Androidの「信頼できるデバイス」でスマホを自動ロック解除する方法
Android OSに追加された便利な新機能のひとつに、「信頼できるデバイス」が近くにあるだけでスマートフォンのロックを自動解除できる機能があります。
「信頼できるデバイス」とは何でしょうか?これは、AndroidデバイスとBluetoothで接続できるものであれば何でも該当します。スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホン、他のパソコン、さらにはスマートホーム機器なども含まれます。条件はただひとつ、そのデバイスがBluetooth対応であり、Androidデバイスに接続できることです。
この記事では、Androidの信頼できるデバイスの設定方法と、それに関連するセキュリティ設定について解説します。工夫次第で利便性を高めながら、安全にデバイスのロックを解除する方法を学びましょう。
Androidの信頼できるデバイスを設定する
信頼できるデバイスの設定はとても簡単です。まず、どのデバイス(または複数のデバイス)をスマホのロック解除に使うかを決めましょう。
あらかじめBluetoothデバイスをAndroidデバイスとペアリングしておいてください。後ほど信頼できるデバイスとして選択しやすくなります。
以下の手順で、信頼できるデバイスを使ってAndroidデバイスを自動的にロック解除できるようになります。
- Androidの「設定」を開き、「ロック画面」を選択します。
- ロック画面メニューから「Smart Lock」を選択します。
- Smart Lockメニューで「信頼できるデバイス」を選択します。
注意: お使いのAndroidのバージョンによって、メニューの見た目が多少異なる場合があります。見つからない場合は、設定内で「Smart Lock」と検索してみてください。
ここでは、新しい信頼できるデバイスを追加できます。追加したデバイスとスマホが接続されている間は、いつでも自動的にロックが解除されるようになります。
- 「信頼できるデバイスを追加」を選択すると、現在Bluetoothで接続中のデバイスや、過去に接続したことのあるデバイスの一覧が表示されます。
- 一覧から信頼できるデバイスとして登録したいデバイスを選びます。
- 選択すると確認画面が表示されるので、「はい、追加」を選択して完了です。
信頼できるデバイスを利用する際の注意点
「信頼できるデバイス」によるロック解除を有効にすると、どうなるのでしょうか?それは、そのデバイスの通信範囲内にいて接続されている間は、誰でもあなたのスマホのロック画面を回避してアクセスできてしまうということです。
この機能を有効にする前に、以下の点を考慮しておきましょう。
- Bluetoothの通信範囲は約10m〜400m(Bluetooth 5の場合)です。この範囲内で信頼できるデバイスが接続されていれば、誰でもロック画面なしでスマホにアクセスできます。
- オフィスなどでBluetoothイヤホンやパソコンなどがスマホの通信範囲内にあると、スマホはロック解除されたままになり、誰でもアクセス可能な状態になります。
- 信頼できるデバイスとスマホが同じ場所にあっても、あなた自身がその場にいない可能性があるため、セキュリティ上の脆弱性となり得ます。
- 信頼できるデバイス機能を活用する最良の方法は、スマートウォッチのように常に身につけているBluetoothデバイスを選ぶことです。
Androidの「信頼できるデバイス」とは、まさにその名の通り、そのデバイスがスマホの近くにあれば「自分が今そこにいて、自分のスマホを持っている」と判断できるもののことです。リストに追加するデバイスが、本当にあなた自身がスマホを所持していることを示すものとして信頼できるかどうかを見極めるのは、あなた自身の責任です。
スマートホーム機器やパソコンなど、あなたが不在のときでもスマホの近くにある可能性のあるデバイスは追加しないでください。そうしたデバイスを登録すると、あなたがいない間に他人がAndroidデバイスにアクセスできてしまう恐れがあります。
持ち運び検知と信頼できる場所
信頼できるデバイス機能以外にも、Smart Lockの画面には興味深い機能がいくつかあります。
- 持ち運び検知(On-body detection):一度スマホのロックを解除すると、デバイスが動いている、または身につけていると感知している限り、ロックされないままになります。
- 信頼できる場所(Trusted places):地図上で指定した場所では、どんな状況でもスマホが常にロック解除されます。必要に応じてオフにすれば、再びロックされるようになります。
持ち運び検知の設定方法
持ち運び検知の有効化と設定は、ほとんど手間がかかりません。オンにすれば、あとは自動的に動作します。
どこにいて何をしていても、スマホを手に持っている、ポケットに入れている、カバンに入れている限り、使用のたびにロックを解除する煩わしさから解放されます。
- Androidの「設定」を開き、「ロック画面」をタップします。
- ロック画面メニューから「Smart Lock」を選択します。
- Smart Lockメニューで「持ち運び検知」を選択します。
- 上部のトグルスイッチを「オン」に切り替えるだけです。
これで、スマホが身についていて動きを感知している限り、ロック画面を気にせずすぐにスマホを使えるようになります。
ただし注意点もあります。身につけている間にロックが解除された状態で、他人にスマホを渡したり奪われたりすると、スマホはまだあなたが持っていると認識し続けます。だからこそ、この機能を単独で使うのは避けるべきです。信頼できるデバイスと組み合わせて、二重のセキュリティ対策を講じるのがおすすめです。
信頼できる場所の設定方法
信頼できる場所は、Smart Lockの中でも特に実用的な機能のひとつです。スマホを盗まれる心配がほとんどない場所は、きっとあるはずです。
たとえば、家族があなたのスマホを使っても気にしない(あるいは問題ない)なら、自宅を信頼できる場所として登録するのが理にかなっています。
設定手順は以下の通りです。
- Androidの「設定」を開き、「ロック画面」を選択します。
- ロック画面メニューから「Smart Lock」を選択します。
- Smart Lockメニューで「信頼できる場所」を選択します。
- 「信頼できる場所を追加」を選択して、新しい場所を信頼できる場所として登録します。
地図が表示されるので、拡大・縮小やスクロールで赤いポインタを、信頼できる場所として登録したい地点に合わせます。
ポインタをお店などのGoogleが認識できる場所に移動すると、ウィンドウ下部にその場所の名前が表示されます。
ポインタを目的の場所に合わせたら、「この場所を選択」をタップして信頼できる場所として登録します。
なお、この機能を正しく動作させるには、AndroidのGPSセンサーをオンにしておく必要があります。
AndroidでSmart Lockのセキュリティを活用する
最新バージョンのAndroidであれば、すべてのSmart Lock機能を利用できます。
Smart Lockの各機能の中で最も安全なのは「信頼できるデバイス」です。スマートウォッチのように、常に身につけていることが分かっているデバイスの近くにスマホがあることを保証できるからです。「信頼できる場所」や「持ち運び検知」はやや安全性は劣りますが、有効にする場所や状況に注意すれば十分役立つ機能です。
指紋認証や顔認証(Androidデバイスが対応している場合)と組み合わせれば、ロック画面はもう煩わしい存在ではなくなります。
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