Googleファミリーリンクで子供のAndroidスマホ・タブレットを安全に管理する方法
子供にスマホやタブレットを持たせることを決めたなら、その利用状況をある程度コントロールしたいと考えるのが自然でしょう。インターネットへのアクセス制限、特定サービスのブロック、アプリ内課金の制限など、保護者として管理したい項目はさまざまです。

目的が何であれ、ペアレンタルコントロール(保護者による使用制限)機能は有効な選択肢です。しかし従来、こうしたソフトウェアは設定が複雑で、使いこなすのが難しいという課題がありました。Googleが提供するクロスプラットフォーム対応の「Googleファミリーリンク」を使えば、その悩みは解消されます。
スマホ・タブレット向けペアレンタルコントロールソフトとは
学校の宿題をタブレットやパソコンで行うことが当たり前になった今、子供が自分専用のデバイスを持つのは理にかなっています。しかし一方で、スクリーンタイム(画面を見る時間)の増加や、インターネット上の危険なコンテンツへの接触が心配になるのも事実です。
その答えとなるのが、ペアレンタルコントロールサービスです。

モバイルデバイス向けにはさまざまなペアレンタルコントロールツールが存在し、アプリの利用状況、スクリーンタイム、インターネットアクセスなどを保護者が監視できます。たとえばAmazonはAndroid・iOS向けに「FreeTime(Amazon Kids)」アプリを提供しており、子供向けFireタブレットには最初からプリインストールされています。
GoogleファミリーリンクはAndroid 7.0 Nougat以降に対応しています。保護者用アプリ「Google Family Link(保護者用)」は、Android 4.4 KitKat以降のほか、iOS 9以降を搭載したiPhoneやiPadでも動作します。
つまり、このサービスを使えば、子供がAndroidデバイスを使っていれば、保護者側がiPhoneでもAndroidスマホでも監視できるのです。とても便利ですね。
なお、このサービスによる子供アカウントの管理は、子供が13歳未満の間のみ有効です。13歳以上になると、本人の同意が必要になり、しかもその同意はいつでも取り消せます。そのため、13歳以上の子供には別のペアレンタルコントロールソリューションを検討するとよいでしょう。
Googleファミリーリンクのインストール手順
Googleファミリーリンクを使い始めるには、まず子供のAndroidスマホやタブレットに「Family Link(子供用)」コンポーネントをインストールします。次に、子供に見せたくないプロフィールやデータを端末から削除しておきましょう。必須ではありませんが、賢明な対策です。
そもそも子供が使うデバイスは、紛失や盗難に遭う可能性があります。また、無作為なタップやスワイプによって、アプリが終了したり、場合によっては端末のロックが解除されたりすることもあります。
さらに、不具合(バグ)を突かれてペアレンタルコントロール機能が無効化されてしまう恐れもありますし、アプリによっては望まない範囲まで権限を持っている場合もあります。デバイスを渡す前に、Androidの権限(パーミッション)の仕組みをしっかり理解しておくことが大切です。
子供用プロファイル(アカウント)の設定
子供用の新しいアカウント追加は簡単です。デバイスを起動し、画面の指示に従って子供の名前と生年月日を入力します。


セットアップ画面が未成年向けアカウントであることを認識すると、保護者自身の認証情報の入力を求められます。普段Googleアプリで使用しているものと同じユーザー名とパスワードを入力してください。
アカウント作成に同意し、求められたら保護者の同意を与え、関連するGoogleサービスの利用にも同意します。たとえば端末にカメラが搭載されている場合は、Googleドライブを有効にすれば写真が自動的に同期されるので便利です。
ファミリーリンクでアプリとアクセスを管理する方法
子供のアカウントを管理するには、保護者のAndroidまたはiOSデバイスに「Google Family Link(保護者用)」アプリを正しくセットアップする必要があります。ここから設定やパスワードの管理、スクリーンタイムの設定、アプリの承認・無効化、さらには端末の位置情報確認まで行えます。
ほとんどの操作はアプリのメイン画面から可能で、個別の詳細設定は「保護者による使用制限」画面で行います。
設定とパスワード
「設定を管理」から保護者による使用制限画面にアクセスすると、Google Play、Chrome、Google検索に関する各種コントロールを利用できます。特定サイトのみ閲覧を許可するホワイトリスト方式の設定、成人向けサイトのブロック、あるいはブロック機能自体の無効化などが可能です。小さなお子さんの場合は、許可サイトを最小限に絞ったホワイトリスト運用がおすすめです。
端末のパスワードをリモートで変更するには、「アカウント情報」画面を開いて「パスワードを変更」を選択します。名前、生年月日、性別など、以前入力したアカウント情報の編集もここで行えます。
Androidのスクリーンタイム管理
ファミリーリンクなら、スクリーンタイムもリモートで管理できます。スケジュールを変更するか、端末を一時的にロック解除して利用時間を延長する形で行います。
「1日の上限」カードを見つけて「上限を編集」ボタンをタップすると、スケジュールを変更できます。1日の利用時間を時間単位で設定し、就寝時間帯も指定しましょう。この時間帯にはタブレットがロックされます。
ロックを解除して子供にもっと時間を与えたいときは、下にスクロールして「ロック中」と表示されたカードを見つけ、「ロック解除」をタップします。


紛失した端末を探す
保護者による使用制限画面では「位置情報」設定も利用できます。子供の端末がなくなったときに探せるよう、あらかじめ有効にしておくと安心です。
Googleファミリーリンクが動作しているAndroid端末を追跡するには、自分のスマホでアプリを開き、「位置情報」パネルまでスクロールします。地図上に、端末の最後に確認された位置が表示されます。
「家の中にあるのは確かなのに見つけられない」という場合は、「音を鳴らす」オプションのあるカードをタップしてみましょう。タブレットがチャイム音を鳴らしてくれるので、隠れた場所を簡単に突き止められます。
アプリのリモート管理と承認
「アプリを管理」画面から、Android端末にインストール済みのアプリを許可またはブロックできます。この画面は、ファミリーリンクのメイン画面にあるカード、または「設定 > Androidアプリ」から開けます。
アプリをブロックまたは許可するには、一覧から対象アプリを選択し、「アプリを許可」のスイッチを切り替えます。なお、一部のアプリには独自のペアレンタルコントロール機能があり、そちらを使う必要がある点に注意してください。たとえばAmazon Prime Videoへのアクセスを制限し、年齢に適した動画だけが再生されるようにしたい、といったケースが挙げられます。


これは最高のスマホ向けペアレンタルコントロールソフトなのか?
ペアレンタルコントロールソフトの良し悪しは主観的なものです。ある家庭に合っていても、別の家庭には不向きなこともあります。子供側でも同じです。とはいえ、Googleファミリーリンクは合理的なコントロールオプションを備え、手間をかけずにスクリーンタイムを延長できる点が大きな魅力です。
Amazon FireのFreeTimeサービスほどの統合性はないものの、Googleファミリーリンクは十分に使える代替手段であり、他のAndroid向けペアレンタルコントロールツールと併用することも可能です。さらに多機能なペアレンタルコントロールをお求めなら、他のAndroid用ペアレンタルコントロールアプリも試してみてください。
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