Siri以外の選択肢!iPhoneで使えるおすすめ音声アシスタント4選
Siriは常に進化を続けていますが、iPhoneの音声アシスタントとしては必ずしも高い評価を得ているわけではありません。「Hey Siri」と呼びかけてもコマンドを認識しなかったり、意図を正しく理解してもらえなかったりすることにストレスを感じているなら、別の音声アシスタントを試してみる絶好のタイミングかもしれません。
代表的なSiriの代替品としては、GoogleアシスタントやAmazon Alexaなどが挙げられます。残念ながら、本記事で紹介するアプリはいずれもiPhone上で完璧に動作するわけではありませんが、Siriよりも快適に使える可能性は十分にあります。
iPhoneにおけるサードパーティ製アシスタントの制限
Appleは他社サービスとの連携に消極的なことで知られており、それはiPhone上のサードパーティ製音声アシスタントにも如実に表れています。以下で紹介するSiri代替アプリは、標準搭載のSiriと比べると、どうしても大きな制約を受けます。
最も分かりやすい制限は、アプリを手動で起動しなければ音声アシスタントを呼び出せないという点です。
「Hey Google」と話しかけても、事前にGoogleアシスタントアプリを開いていない限り反応しません。他のアプリも同様です。一方、Siriであれば画面がスリープ状態でも「Hey Siri」で起動できるという大きな違いがあります。
この問題への回避策として、Siriショートカットを活用する方法があります。音声アシスタントアプリを開くショートカットを作成し、それを「Hey Siri」で呼び出すようにすれば、実質的にSiri経由でお好みのアシスタントへ接続できます。
また、Appleはサードパーティ製アプリに対してiOSのシステムレベル操作を許可していません。そのため、これらの代替アプリを使って画面の明るさ変更、Wi-Fiのオン/オフ、他アプリの起動、設定の変更などを行うことはできません。
こうした制限はセキュリティとユーザーのプライバシー保護のために設けられたものであり、iOSが安定している理由の一つでもあります。とはいえ、Siriの代わりを探しているユーザーにとっては、やはり不便に感じる部分でしょう。
1. Googleアシスタント



Googleアシスタントアプリは、iPhone版Siriとほぼ同等の機能を備えており、特に複雑なコマンドや連続した関連性のある質問の理解力で優れています。
天気の確認、アラームの設定、レストランの予約、ウェブ検索はもちろん、連絡先に登録した相手への電話やメッセージ送信まで、幅広いタスクを音声で依頼できます。
当然ながら、Gmail、Googleマップ、Googleフォト、YouTubeといったGoogle系サービスとの連携が強みです。例えば、次のような指示が可能です。
- 「ロンドンまでの車でのルートを教えて」
- 「先月の写真を見せて」
- 「観たいYouTube動画を探して」
さらに、Spotify、YouTube、Deezerでの音楽再生にも対応しています。ただし、Apple Musicとの連携には対応していない点には注意が必要です。
2. Amazon Alexa



Amazon Alexaは、自宅にEchoシリーズなどの対応デバイスがある環境でこそ真価を発揮します。しかし、スマートホーム機器がなくても、iPhone一台だけで基本的な音声アシスタント機能を十分に活用できます。
Alexaアプリを開けば、次のような指示がすぐに試せます。
- 「買い物リストに牛乳を追加して」
- 「最新のニュースを読んで」
- 「音楽をかけて」
Alexaには「Drop In」という無料のビデオ通話機能もあり、Alexa対応デバイスを持つ家族や友人と手軽につながることができます。
音楽再生はAmazon Music、Apple Music、Spotify、Deezer、TuneInラジオに対応。スマート電球から防犯カメラまで、多彩なスマートホーム機器のコントロールも可能です。さらに、音声だけでAmazonでの商品注文まで完結できるのはAlexaならではの魅力でしょう。
3. Cortana



MicrosoftはCortanaモバイルアプリの提供終了を発表し、同サービスをMicrosoft 365へ統合する方針を示しています。実際、オーストラリアやイギリスなど多くの国・地域では、App Storeからすでに削除されています。
ただし現時点では、アメリカなど一部の地域では引き続き利用可能です。利用できる環境であれば、iPhone上でSiriの有力な代替手段となり得ます。
Cortanaの最大の強みは、Microsoft Outlook、Microsoft TeamsなどのMicrosoft製品とのシームレスな連携です。
タスク管理、メール、リマインダー、To-Doリストの操作を音声で行えるほか、ニュースや天気情報の照会にも対応しています。
Cortanaはビジネス向けの設計になっているため、以下のようなコマンドが特に便利です。
- 「最新の売上報告書を上司に送って」
- 「チームとの新しい通話を開始して」
- 「経費処理をTo-Doリストに追加して」
4. Lyra



このリストの中では最も知名度の低いLyraですが、すっきりとした美しいインターフェースが魅力のスマート音声アシスタントです。
マイクアイコンをタップして質問すれば音声で応答し、ラインアイコンからはテキスト入力での問い合わせも可能です。カレンダーへの予定登録、リマインダーの追加、ウェブ検索、天気予報の確認、ナビゲーションなど、日常的なタスクを一通りこなせます。
残念ながら、メディアプレイヤーの操作には非対応のため、音楽再生やポッドキャストの視聴には使えません。
まずは次のようなコマンドから試してみるとよいでしょう。
- 「今日の歯医者の予約をカレンダーに追加して」
- 「明日の天気はどう?」
- 「後で牛乳を買うのを忘れないようにリマインドして」
多機能さでは他のアシスタントに及ばないものの、基本性能を高いレベルで安定してこなす、シンプルで洗練された選択肢と言えます。
自分に合った音声アシスタントの選び方
App Storeで選べるサードパーティ製音声アシスタントは、意外なほど少ないのが実情です。これは、Appleによる厳しい制限のせいで、サードパーティ製アシスタントがSiriと対等に競争するのが難しいためと考えられます。
紹介したアプリはいずれも似た傾向があるため、自分がどのエコシステムに慣れ親しんでいるかが選ぶ際の最大のポイントになります。Googleサービスをよく使うならGoogleアシスタント、Echo製品やAmazonのスマートホーム機器を所有しているならAlexa、職場でMicrosoft製品を活用しているならCortanaがベストマッチです。
余計な機能を求めず、基本操作を確実にこなしてくれるシンプルな相棒を探しているなら、Lyraがぴったりでしょう。
ただし、アプリを開かずに音声だけでアシスタントを起動したいのであれば、現時点で選べるのはSiriだけです。改めてSiriの隠れた能力を確認してみるのも悪くないかもしれません。思った以上にできることがあるかもしれませんよ。
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