スマホとPCのクリップボードを同期する方法!SwiftKey・Cliptなどの使い方を解説

モバイルデバイスとPCの間でクリップボードを同期できれば、作業効率が大きく向上します。片方のデバイスでコピーしたテキストを、もう片方のデバイスですぐに貼り付けられるからです。特に、長文のテキストや複雑なURLをコピーしたいときに便利です。この記事では、デバイス間でクリップボードデータを同期する具体的な方法を詳しく解説します。
Microsoft SwiftKeyでAndroidスマホとWindows PCのクリップボードを同期する
MicrosoftはAndroid向けキーボードアプリ「Microsoft SwiftKey」に、クラウド経由でクリップボードを同期できる機能を追加しました。この機能は「クラウドクリップボード」と呼ばれ、バージョン7.9.0.5のアップデートで搭載されています。現時点ではWindows 10 PC(2018年以降のアップデート適用版)とのみ互換性があり、MacやLinuxには対応していません。同期を行うには、まず両方のデバイスで機能を有効にする必要があります。以下に、スマホ側でクラウドクリップボードを有効化する手順を紹介します。
- モバイルデバイスでMicrosoft SwiftKeyアプリを開きます。
- 「リッチ入力」を選択します。

- 「クリップボード」をタップします。

- デフォルトではオフになっている「クリップボード履歴を同期」オプションをオンにします。

- 以前にログインしたことがある場合でも、Microsoftアカウントでのログインが求められます。
- これでスマホ側の設定は完了です。「予測バーに最後にコピーした項目をクイック貼り付けとして表示」オプションも有効のままにしておきましょう。
次に、Windows 10 PC側でクラウドクリップボードを有効にします。以下の手順に従ってください。
- Windows 10 PCで「設定」→「システム」→「クリップボード」を開きます。

- 「クリップボード履歴」オプションを有効にします。

- 「デバイス間で同期」セクションで、再度Microsoftアカウントにサインインします。なお、モバイルデバイスで使用したものと同じアカウントでログインする必要がある点に注意してください。

- 正常に完了すると、「クリップボード」設定画面で「デバイス間で同期」オプションが有効になったことを確認できます。同時に「コピーしたテキストを自動的に同期する」も有効になります。
- ここで一度PCを再起動して、変更を確実に反映させることをおすすめします。
これ以降、PCでテキストや電話番号をコピーしたりスクリーンショットを撮ったりすると、そのデータがキーボードアプリのクリップボードに表示されるようになります。

ただし、選択内容が保存されるのは1時間のみで、その後SwiftKeyによって自動的に削除されます。

この機能は双方向で動作します。スマホでテキストをコピーした場合も、PCで Win + V ショートカットを押してクリップボードを表示すれば、そのテキストを確認できます。

そこから右クリックで、ブラウザやその他使用中のプログラムにテキストを貼り付けることができます。
CliptでAndroidスマホとWindows/Mac PCのクリップボードを同期する
MicrosoftのSwiftKeyアプリは、Androidデバイスと一部のWindows PCとの間でシームレスなクリップボード同期を実現します。しかし、古いバージョンのWindowsを実行しているPCは対象外となるため、そうしたユーザーは代替アプリを利用するとよいでしょう。たとえば、無料で入手できるアプリ「Clipt」を使えば、AndroidのクリップボードをMacと同期したり、MacとWindowsの間で同期したりすることも可能です。
- AndroidデバイスでCliptアプリを開きます。
- Googleドライブアカウントにログインします。

- PCでCliptを使用するには、Chrome用の専用拡張機能をインストールします。
- インストール後、Androidアプリで使用したのと同じGoogleドライブアカウントでログインします。

- 設定が完了したら、Androidデバイスでテキストのブロックを選択します。
- 上部にポップアップメニューが表示されるので、右側の三点アイコンをタップします。

- 「Clipt」をタップすると、テキストがクリップボードにコピーされます。

- デスクトップのブラウザに戻り、拡張機能をクリックするとテキストが表示されます。

- 逆方向の操作も可能です。デスクトップブラウザでテキストを選択し、右クリックしてオプション一覧を表示し、「Clipt selection」をクリックします。

- Androidアプリを確認すると、テキストがそこにあるはずです。あとはテキストをコピーして、好きな場所に貼り付けるだけです。

その他のクリップボード同期方法
ユニバーサルクリップボード(Apple)
Appleデバイスの場合は、「ユニバーサルクリップボード」を使ってデバイス間でコピーアンドペーストができます。Mac、iPhone、iPad、iPod touchの間でクリップボードを同期できるため、テキスト、画像、写真、動画などを簡単にやり取りできます。

前述の方法と同様に、やり取りに関わるすべてのデバイスが同じApple IDでiCloudにサインインしている必要があります。
Alt-C
AndroidデバイスとMacの間でコピーアンドペーストを行うには、サードパーティ製アプリ「Alt-C」をAndroidにインストールする必要があります。同時に、MacにはmacOSクライアントをダウンロードしてください。Windows版も用意されています。

セットアップが完了すると、どちらかのデバイスでコピーしたテキストが両方のクリップボードに表示されるようになります。さらに、複数のMacをアプリに接続することも可能です。
KDE Connect
KDE Connectは、デバイス間のワークフロー統合を支援するもうひとつのサービスです。Android、Plasma Mobile、Sailfish OS、Windows、Mac、Linuxで利用できます(iOSのみ未対応ですが、iOSネイティブポートのプレリリーステスト版が公開されています)。

2台のデバイスをKDE Connectで接続すれば(PC側にもインストールが必要)、クリップボードを共有できるようになります。このオプションはデフォルトで有効になっているため、追加の設定は不要です。また、リモート操作などの便利な機能も利用できます。
よくある質問
1. Microsoft SwiftKeyにPCでコピーしたテキストが表示されません。何が問題なのでしょうか?
まず、PCのWindowsのバージョンが正しいか確認しましょう。「設定」→「システム」→「バージョン情報」→「Windowsの仕様」から確認できます。また、設定のクリップボードセクションでMicrosoftアカウントにログインした後は、必ずPCを再起動してください。
2. Windows 10でクリップボード履歴を削除するには?
デバイス間で何度もコピーアンドペーストを行った後は、残ったデータを整理してクリップボード履歴を消去したくなるかもしれません。Windows 10では、設定のクリップボード画面から履歴を簡単に削除できます。
3. Androidのクリップボードを最大限活用するには?
Androidのクリップボードをより便利に使うためのコツについては、専用ガイドを参考にしてください。
スマホとPCの間でクリップボードを同期する方法をマスターしたら、デバイス間のデータ同期についてさらに知識を深めてみてはいかがでしょうか。たとえば、Chromeのタブをデバイス間で同期する方法や、Androidスマホ間でゲームの進行状況を同期する方法なども参考になります。
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