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高評価アプリがユーザーデータを大量漏洩——App Storeの約200アプリが該当、今すぐ確認を

高評価アプリがユーザーデータを大量漏洩——App Storeの約200アプリが該当、今すぐ確認を

セキュリティ企業CovertLabsの調査により、Apple App Store上の約200個のアプリが、数百万規模のユーザーの個人データを漏洩させていることが明らかになりました。同社はX(旧Twitter)への投稿で、この状況を「これ以上悪くなりようがない」と表現しています。

特に懸念されるのは、影響を受けたアプリの多くがAI系アプリだという点です。人はAIアプリに対して、メンタルヘルス、人間関係、お金の悩みなど、より個人的な情報を入力しがちです。ところが一部のケースでは、そうした個人情報がメールアドレスや電話番号と紐付いたまま、誰でも閲覧できる状態で放置されていたのです。

影響を受けているアプリはどれ?

CovertLabsは「Firehound」というデータベースを公開しており、影響を受けたアプリを露出ファイル数の多い順にランキング形式で確認でき、漏洩しているレコードのサンプル(編集済み)を閲覧することもできます。最悪だったアプリは以下の通りです。

  • Codewayの「Chat & Ask AI」——約4億600万件のレコード
  • 「GenZArt」——約1,800万件のレコード
  • 「YPT - Study Group」——約1,300万件のレコード
  • 「Adult Coloring Book - Pigment」——約700万件のレコード
  • 「Kmstry」——約700万件のレコード

この5つのアプリだけで、固有ユーザー数は2,000万人を超えます。「Chat & Ask AI」はApp Storeで評価4.8、レビュー数31.8万件を誇る人気アプリです。決して小さな問題ではないことが分かります。

漏洩の原因は?

ずさんな開発か、それとも別の要因か

漏洩の正確な原因はまだ特定されていません。影響を受けたアプリの多くがAI中心であることから、AIツールを競って早期に市場へ投入しようとするあまり、開発者が安全確認を省略している可能性が指摘されています。また、厳格であるはずのAppleの審査プロセスを、なぜこれらのアプリが通過できたのかも完全には解明されていません。ただし、Appleだけを責めるのは早計です。Androidにも同様のプライバシー上の懸念は存在します。

現時点では、漏洩が意図的・悪意のあるものだったり、アプリが第三者へデータを送信していたりする兆候は確認されていません。むしろ、個人データが悪意ある人物(悪用者)でも容易にアクセスできる場所に放置されていた、というのが実態のようです。CovertLabsの研究者の投稿によれば、最悪の事例となった「Chat & Ask AI」(Codeway)のデータは、「どこを見ればいいか知っている人なら誰でも完全にアクセスできる」状態で放置されていたといいます。

被害に遭っている場合の対処法

今すぐアプリの使用を中止しましょう

CovertLabsは開発者に対して問題解決の支援を申し出ており、実際に前述の「Chat & Ask AI」はすでに修正されています。とはいえ、リストに挙げられているアプリを現在利用している場合は、直ちに使用を中止してください。可能であれば、アプリ内から自分のデータを削除し、端末からもアンインストールすることをおすすめします。

幸い、このデータが悪意ある第三者の手中に渡った確かな証拠は現時点ではありません。しかし、その可能性は常にあるため、アカウントへの不正アクセスなど不審な動きがないか、引き続き注意深く見守ることが大切です。さらにプライバシー対策を強化したい場合は、Chrome向けのセキュリティ・プライバシー拡張機能を導入したり、スマートフォンの設定を見直したりといった追加の措置も検討するとよいでしょう。

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