iPhoneのSIMロック解除方法を徹底解説|キャリア別の手順と確認方法まとめ
今使っているキャリアから新しい通信会社へ乗り換えたい、あるいは中古でiPhoneを購入した――そんなときに立ちはだかるのが「SIMロック」です。かつては大きな悩みの種でしたが、近年はiPhoneのロック解除が格段に簡単になっています。
多くの場合、契約中のキャリアに依頼すれば、無料で解除してもらえます。場合によっては、自分だけで手続きを完結できることもあります。
この記事では、キャリア発行のアンロックコードを使う方法(無料で手続きが簡単なことが多い)や、Doctor SIMのような第三者サービスを利用する方法など、あらゆるiPhoneモデルのロック解除手順を紹介します。
なお、英国の通信規制当局Ofcomは、2021年末までにすべての通信事業者による端末ロックを禁止すると発表しており、今後は「ロックされたiPhone」そのものが過去のものになっていくでしょう。ただし、すでに流通している端末には必ずしも適用されません。現時点では、この記事の手順に従って解除する必要があります。
ここでは主に英国のキャリアに紐づいたiPhoneの解除方法を扱いますが、日本でも流れはほぼ同じです。日本では総務省の方針により、2021年10月以降に発売された端末はSIMロックが原則禁止されており、docomo・au・SoftBankなどの主要キャリアもオンラインで解除手続きを受け付けています。米国在住の方は、姉妹サイトの「iPhoneのロック解除方法」記事をご覧ください。
また、残念ながら所有者が亡くなった方のデバイス内のデータにアクセスしたい場合は、「所有者が亡くなった後にiPhone・iPad・Macのロックを解除する方法」の記事が役立ちます。
iPhoneのロック解除は違法?
契約の支払いが完了している、あるいは端末を割引なしの一括購入で入手した場合、iPhoneのロック解除は完全に合法です。一方、まだ分割払いや契約期間の途中である場合は、端末を完全に所有しているとは言えないため、解除前に必ずキャリアへ確認しましょう。
自分のiPhoneはロックされている?
iPhoneがロックされている場合、通常は初期設定の際に「このSIMカードはサポートされていません(SIM Not Supported)」といったメッセージが表示されます。詳しくは「iPhoneがロックされているか確認する方法」をご覧ください。
ロックされている理由として最も多いのは、中古で購入したケースや、友人・家族から譲り受けたケースです。前の持ち主が契約とセットでiPhoneを購入し、通信事業者がソフトウェア制限によって契約期間中そのネットワークに縛り付けるのが長年の慣習だったためです。
iPhoneのロック解除手順
iPhoneのロック解除は、次の4つのステップで行えます。
- 下記の連絡先やオンラインツールを使って、キャリアに解除を依頼する。
- 元のSIMカードがない場合は、解除前に端末をリセットする必要がある。
- 電源を切り、古いSIMカードを別のネットワークのSIMに交換する。
- 新しいネットワークで通話できることを確認する。
これが簡略版ですが、以下で各ステップをより詳しく見ていきましょう。
キャリアに問い合わせる
以下では、英国で人気の各キャリアごとの解除方法を順に説明します。該当するキャリアの項目までスクロールして、それぞれの手順を確認してください。
EEで購入したiPhoneのロック解除
EEによると、「iPadまたはiPhoneは販売後18ヶ月で自動的にロック解除される」(交換機の場合は発送後)とのこと。購入日がわかれば、もうすぐ自動的に解除されるかもしれません。そうでない場合も、EEに解除を依頼できます。
EEアカウントの利用期間が6ヶ月以上あり、請求額をすべて支払っているなら、EEがiPhoneの解除に応じてくれます。契約期間中の場合は8.99ポンドの費用がかかり、所要時間は約72時間です。契約が終了していれば無料です。
プリペイド(Pay As You Go)ユーザーの場合、8.99ポンドの手数料分の残高があれば解除してもらえます。
eBayなどで中古購入したiPhoneの場合も、8.99ポンドで解除可能です。ただし「中古端末が6ヶ月以上経過しており、紛失・盗難の届けが出ていないこと」が条件とされています。
手順は非常にシンプルです。0800 956 6000に電話し、音声ガイダンスで「2」→「4」を選択します。その後、セキュリティチェック(盗んだiPhoneを勝手に解除されるのを防ぐため)を受けると、解除手順の案内をもらえます。
詳細はEE公式サイトの「他のネットワークで使うためにEE端末のロックを解除するには?」ページをご覧ください。
Vodafoneで購入したiPhoneのロック解除
Vodafoneは公式サイトで、同社が提供するApple製品はすべてすでにロック解除済みだと明言しています。
もし解除されていない場合は、Vodafoneから「Network Unlock Code(ネットワーク解除コード)」を取得する必要があります。その前に注意点として、同社は「残念ながら、他の事業者やCarphone Warehouseなどで購入した端末は解除できません。直接そちらに連絡してください」としています。
つまり、端末がVodafoneではなく別の事業者によってロックされている可能性もあります。
iPhoneを誰かに譲り渡す予定があり、自分のVodafoneアカウントにロックされたままになるのが心配な場合は、Vodafoneのオンライン解除フォームで手続きできます。通常72時間以内、状況によっては最大10日かかることもあるそうです。手数料は無料です。
Threeで購入したiPhoneのロック解除
Threeはとてもシンプルです。公式サイトによると、2014年1月1日以降にThreeで購入したiPhoneは、Wi-FiまたはiTunes/Finder(macOSのバージョンによる)に接続した時点で自動的にロック解除されます。
