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【完全ガイド】AndroidでTeamViewerを設定・活用する方法

デバイスにリモートアクセスできる環境は、ITサポート技術者にとって非常に価値のあるツールです。プロフェッショナルはもちろん、家族や友人から頼られる「パソコンに詳しい人」にとっても重宝します。リモートアクセスツールは数多く存在しますが、その中でもTeamViewerは、最大級のユーザーベースを誇り、手厚いサポートと高い汎用性を備えたプラットフォームの一つです。

また、自分で調べた際にも、おそらく最初に候補として挙がる選択肢の一つでしょう。頻繁なアップデートと豊富な機能を備えているため、最初は少し敷居が高く感じられるかもしれません。この記事では、TeamViewerのセットアップ手順と、Androidでできることを詳しく解説します。

TeamViewerとは?

TeamViewerはリモートアクセスアプリケーションの一種で、対象デバイスにインストールされた際に発行されるログイン情報(IDとパスワード)さえ分かれば、別のデバイスに接続して操作することができます。簡単に言えば、デスクトップPCとスマートフォンの両方にインストールしておけば、セットアップ時に付与されたIDとパスワードを使って、スマホからPCを遠隔操作できるというわけです。

PCからAndroidスマホへ、あるいはその逆方向へのアクセスが必要な場合も、TeamViewerは優れた選択肢となります。Androidでのセットアップは驚くほど簡単で、アクセスのしやすさこそがTeamViewer最大の強みと言えるでしょう。では、どのアプリを選べばよいのでしょうか。

どのTeamViewerアプリをインストールすべき?

Google Playで検索すると、TeamViewer HostからTeamViewer Assist ARまで、約8件の結果が表示されます。セットアップ自体は簡単ですが、この多さに戸惑う方も多いかもしれません。まず理解すべきは、サポートの「方向」です。

【完全ガイド】AndroidでTeamViewerを設定・活用する方法

モバイルアプリとして注目すべきは、「TeamViewer Remote Control(リモートコントロール)」と「TeamViewer QuickSupport」の2つだけです。Remote Controlはスマホから他のデバイスを操作するためのアプリで、QuickSupportは逆に、相手側のデバイスから自分のスマホへアクセスしてもらうためのアプリです。

さらに、デスクトップ版のTeamViewerアプリは、着信する操作リクエストの処理と、自身によるリモートコントロールの両方に対応しています。デスクトップPCとの接続を予定している場合は、単に「TeamViewer」という名前のこのアプリが必要になります。デスクトップ版はWindows、Mac、Linuxに対応し、個人利用は無料です。

AndroidでTeamViewerを設定する方法

インストール自体は非常にシンプルですが、初期設定時に押さえておきたいポイントがいくつかあります。

TeamViewerデスクトップアプリのセットアップ

TeamViewerのダウンロードページにアクセスすると、デスクトップアプリがWindows、Mac、Linuxに対応していることが分かります。また、Android(Google Play)やChrome OS、iOS、Raspberry Pi向けのリンクも掲載されています。

デスクトップPCでRemote ControlとQuickSupportの両機能を活用するには、TeamViewerデスクトップアプリをダウンロードするだけです。ここではWindows 10でのセットアップ手順を紹介しますが、他のプラットフォームでも大きな違いはないはずです。

  1. Download 64-bit Version(64ビット版をダウンロード)ボタンをクリックします(システムに応じて32ビット版を選んでも構いません)。ダウンロードしたセットアップファイルを実行します。
  2. セットアップ画面では、「標準インストール」「無人アクセス付きインストール」「1回のみ実行(アプリは完全にはインストールされません)」のいずれかを選択できます。ここではDefault installation(標準インストール)を選びましょう。
  3. インストール中にいくつかの権限リクエストが表示されるので、順に許可していきます。
  4. 7〜8個ほどのリクエストを確認するとセットアップが完了し、すぐに使い始められます!

もし、相手デバイス側の承認なしにリモートアクセスしたい場合は、TeamViewerの無人アクセス(unattended access)の設定方法を別途解説していますので、ぜひ参考にしてください。また、ディストリビューションによって手順が異なるLinux版TeamViewerの導入ガイドも公開しています。

AndroidでRemote Controlを設定する

デスクトップPC側で送受信の準備が整ったら、次はAndroidスマホ側を設定して、同じようにリモート操作リクエストを送れるようにしましょう。

  1. スマホにTeamViewer Remote Controlをインストールして起動し、表示されたらEULA(使用許諾契約)DPA(データ処理契約)に同意します。
  2. 続いて、操作したいデバイスのID(Partner ID)をRemote Control Device欄に入力して、操作リクエストを送ります。このIDはデスクトップアプリ上で確認できます。
  3. IDを入力してRemote Controlをタップすると接続が開始されます。その後、デスクトップ側で表示されているパスワードを入力します。
  4. 接続を完了してスマホからデスクトップを操作するには、最後にデスクトップ側でも権限リクエストを許可する必要があります。
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AndroidでTeamViewer QuickSupportを設定する

