レシートのスキャン・追跡・管理に最適な領収書アプリ6選
確定申告のための証憑保管、会社の経費精算、あるいは個人の家計管理など、紙のレシート(領収書)を保管しておくのは意外と手間のかかる作業です。しかし、画像認識技術とファイナンス系アプリの進化により、今ではスマートフォン1台でレシートを簡単に記録・管理できるようになりました。
レシートスキャン機能を備えた汎用メモアプリから、本格的な経費管理専用アプリまで、紙の領収書をスキャン・追跡・管理できるおすすめアプリを6つ厳選して紹介します。
1. Expensify



Expensifyは、財務レポートや経費申請機能を備えた、最も人気のあるレシート管理アプリの一つです。アプリ上でレシートを撮影できるほか、クレジットカード情報を取り込んだり、走行距離(マイレージ)レポートを作成したりすることも可能。受取人のメールアドレスを入力するだけで、そのままアプリからレポートを提出できます。
一方で欠点もあります。それは、画像から情報を抽出するのに時間がかかることです。スキャン完了まで数時間かかるケースもあり、せっかくのテキスト認識スキャンの利便性が損なわれてしまいます。開発元は「速度よりも精度を優先しているため」と説明していますが、中には短時間で正確にスキャンできるアプリも存在します。
プロフェッショナルなデザインと、出張など特定のトリップごとに経費を追跡できる点が大きな強みです。
基本プランは無料ですが、月5回までのスキャンに制限されています。無制限のスキャンや追加機能が必要な場合は、アプリ内から有料プランへアップグレードしましょう。
2. Zoho Expense



Zoho Expenseは、Zohoが提供する経費管理ソフトウェアスイートの一部ですが、レシート管理とテキスト認識(OCR)機能が標準搭載されています。レシートの整理に役立つのはもちろん、走行距離などの経費記録にも対応しています。
無料プランでは月100回のスキャンが利用でき、OCRスキャン回数に厳しい制限を設けている他のレシートアプリと比べて非常に寛容なのが魅力です。スキャンも正確かつ高速で、通常1分以内にレシートから正確な情報を読み取ります。レポート生成機能にはやや癖があるものの、総合的に見て効率的で実用的なレシートスキャナーアプリといえます。
3. Evernote



Evernoteは汎用のノートアプリですが、テキスト入りの画像を認識できるため、レシートの保存先としても活用できます。特に「レシートの記録は残したいけれど、経費レポートの作成までは不要」という方にぴったりです。
アプリ内でレシートを撮影して保存できるだけでなく、スマホのギャラリー内にあるテキスト付き画像を自動でスキャンする機能も備えています。この機能を有効にすると、標準カメラアプリでレシートを撮影した時点でEvernoteが通知し、保存するかどうか尋ねてくれるのです。後から簡単に絞り込み検索できるよう、レシート専用のタグ(ラベル)を付けて整理しておくのがおすすめです。
より高度なレシート管理機能が必要なら専用アプリを選ぶとよいでしょう。ただ、単にレシートの記録を残して手軽に整理したいだけであれば、Evernoteは日常のあらゆる場面で使える便利なツールです。
4. Google Lens / Google フォト



Google Lensでレシートを整理する方法は主に2つあります。Googleアシスタントとの連携、またはGoogleフォトアプリ経由の利用です。Androidではスタンドアロンアプリとしても使えますが、すでに他のアプリから利用できるため、そちらの方が手軽でしょう。
アシスタントと併用すれば、「レシートを見せて」とコマンドを入力するだけで、最近撮影したレシートの一覧を表示できます。Android 8.0(Oreo)では機能がやや簡素でしたが、Android 9(Pie)以降はレシートの認識・分類精度が大きく向上しています。
Googleフォトでもレシートを探せます。検索バーに「receipts(レシート)」と入力するだけで、レシートの写真が一覧表示されます。
これらのアプリはレポート生成には対応していませんが、レシートの写真を残しておく用途には十分役立ちます。何より、Googleアシスタントとフォトは多くのAndroid端末にプリインストールされているのが大きな利点。追加アプリをダウンロードする必要がなく、普段使っている写真管理アプリにレシート管理をそのまま統合できます。
なお、古い紙の写真をデジタル化したい場合にも、Googleは便利なソリューションを提供しています。
5. Smart Receipts



Smart Receiptsも、レポートやグラフによる可視化を生成できるレシート管理専用アプリです。自分の好みに合わせてレシートを整理できる、細かなカスタマイズ設定が豊富に用意されているのも特徴です。
最大の難点は、無料プランでは手入力を避けるためにOCRスキャンを購入する必要があること。無料で使えるOCRスキャンはわずか2回分で、以降はアプリ内課金での購入が必須となります。課金に抵抗がない人なら問題ありませんが、OCRの金額読み取り精度は完璧ではなく、結局合計額を手動修正することになり、せっかく支払った費用が台無しになることもあります。
それでも、グラフやレポートの自動生成は非常に有用な機能です。特にグラフが自動で更新されるため、常に最新の出費状況を簡単に把握できます。アプリ内課金でプレミアム版へアップグレードすることも可能で、PlayストアでSmart Receipts Plusを別途購入するよりも割安です。
6. Receipts by Wave For Business



その名の通り、Receipts by Waveは主にビジネス向けの経費追跡ツールです。しかし、ウェブサイトとの同期機能や、複数のレシートを一度にまとめてスキャンできる性能により、個人利用を含むあらゆるユーザーにとって強力な選択肢となっています。スマホのギャラリーからレシート画像を検索する機能も備えています。
OCRの認識精度が非常に高く、レシート情報の手直しにかかる時間を最小限に抑えられるのが魅力です。さらに、月間スキャン回数に一切制限を設けていない、数少ない「本当に無料」のレシートスキャンアプリの一つでもあります。
唯一の弱点は、提出済みレシートの事後管理を行う際に、Waveの公式ウェブサイトへログインする必要があること。それさえ許容できれば、目的をしっかり果たしてくれる頼れるアプリです。
家計管理に役立つその他のおすすめアプリ
レシート管理アプリは、家計や資産管理を支援する数多くあるアプリの一ジャンルにすぎません。近年は、予算の立案、取引履歴の詳細な記録、支出傾向の可視化をサポートするデジタルツールが豊富に登場しています。加えて、決済をスムーズにするスマホ決済アプリも多数存在します。
単に出費を記録するだけでなく、実際に支出を削減する方法を探しているなら、節約に役立つアプリやツールもぜひチェックしてみてください。
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