それ以前に購入した場合でも、iPhoneをiTunes/Finderに接続して復元すれば解除できます。ただし復元するとデータがすべて消えるため、必ず事前にバックアップを取りましょう。
あるいは、Threeのオンラインフォームから申請することもできます。
O2で購入したiPhoneのロック解除
あなた自身か最初の持ち主が2018年8月1日以降にO2でiPhoneを購入した場合、すでにロック解除されている可能性が高いです。
それでも他社SIMが使えない場合は(既存のO2ユーザーであれば)、次の手順に従ってください。
ブラウザでMy O2にログインします。ページ上部のメニューバーから「More」を選択し、「Unlock your device」をクリック。あとは画面の指示に従えばiPhoneのロックが解除されます。
あるいはO2サイトのライブチャット機能を利用する方法もあります。その際はIMEIが必要になります(IMEIの調べ方はこちら)。
手順全体については、同社サイトの「他のネットワークで使うためにO2端末のロックを解除する」ページで詳しく説明されています。
同社によると、解除が完了するとSMSで通知が届きます。新しいSIMカードを挿入すれば、解除済みとして表示されるはずです。表示されない場合は、O2以外のSIMを挿入したままiTunes/Finderに接続すると、解除が確認できます。
Virgin Mobileで購入したiPhoneのロック解除
Virginによると、同社で購入したiPhoneはすでにロック解除済みですが、一部の古いモデルは例外です。といってもiPhone 4以前の話なので、お使いの端末がロック解除されている可能性はかなり高いでしょう。
もしiPhone 4をお使いなら(今でも十分優秀な端末ですよね)、フル復元を行えば解除できるはずです。データを失わないよう、必ず事前にバックアップを取ってください。
工場出荷状態へのリセット方法については、「iPhoneとiPadをファクトリーリセットする方法」ガイドをご覧ください。
Tesco Mobileで購入したiPhoneのロック解除
Tesco Mobileの利用期間が12ヶ月以上、または契約が完了しているなら、オンラインフォームからTescoに解除コードを無料で請求できます。
Giffgaffで購入したiPhoneのロック解除
Giffgaffには、自社および他ネットワークからApple iPhoneを解放する方法を教えてくれる便利なツールがあります。「Unlockapedia」という名前のツールで、一度覗いてみる価値は十分にあります。
第三者のロック解除サービスを利用する
キャリアに依頼してiPhoneを解除してもらう代わりに、携帯電話のロック解除サービスを利用するという選択肢もあります。
多くの地域の小売店では、少額の手数料(通常25ポンド前後)で解除コードを手配してくれます。
オンラインでiPhoneを解除してくれるサービスもありますが、信頼できない業者も少なくなく、基本的にはおすすめしません。どうしても利用する場合は、申し込む前に細かい注意書きをすべて読みましょう。手続きの最後に追加料金を請求されるケースがあるからです。
私たちはDoctor SIMを試しました。解除に失敗した場合は返金を謳っており、上記の方法をすべて試した後の選択肢になり得ます。実際、Doctor SIMは隠れた費用もなく問題なくロック解除に成功したため、自信を持っておすすめできます。
いくら払うべき?
理想的には、iPhoneのロック解除にお金を払う必要はありません。キャリアが無料で解除してくれるはずだからです。しかし、依然として事務手数料を設定しているキャリアもあるため、第三者サービスを検討するのもよいでしょう。料金は10〜25ポンド程度が相場のようで、それ以上は払わないことをおすすめします。高い価格を提示されたら、他の業者も比較してみましょう。
ロック解除できたか確認する方法
端末のロックが解除されると、キャリアから確認の連絡が届きます。その後、以下の手順に従ってください。
- 電源を切る:電源ボタン(Face ID搭載iPhoneの場合は電源ボタンと音量ダウンボタン)を長押しし、画面の指示に従ってスワイプする。
- SIMピン(または伸ばしたペーパークリップ。専用工具が望ましい)を使って、端末側面からSIMトレイを取り出す。
- トレイから古いSIMカードを取り外し、別のネットワークの新しいSIMカードをセットする。
- SIMトレイをiPhoneに戻す。
- 通話をかけて、新しいネットワークで接続できるか確認する。できたらロック解除完了です!
SIMカードなしでロック解除済み端末を更新する方法
キャリアに解除を申請したものの元のSIMカードがない場合や、他人からロックされたiPhoneを入手した場合は、解除前に端末をリセットする必要があるかもしれません。以下の手順でiPhoneをリセットしてください。
- iCloudまたはiTunes/FinderでiPhoneをバックアップする。
- iPhoneを消去する:「設定」>「一般」>「iPhoneを転送またはリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」の順にタップ。
- セットアップアシスタントを完了させ、バックアップから復元する。
これで端末のロックは解除されているはずです。
iPhoneの電源を入れ直したら、セットアップアシスタントを完了させ、作成したバックアップから復元します。その後、新しいSIMカードを挿入すれば、正常に動作するはずです。
以上で完了です!あなたのiPhoneはロック解除され、どのネットワークでも自由に使えるようになったはずです。タブレットでも同じ作業をしたい方は、iPadのロック解除に関するガイドを別途ご用意しています。
古いiPhoneを誰かに譲ったり売ったりする予定なら、最高値で売却する方法と場所を解説した記事も参考にしてください。リセットのコツやお得な取引のためのヒントが得られます。
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