iPhoneから新しいiPhoneへ連絡先を移行する方法|iCloud・iTunes・アプリ活用ガイド
新しいiPhoneを手に入れたのはいいけれど、古いiPhoneに入っている連絡先をどうやって移せばいいのか分からない——そんな経験はありませんか?
Appleが2011年に提供を開始したiCloudを使えば、クラウド経由で簡単に連絡先を別のデバイスへ引き継げます。iCloudを使いたくない場合でも、iTunes(Finder)やサードパーティ製ソフトを利用する方法があるのでご安心ください。この記事では、それぞれの手順を詳しく解説します。
なお、無料で使えるiCloudのストレージはわずか5GBです。それ以上が必要な場合は有料プランへの加入が必要で、50GBプランは月額130円、200GBプランは月額400円、2TBプランは月額1,300円となっています。ほとんどの方には50GBプランで十分ですが、「iCloud写真」を利用する予定があるなら、より大容量のプランを選ぶと安心です。
ついでにアドレス帳を整理したい方は、「iPhoneで重複した連絡先を削除する方法」の記事もあわせて参考にしてみてください。
新しく購入したiPhoneに連絡先を移行する
真っさらな状態の新しいiPhoneに、古いiPhoneの連絡先を丸ごと移す方法です。iCloudバックアップから復元する流れになります。
- 古いiPhoneでiCloudアカウントにログインし、Wi-Fiに接続していることを確認します。ログイン状態を確認するには「設定」アプリを開きます。iOS 10.3以降なら、設定画面の一番上にApple IDの名前が表示されます。それ以前のiOSでは「設定」→「iCloud」と進み、名前とApple IDが表示されていればログイン済みです。
- ログインしていない場合は、Apple IDとパスワードを入力してサインインしましょう(App StoreやiTunes Storeで購入するときに使うIDと同じものです)。
- ログインできたら、連絡先の同期がオンになっているか確認します。「設定」→ 一番上の自分の名前をタップ →「iCloud」→ 下にスクロールして「連絡先」が緑色(オン)になっていることをチェックしてください。
- 次にさらに下へスクロールして「iCloudバックアップ」をタップし、オンになっていることを確認します。そのうえで「今すぐバックアップを作成」をタップします(iOS 10.2以前では「設定」→「iCloud」→「バックアップ」から実行できます)。所要時間はバックアップするデータ量やインターネット回線の速度によって異なります。
- ここまで準備ができたら、新しいiPhoneの初期設定を始めます。セットアップ中にApple IDの入力を求められるので、同じIDでサインインしてください。
- 「バックアップから復元」か「新規のiPhoneとして設定」かを選ぶ画面が表示されたら、「iCloudバックアップから復元」を選択します。
- 一覧から最新のバックアップを選ぶと、復元が開始されます。完了までの時間はインターネット接続の速度によります。
- 復元が終わるとiPhoneが再起動し、そのまま使い始めることができます。
iCloud経由で連絡先を同期する
すでに新しいiPhoneの初期設定を終えていて、端末を初期化してやり直さずに連絡先だけを移したい場合は、iCloudを使えばシンプルに解決できます。
- 両方のiPhoneで同じiCloudアカウントにログインし、Wi-Fiに接続しておきます。
- 元のiPhoneで「設定」→ 一番上の名前をタップ →「iCloud」と進み、下にスクロールして「連絡先」がオンになっていることを確認します(iOS 10.2以前では「設定」→「iCloud」にあります)。
- 連絡先の同期を有効にしたら、さらに下へスクロールして「iCloudバックアップ」(または「バックアップ」)をタップし、「今すぐバックアップを作成」を実行します。
- 新しいiPhoneでも「設定」のiCloudセクションを開き、連絡先の同期が有効になっていることを確認します。
- 有効になったら「連絡先」アプリを開き、リストの一番上から下に向かってスワイプします。上部にくるくる回るアイコンが表示されたら、それはアプリが更新中であることを示しています。
