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C#で変数に格納する値の型が不明なときは?dynamicキーワードによる動的な型の扱い方

C#は静的型付け(強く型付け)の言語です。そのため、すべての変数や定数にはあらかじめ型が定義されており、変数を使用する前に「その変数にどんな型の値を格納するのか」をコンパイラに伝える必要があります。

しかし、実際の開発では、実行するまで格納される値の型が確定しないケースもあります。こうした場合に役立つのが、dynamicキーワードによる動的な型の扱いです。

dynamicキーワードとは

dynamicキーワードを使うと、変数を「動的型」として宣言できます。動的型として宣言されたオブジェクトは、コンパイル時の型チェックがスキップされ、型の判定は実行時まで延期されます。つまり、構文の妥当性チェックやエラーの検出は、すべて実行時に行われることになります。

varとの違い

よく似た機能にvar(暗黙的に型指定されるローカル変数)がありますが、両者はまったく別物です。varは代入された初期化式からコンパイラが型を推論し、コンパイルの時点で型が固定されます。一方、dynamicはコンパイル時には型が確定せず、実行時に初めて実際の型が決まります。

サンプルコード

以下は、同じdynamic変数に異なる型の値を順番に代入し、その都度値と型を出力する例です。

using System;

namespace DemoDynamicKeyword {
    class Program {
        static void Main(string[] args) {
            dynamic MyDynamicVar = 100;
            Console.WriteLine("Value: {0}, Type: {1}", MyDynamicVar, MyDynamicVar.GetType());

            MyDynamicVar = "Hello World!!";
            Console.WriteLine("Value: {0}, Type: {1}", MyDynamicVar, MyDynamicVar.GetType());

            MyDynamicVar = true;
            Console.WriteLine("Value: {0}, Type: {1}", MyDynamicVar, MyDynamicVar.GetType());

            MyDynamicVar = DateTime.Now;
            Console.WriteLine("Value: {0}, Type: {1}", MyDynamicVar, MyDynamicVar.GetType());
        }
    }
}

出力結果

上記プログラムの実行結果は次のとおりです。同じ変数に整数・文字列・真偽値・日付時刻を代入しても、それぞれの型が正しく判定されていることがわかります。

Value: 100, Type: System.Int32
Value: Hello World!!, Type: System.String
Value: True, Type: System.Boolean
Value: 01-01-2014, Type: System.DateTime

利用時の注意点

dynamicは柔p>dynamicは柔軟な反面、存在しないメンバーへのアクセスなどの誤りもコンパイル時には検出されず、実行時にRuntimeBinderExceptionなどの例外が発生する恐れがあります。そのため、COMオブジェクトの操作やJSONの動的な処理、リフレクションの代替など、型を事前に確定できない場面に限定して使うのが望ましいでしょう。

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