Androidでポップアップ広告を完全にブロックする方法
スマートフォンにとってポップアップは厄介な存在です。AndroidはiOSと同等、あるいはそれ以上にポップアップの被害を受けやすい傾向があります。「ここをクリックすれば100万ドル当選!」といった怪しいページや、「お使いのAndroid端末はウイルスに感染しています!」といった偽警告など、その手口はさまざまです。まずはポップアップが表示されたら閉じて無視すること、そして次のステップとして恒久的に排除することが重要になります。
Androidにはこの悩みを解決する方法がいくつも用意されています。この記事では、ポップアップが二度と表示されないようにするための対策を順番に解説していきます。
root化済みなら「AdAway」と「AdBlocker Reborn」を活用
root権限を持つユーザーは、目的に合った強力なツールを自由に使えるのが最大の強みです。Xposed Installerアプリを導入しているなら、「AdBlocker Reborn」を探してみてください。広告をブロックするだけでなく、広告があった跡地に残る不格好な空白スペースまで取り除いてくれる高機能な広告ブロッカーです。

さらに、オープンソースの「AdAway」と組み合わせれば、前述のような厄介なポップアップウィンドウを除去しつつ、通常の広告に対する防御力も高められます。端末をroot化しているのであれば、ポップアップ対策としては最も包括的な選択肢と言えるでしょう。
DNSを変更して広告をブロックする
端末がインターネット接続に使用するDNS(ドメインネームサーバー)を変更し、たとえばAdGuard DNSのサーバー経由に切り替える方法もあります。AdGuard DNSには、広告やポップアップをブロックするためのルールがあらかじめ組み込まれています。

手順は簡単です。DNSチェンジャー系のアプリをダウンロードして起動し、「カスタムDNS」を追加する項目を選択します。以下のDNSアドレスを「DNS 1」「DNS 2」に入力してください。
- DNS 1: 176.103.130.130
- DNS 2: 176.103.130.131
これはAdGuardが無料で提供しているDNSサーバーのアドレスです。あとは「開始」をタップすればサーバーへ接続されます。
加えて、AdGuard公式のAndroidアプリを併用すれば、ポップアップ・広告ブロックの効果をさらに高めることができます。
ブラウザのキャッシュとCookieを削除する

悪質なポップアップの中には、正規のウェブサイト上に表示されるものがあります。何らかの脆弱性(エクスプロイト)を悪用し、特定のサイトにアクセスするたびに自分自身を関連付けて表示する仕組みです。根本的な解決はサイト側の修正に委ねられますが、短期的な対処としてはキャッシュの削除が有効です。
ブラウザの設定にある「履歴」セクションから、キャッシュ・Cookie・サイトデータの削除オプションを見つけられるはずです。そこでCookie、サイトデータ、キャッシュに関する項目をすべて削除しましょう。
Chrome for Androidでポップアップをブロックする
Chromeは現在、Androidで最も利用されているブラウザです。ポップアップ対策の第一歩として、まずChromeの設定を確認しておきましょう。
Android端末でChromeを開き、右上の3点メニューアイコンをタップします。続いて「設定 → サイトの設定 → ポップアップ」と進み、スイッチをオンにしてポップアップをブロックするよう設定してください。

さらに「データセーバー」を有効にするのもおすすめです。ページの各要素(広告バナーやポップアップを含む)が圧縮されるため、通信量の節約にもつながります。「設定 → その他 → データ使用量 → データセーバー」と進んで「オン」に切り替えましょう。

Firefox for Androidでポップアップをブロックする

Firefox for Androidには、Chromeのような内蔵ポップアップブロッカーはありません。しかし、その代わりにアドオンに対応しているのが大きな強みです。定評のある「Popup Blocker Strict」や「Popup Blocker Ultimate」などのアドオンを試して、自分に合うものを見つけましょう。
実際に検証したところ、これらのアドオンはChrome for Androidの内蔵機能よりも高い精度でポップアップをブロックしてくれました。
いっそOperaに乗り換えるのも一つの手
筆者は以前、Opera Miniがモバイル向けブラウザとして最高峰である理由について語ったことがあります。その理由の一つが、大手Androidブラウザの中で最も優れた内蔵ポップアップ・広告ブロッカーを備えている点であり、Chromeよりも高いフィルタリング性能を発揮します。
Androidスマホをマルウェアスキャンする
マルウェアとは、スパイウェア、ランサムウェア、アドウェアなどを包含する総称です。
特にアドウェアは広告を自動的に配信するタイプのマルウェアであり、ポップアップ広告はその主要な手段となっています。端末にアンチウイルスアプリがインストールされているなら、自動スキャンが有効になっているかを確認しましょう。このケースでは、アプリを開いて手動でフルスキャンを実行し、表示されているポップアップがアドウェアによるものではないかを確かめる必要があります。

また、オンラインで端末をスキャンできるサービスも存在します。Verizonなど一部の通信キャリアでは、公式サイトから直接ウイルススキャンを実行できます。いずれにせよ、端末の内部を詳しく調査する前に、まずマルウェアスキャンを行うことをおすすめします。
ポップアップの原因アプリを特定する
しばらく前からポップアップが表示され続けていて原因が分からない場合、インストール済みの迷惑アプリが発生源である可能性があります。筆者の経験では、安価に量産されているオールインワンの「クリーナー」系アプリにこうした問題が多い印象です。
最近アプリをインストールしてから突然ポップアップが出始めたなら、そのアプリが犯人である可能性が非常に高いです。迷わずアンインストールしましょう(ついでにPlayストアで低評価レビューを残すのも忘れずに)。
それでも解決しない場合は、原因となりそうなアプリを一つずつアンインストールし、ポップアップが消えたタイミングで犯人を特定するという消去法を取るしかありません。
本記事は2015年8月に初公開され、2018年11月に更新されました。
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