QuickSupportの手順もほぼ同じです。ここまでで、PCからの送受信、そしてAndroidスマホからPCへの操作リクエスト送信が可能になっています。次は、AndroidスマホがPC(またはその他の操作元デバイス)からの操作リクエストを受け取れるように設定します。

  1. スマホにQuickSupportをインストールした後、Samsung端末を使用している場合は、Knoxライセンスの有効化に同意する必要があるかもしれません。
  2. 続いて、QuickSupportに特別なアクセス権限が必要である旨の通知が表示されます。他のアプリ上に表示・動作する必要があるため、Settings(設定)をタップし、アプリ一覧からQuickSupportを見つけて、横のトグルをオンに切り替えます。
  3. アプリの準備が整うと、デバイスのIDと共有オプションが表示されます。このIDをRemote Controlがインストールされたデバイス(またはデスクトップアプリ)に伝えれば、相手があなたのAndroidスマホをリモート操作できるようになります。もちろん、あなたがリクエストを承認した後での話です。
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AndroidのTeamViewerで何ができる?

TeamViewer Remote Controlなら、ほとんどのデバイスに接続できます。前述の通り、Windows、Linux、macOS、Windows 10 Mobile、Androidに対応しており、あらゆるメーカー・機種のAndroidデバイスをサポートしています。

TeamViewer Remote Controlの主な機能

接続が確立されると、Remote Control側のデバイスは相手デバイスの操作を完全に引き継げます。具体的には、画面共有、双方向ファイル転送、ビデオ会議、ファイル操作、リモート印刷などが可能です。

セキュリティとプライバシーを高めたい場合には、ブラックスクリーンアクセス(相手画面を非表示にする機能)も利用できます。また、常時無人アクセスを設定すれば、ユーザーが不在の間でもデバイス上で作業できます。デバイス間のファイル転送には256ビットAES暗号化が採用されており、安全に通信できます。

【完全ガイド】AndroidでTeamViewerを設定・活用する方法

個人利用の場面では、例えば技術的なトラブルに直面した家族をサポートするのに役立ちます。

外出先から、GoogleドライブにバックアップしていないレポートをPCから取り出したいときも、Remote Controlなら簡単に転送できます。仕事中にソフトウェアやドライバーのアップデートを仕掛けておけば、帰宅時にはPCがすぐ使える状態になっているでしょう。

逆に、家の中でスマホをなくしてしまったけれどマナーモードになっている…そんなときも、リモート接続で着信音をオンにしたりアラームを鳴らしたりできます。PCからAndroidスマホに接続すれば、タッチ操作をフルに活用できます。まるで実際にスマホを手にしているかのように、ホーム画面のスワイプ、アプリドロワーのスクロールなどが自由自在です。

TeamViewer QuickSupportの主な機能

PCからAndroidスマホに接続すれば、アプリのアンインストール、プロセスの終了、ファイル転送、クリップボードへのコピー、スクリーンショット撮影などが行えます。Wi-Fi設定の変更、OSのアップデート、重要なデバイス情報の閲覧など、端末の設定全般にもアクセス可能です。

Remote Controlアプリと同様、通信全体が暗号化されています。

TeamViewerのその他の魅力

TeamViewerの主軸は、双方向の充実したアクセスを可能にするリモート接続機能ですが、それ以外にも興味深い機能がいくつかあります。Androidデバイスとの組み合わせで特に際立つものを紹介します。

VPN並みのセキュリティ

これはTeamViewer固有の話ではありませんが、多くのリモートアクセスプラットフォームの中でも、「リモートツールの利点はVPNを上回る」と主張する一社です。TeamViewerによれば、VPNの最大のメリットである「安全なデータ転送」は、クライアントのデバイスやサーバーにリモートアクセスして必要なデータを転送するだけで、簡単に実現できるとのことです。

トンネリング不要であれば、VPNにできてTeamViewerのリモートアクセスツールにできないことはあるのでしょうか。ただし、機密情報がやり取りされる経路上にTeamViewerを挟むことについては、過去のハッキング疑惑が同社の信頼性に疑問を投げかけたこともあり、議論の余地があります。

VPNと比較したリモートアクセスの汎用性やセキュリティに関する議論は、また別の機会に譲ることにしましょう。

ビジネス統合

一般ユーザーにはあまり関係ないかもしれませんが、TeamViewerは企業にとって強力なツールです。エンタープライズ用途における最大の特長は、数千台規模のデバイスへの一括展開(マスロールアウト)と、直感的なビジネス統合の2点です。

AndroidデバイスでTeamViewerを活用しよう

Androidスマホを他のモバイルデバイスやPCにリモート接続すれば、基本機能から複雑な処理まで、驚くほど幅広い操作が可能になります。大切なのは、自分が最も活用できる機能を備えたプラットフォームを見つけることです。

直感的なタッチ操作への対応、双方向のファイルアクセス、内蔵のビデオ会議やチャット機能を備えたTeamViewerは、Androidデバイスをモバイルヘルプデスクに変える万能プラットフォームと言えます。

とはいえ、他のプラットフォームを検討するのも当然のことです。TeamViewerの代替となるサービスは数多く存在します。それでも、まずは無料でアプリをインストールして試してみて損はありません。

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