ソーシャルリーディングとは?おすすめのソーシャルリーディングアプリ5選
読書は本来、ひとりで向き合う活動です。完全な集中力と静かな環境が欠かせず、本当に心を動かす本は、私たちを周りの世界から切り離す力さえ持っています。
しかし、実際にページを読むという行為は、読書体験全体の半分にすぎません。残りの半分は、もっとソーシャルなものであり、読み終えた後に始まるのです。
ソーシャルリーディングとは?
多くの人は、本を読み終えると、その内容を誰かと共有したくなります。同じ本を読んだ相手と何時間も深い議論を交わしたり、お気に入りの一文をSNSに投稿したりするでしょう。
このような概念と行動の総称が「ソーシャルリーディング」です。読書をよりソーシャルにすることには、さまざまなメリットがあります。
ソーシャルリーディングでは、同じ趣味を持つ読者同士がつながり、掘り下げた議論を楽しんだり、いま読んでいる本を共有したり、気に入った一節を見つけたり、つまずいた箇所のヒントを集めたりできるコミュニティが生まれます。
さらに、活発なコミュニティは読書習慣を続ける大きな後押しになります。目標を公表したり、読書チャレンジに参加したり、本のおすすめを尋ねたりすることも可能です。ソーシャルリーディングは決して新しい概念ではなく、読書会などの形で長年にわたって存在してきました。
そこで今回は、読書を仲間と共有するのにぴったりの、おすすめソーシャルリーディングアプリを5つご紹介します。
1. Bookself


Bookselfは、読者と書き手のためのオンラインコミュニティです。すべての本に専用のフォーラムが用意されており、誰でもページを訪れて、ほかのフォロワーと感想を交換できます。
コメントしたユーザーにはプライベートメッセージを送ることも可能です。また、読書履歴や選択したジャンルに基づいて、おすすめのユーザーや本が表示されます。
加えて、活発なディスカッションや、いまトレンドになっている本をチェックすることもできます。Bookselfは自分の本棚の管理にも役立ちます。気になる本をウィッシュリストに追加したり、現在読んでいる本をフォロワーに伝えたりできます。
さらに、読書目標を設定する機能も備えています。アプリ内では一部の本についてテキストと音声のプレビューを試せるほか、購入を決めた場合には購入リンクが表示されます。
2. Bookship
Bookshipは、プライベートなバーチャル読書会を作るためのアプリです。新しい本を選んで、友人をBookshipに招待するだけで始められます。
アプリには、各自の読書の進捗についてチャットしながら語り合うためのカスタムツールが複数用意されています。自分の進捗を共有したり、メンバー全員に最新状況を報告してもらったりする機能も組み込まれています。
ページや一節の画像を共有することもできますが、BookshipはOCR(光学文字認識)にも対応しています。そのため、画像の代わりにページの本文をテキストとして直接送信できます。
さらに、Bookshipにはさまざまな古典作品の無料電子書籍が収録されています。アプリ内でそのまま読書でき、テキストをハイライトして読書グループに簡単に共有することも可能です。
また、人気度、批評家のレビュー、テーマ、発売日などの条件で膨大なコレクションを並べ替えられるので、次にどの本を読むべきか迷っているときにも役立ちます。
3. Glose


Gloseは、読者のためのソーシャルネットワークです。個人フィードが用意されており、自分の投稿を発信したり、友達リストに入っている人の更新をチェックしたりできます。こうしたサービスに期待される基本的な機能はひと通りそろっています。
しかし、Gloseをほかと差別化しているのが読書機能です。競合アプリと違い、Gloseはアプリ自体で本を読めます。手持ちの電子書籍をアップロードするか、有料・無料のタイトルを含むサービス内カタログから選ぶことができます。
Gloseの各本には専用ページがあります。「アクティビティ」タブでは、ほかのユーザーが残したコメントやハイライトされた一節を確認できます。読書画面にも便利なソーシャル機能が多数搭載されています。
たとえば、任意の行や段落に紐づくアクティビティ(メモやリアクションなど)の数が表示されます。自分も参加したいときは、テキストを選択して、ポップアップメニューから実行したい操作をタップするだけです。
Gloseのような使い方に興味があるなら、注釈機能が充実した電子書籍リーダーアプリを活用して、あとで共有したい言葉をブックマークしておくのもよいでしょう。
4. Goodreads


Goodreadsは、最も洗練されたソーシャルリーディングプラットフォームです。数百万人規模の読者が集まり、本・レビュー・注釈の膨大なデータベースを誇ります。
Goodreadsに登録すると、まずバーチャル本棚の作成を求められます。読み終えた本、いま読んでいる本、今後読みたい本を登録でき、このデータをもとに、新しい本や参加する価値のあるディスカッションが提案されます。
さらに、サイトでは常に更新される読書チャレンジ、トリビア、クイズに挑戦できます。ソーシャルネットワークとして、ほかの読者とチャットしたり、その活動をフォローしたりすることも可能です。
Goodreadsは非常に人気があるため、作家自身も積極的に利用しています。「Ask The Author(作家に質問)」のようなセッションが定期的に開催され、お気に入りの作家に直接質問を投げかけられることもあります。
機能が豊富なぶん、最初は少し戸惑うかもしれません。しかし、一度慣れてしまえば、読書家にとっての楽園となるでしょう。
5. Zuster


Zusterは、本ではなくウェブ記事向けのソーシャルリーディングアプリです。シンプルなデザインで、記事を友達と手軽に共有して語り合えます。モバイルアプリに加えて、ブラウザ拡張機能を使えば、パソコンからも記事やコメントを追加できます。
Zusterには「クイックリード」という機能があり、機械学習を活用して記事の中から特に重要な部分だけを抽出して表示します。「アクティビティ」タブでは、友達がZuster上で最近どんな活動をしていたのかをひと目で確認できます。
なお、執筆時点ではiOS版アプリは未提供でしたが、開発者によるとまもなく対応予定とのことです。
今年こそ、もっと本を読もう
これらのアプリが示しているのは、読書が孤独な趣味であると同時に、ソーシャルな趣味にもなり得るということです。同じ志を持つ人々と交流し、読んだ本への思いを共有すれば、読書はぐっと実り多いものになります。
ただし、新刊の発売やコミュニティの議論についていくのは、意外と骨の折れる作業です。読みたい本を全部読む時間が取れないと感じたら、「もっと読書量を増やすためのコツ」もあわせて参考にしてみてください。
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