C#のクラスにおけるpublicメンバー変数のスコープとは?
publicアクセス修飾子を使用すると、クラスは自身のメンバー変数やメンバー関数を、他の関数やオブジェクトに対して公開することができます。publicとして宣言されたメンバーは、クラスの外部から自由にアクセス可能です。
以下の例では、lengthとwidthという変数がpublicとして宣言されています。このため、Main()メソッドの外からでもこれらの変数へアクセスできるようになっています。
変数へのアクセスは、クラスのインスタンスを通じて行います。
Rectangle r = new Rectangle(); r.length = 4.5; r.width = 3.5;
それでは、完全なコードを見てみましょう。
サンプルコード
using System;
namespace RectangleApplication {
class Rectangle {
// メンバー変数
public double length;
public double width;
public double GetArea() {
return length * width;
}
public void Display() {
Console.WriteLine("Length: {0}", length);
Console.WriteLine("Width: {0}", width);
Console.WriteLine("Area: {0}", GetArea());
}
} // Rectangleクラスの終わり
class ExecuteRectangle {
static void Main(string[] args) {
Rectangle r = new Rectangle();
r.length = 4.5;
r.width = 3.5;
r.Display();
Console.ReadLine();
}
}
}
実行結果
Length: 4.5 Width: 3.5 Area: 15.75
解説のポイント
このコードでは、Rectangleクラス内で宣言されたpublicメンバー変数lengthとwidthに、別クラスExecuteRectangleのMain()メソッドから直接値を代入しています。これは両者が同じ名前空間内にあり、かつメンバーがpublicであるため可能になっています。
もし変数がprivateで宣言されていた場合、クラス外部からのアクセスはコンパイルエラーとなり、アクセスできるのはクラス内部のメンバーだけに限定されます。
補足:カプセル化の観点から
publicメンバー変数は手軽ですが、実際の開発ではフィールドをprivateにし、プロパティ(get / setアクセサー)経由でアクセスする「カプセル化」が推奨されます。プロパティを使うことで、不正な値の代入を防ぐバリデーション処理を追加したり、内部実装を変更せずにインターフェースを維持したりできるようになります。
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