iPhoneでアプリをロックする6つの方法|スクリーンタイム・ガイド付きアクセスの使い方
iPhone本体にはロックをかけられるのに、なぜ個別のアプリまでロックする必要があるのかと疑問に思うかもしれません。しかし、ロックを解除したiPhoneを家族や友人に貸す場面では、アプリごとのロックが追加のセキュリティレイヤーとして役立ちます。こうすることで、最も機密性の高い情報を他人の目から守ることができます。
実は、iOSデバイスには以前からアプリの使用制限機能が搭載されており、iOS 12以降では「スクリーンタイム」という新しいユーティリティに統合されました。ただし、システムレベルで特定のアプリだけを個別にロックする公式機能はないため、できることには限りがあります。
また、アプリを完全に非表示にすることも簡単ではありません。そこで本記事では、アプリの設定を保護しながら、ロックと同等の効果を実現するための複数の方法をご紹介します。
方法1:コンテンツとプライバシーの制限
この機能はスクリーンタイム内にあり、特定の機能やアプリへのアクセスをブロック・制限できます。露骨なコンテンツ、プライバシー、購入やダウンロードに関する設定を制限するのにも活用できます。
- 「設定」を開きます。
- 「スクリーンタイム」をタップします。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。
- パスコードの入力を求められたら、iPhoneのロック解除用とは別のパスコードを設定するのがおすすめです。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにします。
注意:アプリや機能をオフにしても削除されるわけではありません。ホーム画面から一時的に隠れるだけで、再度オンにすれば元通りになります。
方法2:App使用時間の制限を設定する
アプリに時間制限を設けることで、他の人(あるいは自分自身)がそのアプリを使えないようにする方法です。ただし、個別のアプリ単位ではなく、「ソーシャルネットワーキング」「エンターテインメント」「ゲーム」といったカテゴリ単位での制限になります。
任意のカテゴリと使用時間を選択でき、制限に達すると通知が表示されます。通知を無視して使い続けることも可能ですが、親御さんであれば、子どものiPhoneに時間制限を設定する際にスクリーンタイムのパスコードを登録しておけば、子どもが制限を超えて使うことを防げます。
設定手順は以下のとおりです。
- 「設定」を開きます。
- 「スクリーンタイム」をタップします。
- 「App使用時間」をタップし、「制限を追加」を選択します。アプリの一覧が表示されるので、制限対象を決めます。
- 制限したいアプリカテゴリの横にあるチェックボックスをタップします。
- 時間や日数など、制限を適用する期間を指定します。
- 「追加」をタップして設定を保存します。
方法3:ガイド付きアクセス(パスコードでアプリを固定)
この方法を使うと、現在使用中のアプリ以外に移動できない状態を作れます。子どもに特定のアプリを使わせているとき、ほかのアプリに勝手に触れないか心配、という親御さんに特に便利な機能です。
ガイド付きアクセスでパスコードロックを設定する手順は次のとおりです。
- 「設定」→「一般」(iOS 13以降は「設定」直下)を開きます。
- 「アクセシビリティ」をタップします。
- 「ガイド付きアクセス」をタップし、トグルをオンにします。
- 「パスコード設定」をタップします。
- 「ガイド付きアクセスパスコードを設定」をタップします。
- 新しいパスコードを入力し、確認のためもう一度入力します。
実際に使う場合は、任意のアプリを起動してホームボタンを3回押します(Face IDモデルではサイドボタン)。するとガイド付きアクセスの開始画面が表示されます。
この画面では、無効化したい画面領域を円で囲んで指定できます。さらに、画面右下の「オプション」をタップすれば、タッチ操作や音量ボタンなども無効化可能です。ガイド付きアクセスのセッション自体に時間制限を設けることもできます。
セッションを終了するとき、Touch ID搭載のiPhoneなら、パスコードの代わりに指紋認証を使えます。設定手順は以下のとおりです。
- 「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」(iOS 13以降は「設定」→「アクセシビリティ」)を開きます。
- 「ガイド付きアクセス」をオンにします。
- 「パスコード設定」をタップします。
- 「Touch ID」のトグルをオンにします。
方法4:Face ID・Touch ID(生体認証)を活用する
この2つの機能は利便性とセキュリティを兼ね備えており、長いパスワードよりも安全です。スマートフォンの窃盗犯に簡単に破解されることもまずありません。
画面ロックだけでなく、iPhone上のアプリも保護してくれるため、ロック解除したまま端末を置き忘れたときのセーフティネットになります。人にスマホを貸すとき、機密情報を勝手に覗かれる心配を減らせる点でも有用です。
さらに、顔や指紋のスキャンは、アプリにログインするたびに長いパスワードを打ち込むよりはるかに快適です。アプリによっては、Face IDやTouch IDに加えて別のパスコード入力を求めるものもあり、セキュリティが二重になっています。
Touch IDを設定済みの場合、以下の手順でアプリをロックできます。
- 「設定」を開きます。
- 「Touch IDとパスコード」をタップします。
- パスコードを入力します。
- ロックしたい項目のトグルをオンにします。
注意:この手順で対象になるのは、iTunes、Apple Pay、App Storeなどシステム標準の項目のみです。App Storeからダウンロードしたサードパーティ製アプリをロックするには、アプリ側の設定を変更する必要があります。
- 対応しているアプリを開き、アプリ内の設定画面に移動します。
- 「環境設定」をタップします。
- 「ロック」または「パスコードとTouch ID」(名称はアプリにより異なります)をタップします。
方法5:サードパーティ製アプリを利用する
生体認証やパスコードで個々のアプリへのアクセスをブロックできるアプリは多数存在しており、iPhoneでアプリをロックする有力な選択肢です。ただし、多くの場合脱獄(Jailbreak)が必要という大きな欠点があります。脱獄はパフォーマンスの低下やセキュリティ脆弱性を招く可能性があるため、おすすめできません。
まとめ
子どもに見せたくないコンテンツやパスワード管理アプリを勝手に触られないようにしたい、あるいは単にアプリの設定を保護したい——目的が何であっても、ここで紹介したいずれかの方法でiPhoneのアプリを効果的にロックできます。自分の用途に合った方法を選んで、大切な情報をしっかり守りましょう。
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