- 数分以内に、古いiPhoneの連絡先が新しいiPhoneに表示され始めるはずです。
iTunes(Finder)を使って転送する
iCloudを使いたくない場合は、iTunesを使ってPC/Mac経由で連絡先を移すことも可能です。なお、macOS Catalina以降ではiTunesの代わりにFinderで同じ操作が行えます。
- 古いiPhoneをPC/Macに接続し、iTunesを起動します(できるだけ最新版を使いましょう)。
- メニューバーから自分のiPhoneを選択します(ミュージック/ムービーのプルダウンの右側に小さなスマホのアイコンが表示されるはずです)。左側のバーで「情報」をクリックし、「連絡先を同期」にチェックが入っていることを確認します。
- 「同期」をクリックすると、iPhoneとその連絡先すべてがPC/Macと同期されます。
- 同期が完了したら古いiPhoneを取り外し、代わりに新しいiPhoneを接続します。
- iTunesでメニューバーから新しいiPhoneを選び、「情報」をクリックして「連絡先を同期」が有効になっていることを確認します。
- 下へスクロールして「詳細」メニューを開き、「このiPhone上の情報を置き換える」の項目で「連絡先」にチェックを入れます。これにより、現在iPhoneに保存されている連絡先が消去され、PC/Mac側の連絡先(手順1〜3を正しく行っていれば古いiPhoneの連絡先)に置き換えられます。
- 「同期」をクリックして設定を適用すると、新しいiPhoneへ連絡先が転送されます。
サードパーティ製ソフトを使う方法
上記の方法がうまくいかないときや、別の手段を試してみたいときは、サードパーティ製ソフトの利用も選択肢のひとつです。場合によってはこれが最も手軽な方法になることもありますが、多くは有料です。
この記事では、AnyTransを使って2台のiPhone間で連絡先を転送する例をご紹介します。他にも選択肢はありますが、AnyTransの連絡先同期機能はWindows PCとMacの両方に対応しており、価格は39.99ドルです。
- AnyTransを起動し、2台のiPhoneを同時に接続します。
- AnyTransで古いiPhoneを選択し、「連絡先」をクリックします。
- 新しいiPhoneに移したい連絡先を選びます(PCならCtrl+A、MacならCmd+Aで全選択できます)。
- 右上の「To Device(デバイスへ)」ボタンをクリックし、転送先の新しいiPhoneを選択します。
- 連絡先はほぼ瞬時に転送され始めます。
古いiPhoneが壊れた・失くした場合の対処法
これは最悪のシナリオです。iPhoneを盗まれたり、トイレに落として水没させたりすることは、実際よくある話です。そんなとき、どうやって連絡先を新しいiPhoneに取り戻せばよいのでしょうか?
運が良ければ、iPhoneはすでにiCloudへ自動バックアップされているはずです。最初にiPhoneをセットアップしたときにiCloudを有効にしていれば、電源に接続している間に毎晩自動的にバックアップが作成されています。
その場合は、前述の手順に従って、古いiPhoneの連絡先(その他のデータも含めて)を新しいiPhoneに復元できます。また、ブラウザからiCloud.comにアクセスしてログインすれば、そこでも連絡先を確認できます。
iCloudのバックアップがない場合でも、iTunesにバックアップが残っている可能性があります。その場合は、前述のiTunesからの復元手順を試してみてください。
どちらのバックアップもない場合は、以下のような選択肢があります。
iMobieのPhoneRescue、WondershareのDr.Fone for iOS、TenorshareのiPhoneデータ復元などのアプリを使えば、iPhoneをPCに接続したときにソフトが端末を認識できれば、古いiPhoneから連絡先を復旧できる可能性があります。
それでもダメなら、FacebookなどのSNSに投稿して、友人たちに連絡先を送ってもらうしかありません。
幸運を祈ります!
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