter a and b value:");
scanf("%d%d",&a,&b);
c=a*b;
return(c);
}
実行結果
このプログラムを実行すると、入力した2つの値の積が戻り値として返されます。
enter a and b value:2 4 Process returned 8 (0x8)
goto文
goto文は、プログラムの通常の実行順序を離れ、指定したラベルの位置へ制御を移す(無条件ジャンプする)ために使用されます。ただし、乱用するとプログラムの流れが追いにくくなり、可読性や保守性が低下するため、使用は最小限にとどめるのが一般的です。
構文
goto ラベル名; ... ラベル名: 文;
サンプルプログラム
以下は、goto文を使用したCプログラムの例です。
#include<stdio.h>
main( ) {
printf("Hello");
goto l1;
printf("How are");
l1: printf("you");
}
実行結果
「goto l1;」の時点で「How are」の出力はスキップされ、ラベル l1 の位置へジャンプするため、出力は次のようになります。
Hello you
まとめ
4つのジャンプステートメントの役割を整理すると、以下のようになります。
- break: ループやswitch文を途中で抜ける
- continue: 現在の周回の残り処理をスキップし、次の繰り返しへ進む
- return: 関数の実行を終了し、呼び出し元へ制御と値を返す
- goto: 同じ関数内の指定したラベルへ無条件にジャンプする
それぞれの特性を理解して適切に使い分けることで、より柔軟で効率的なCプログラムを書くことができます。
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