iPhoneで撮影したProRes RAW動画をPC・Macへ高速転送する方法|ステップバイステップ解説
Apple ProRes RAWとは?
Apple ProRes RAWは、Appleが開発した高品質な動画コーデックです。従来のフォーマットよりもはるかに多くの画像素情報を保持できるため、被写体のディテールを細部まで記録でき、高いダイナミックレンジを実現します。さらに、ProResフォーマットの登場により、フルフレーム・10bit・4:2:2の2K/4K動画をパソコン上で現実的なコストで編集できるようになりました。
膨大なディテールを劣化なく保持できることから、ProRes RAWは動画編集者やクリエイターをはじめ、多くのプロフェッショナルユーザーに支持されています。

現在ではiPhoneでもProRes RAW形式での動画撮影が可能になっており、このフォーマットは今後ますます普及していくでしょう。また、一部のプロ向け動画編集ソフトではProRes RAWの編集や再生にも対応しています。つまり、iPhoneでProRes動画を撮影し、パソコンに取り込んで本格的に編集するというワークフローが実現できるのです。
iOS/macOS純正ツール(iMovie、Final Cut Pro)以外に、Apple ProResファイルに対応している主なソフトは以下の通りです。
- Adobe After Effects
- Adobe Media Encoder
- Adobe Premiere Pro
- Adobe Premiere Rush
iPhoneでProResを扱う際の課題
ProRes RAWの動画には膨大な映像情報が含まれるため、iPhoneのストレージを大きく消費する点に注意が必要です。目安として、60秒のProRes動画で約12.6GBもの容量を使用します。1TBモデルのiPhoneでProRes撮影を続けた場合、わずか30〜40分程度でストレージが満杯になる計算です。
そのため、ProRes RAW動画をiPhoneからパソコンへ転送することは事実上必須といえます。加えて、大量の動画編集においてiPhoneは決して最適な環境ではなく、やはりパソコン上で専用ツールを使って管理・編集するのが一般的なワークフローとなっています。
以下の手順に沿って、iPhoneの動画をパソコンへ書き出す方法をご紹介します。
ProRes RAWをiPhoneからパソコンへ転送する方法
公式の転送手段としては、AirDropでMacなどへ動画を共有する方法があります。録画した動画を長押しして、MacBookやiPadに共有するだけなので手軽ですが、大容量ファイルの転送にはあまり向いていません。AirDropはWi-FiとBluetoothの接続に依存しているため、巨大なファイルの転送には時間がかかりすぎるのです。さらに、AirDropはApple製品同士でしか使えず、Windows PCへの転送には利用できません。
そこでおすすめしたいのが、強力なiOS転送ツール「FoneBackup」です。これを使えば、iPhoneからパソコンへの動画転送はもちろん、パソコンからiPad/iPhoneへの逆方向の転送も簡単に行えます。
- 高速な転送速度:大容量の動画や写真を転送するのに最適なスピードを実現。
- 品質劣化なし:選択した動画のすべての情報をそのままパソコンへ移行。
- 選択式&プレビュー転送:どの動画を転送するかを自分で選べるので便利。
ステップ1. iPhoneをパソコンに接続し、FoneBackupを起動します。「Phone Transfer」>「iPhone to PC」を選択し、「Get Started」をクリックします。

ステップ2. 「+」アイコンをクリックし、パソコンに保存したい動画を選択して「OK」をクリックします。

ステップ3. ウィンドウ下部で保存先のフォルダを指定し、「Start Transfer」をクリックします。しばらく待てば、動画がパソコンに保存されます。

✍ メモ:
1. 通常、撮影した動画は「写真」アプリに保存されるため、転送時は「Photos」内から探すと見つかりやすいでしょう。
2. 特に大切な動画や写真がある場合は、「Custom Backup(カスタムバックアップ)」機能を使って、安全な場所にバックアップしておくことをおすすめします。
おまけ:iPhoneでProRes動画を撮影する方法
iPhoneではProRes RAWでの動画撮影が可能です。ここでは、この機能を有効化する手順をご紹介します。
ステップ1. iPhoneの「設定」アプリを開きます。
ステップ2. 下にスクロールして「カメラ」をタップします。
ステップ3. 「ビデオキャプチャ」セクションにある「Apple ProRes」をオンにします。

設定後、カメラアプリを開いてビデオモードにすると、画面に「ProRes」のオプションが表示されます。これをタップすれば、Apple ProRes RAW形式で動画を撮影できます。
まとめ
この記事では、転送ツール「FoneBackup」を使って、ProRes RAW動画をiPhoneからパソコンへ転送する方法を解説しました。大容量の動画をWindows PCへ高速に送れる、非常にスピーディな転送ソフトの一つです。
さらにFoneBackupは多機能なiOS管理ツールでもあります。動画の転送だけでなく、写真、音楽、連絡先などをiPhoneとPCの間でやり取りすることも可能です。必要に応じて、パソコンからiPhoneへの動画転送にも活用できますので、ぜひ試してみてください。
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