Excelでセルを分割する5つの簡単な方法【初心者向け完全ガイド】
Microsoft Excelでは、セルを複数に分割するためのさまざまなテクニックが用意されています。数式や標準ツール、さらにはPower Queryを使って、セルや列を2つ以上に分けることが可能です。この記事では、わかりやすい手順とともに、セルやテキストを分割するための複数の方法をご紹介します。
この記事で使用しているサンプルのExcelブックもダウンロードできますので、実際に操作しながら学習できます。
Excelでセルを分割する5つの簡単な方法
1. 「区切り位置」機能を使ってセルを分割する
以下の表には、「テキスト」列に氏名データが入力されています。ここでは、各氏名を「名」と「姓」の2つに分割し、それぞれを「セル1」「セル2」の列に表示させます。
最初の方法は「区切り位置」機能を使うやり方です。この機能は、記号やスペースで区切られたテキストを複数の部分に分割するために特化した機能です。

📌 手順1:
➤ まず、複数のセルに分割したいテキストを選択します。

📌 手順2:
➤ 「データ」リボンから、「データツール」グループ内の「区切り位置」をクリックします。

📌 手順3:
➤ 表示されたウィザード画面で「次へ」をクリックします。

📌 手順4:
➤ 区切り文字のオプションから「スペース」のみにチェックを入れます。
➤ 再び「次へ」をクリックします。

📌 手順5:
➤ 分割後のテキストを表示させたい出力先のセルを指定します。
➤ 「完了」をクリックすれば作業終了です。

下のスクリーンショットのように、すべての氏名が「セル1」と「セル2」の列に2つに分かれて表示されます。

関連記事:VBAで文字列を複数の列に分割する方法(2通り)
2. 列を挿入・結合してセルを分割する
次に、見出しの下にある空の列を2つに分ける方法をご紹介します。以下の表では、「氏名・年齢」列を見出しを残したまま2つの列に分割します。大きな表を扱っている最中に、突然表中のある列を分割する必要が出てきたときに便利な方法です。

📌 手順1:
➤ まず「性別」列を選択します。
➤ 右クリックしてコンテキストメニュー(ショートカットメニュー)を開きます。
➤ 「挿入」を選択します。

これで「氏名・年齢」列の右側に新しい列が追加されました。

📌 手順2:
➤ 次に、「氏名・年齢」の見出しと、新しく挿入した列の空白の見出しセルを選択します。
➤ 「配置」グループから「中央揃えで結合」コマンドをクリックします。

これで「氏名・年齢」列が2つに分割されました。見出しを結合せずに分けておきたい場合は、単純に2つの見出しセルにそれぞれ「氏名」と「年齢」というテキストを入力すればOKです。

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3. フラッシュフィルを使ってセルを分割する
フラッシュフィルは、データセット内の特定のパターンを認識して自動的に結果を出力できる、Excelの便利な機能です。大量のデータを扱う際に時間を大幅に節約できます。この機能を使って「テキスト」列から氏名を分割する方法を見ていきましょう。
📌 手順1:
➤ セルC5を選択し、セルB5に入力されている「George Blewett」の名(ファーストネーム)である「George」を入力します。

📌 手順2:
➤ フィルハンドルを使って列全体をオートフィルします。
➤ オートフィルオプションのメニューから「フラッシュフィル」を選択します。

これで「セル1」の列に「テキスト」列から抽出されたすべての名前が表示されます。

📌 手順3:
➤ 同様の手順を「セル2」の列に対しても実行します。
すると、以下のスクリーンショットのように、「テキスト」列のすべての氏名が2つに分割されて表示されます。

関連記事:区切り記号でセルを分割する数式
4. 数式を使ってセルを分割する
LEFT関数、RIGHT関数、FIND関数を組み合わせても、セルを分割することができます。LEFT関数とRIGHT関数は、それぞれテキストの左端・右端から指定した文字数だけ文字を取り出す関数です。FIND関数は、セル内の特定の文字やテキストを検索し、その開始位置を返します。
それでは、以下の手順に従って、名前と姓をそれぞれ数式で抽出してみましょう。
📌 手順1:
➤ セルC5を選択し、次の数式を入力します。
=LEFT(B5,FIND(" ",B5)-1)

Enterキーを押すと、「George Blewett」の名である「George」が表示されます。

🔎 数式の仕組み:
- FIND(" ",B5):FIND関数がセルB5内のスペース文字(" ")を検索し、その位置である「7」を返します。
- FIND(" ",B5)-1:先ほどの結果から1を引くことで、戻り値は「6」になります。
- LEFT(B5,FIND(" ",B5)-1):最後にLEFT関数が、セルB5のテキストから先頭の6文字を取り出し、「George」が得られます。
📌 手順2:
➤ 今度はセルD5を選択し、次の数式を入力します。
=RIGHT(B5,LEN(B5)-FIND(" ",B5))

Enterキーを押すと、対応する出力セルに名前のもう一方の部分が表示されます。

🔎 数式の仕組み:
- LEN(B5):LEN関数がセルB5内の全文字数を数え、「14」を返します。
- FIND(" ",B5):FIND関数が再びセルB5内のスペース文字を検索し、その位置「7」を返します。
- LEN(B5)-FIND(" ",B5):数式のこの部分は、直前の2つの出力の差である「7」を返します。
- RIGHT(B5,LEN(B5)-FIND(" ",B5)):最後にRIGHT関数が、セルB5のテキストから末尾の7文字を取り出し、「Blewett」が得られます。
📌 手順3:
➤ セルC5とD5の両方を選択します。
➤ セルD5からフィルハンドルを使って、最終出力セルのD9までドラッグします。

以下のように結果が表示されます。

関連記事:セルを分割するExcel数式(8つの例)
5. Power Queryを使ってセルを分割する
Power Queryも、セルを複数の列に分割するための優れた機能です。ここでも同じデータセットを使用し、氏名を名と姓に分割してみましょう。
📌 手順1:
➤ まず、見出しを含む列全体の氏名データを選択します。
➤ 「データ」タブに移動し、「データの取得と変換」グループ内の「テーブルまたは範囲から」を選択します。

📌 手順2:
➤ 「テーブルの作成」ダイアログボックスで、「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れます。
➤ 「OK」をクリックします。

するとPower Queryエディターが起動し、選択したデータが以下のように表示されます。

📌 手順3:
➤ 見出し「テキスト」の上にマウスポインターを合わせます。
➤ 右クリックでコンテキストメニューを開きます。
➤ 「列の分割」のドロップダウンメニューから「区切り記号別」を選択します。

📌 手順4:
➤ ハイライト表示された枠内に示されているように、区切り記号として「スペース」を指定します(今回のデータはスペースで区切られているため)。
➤ 「OK」をクリックすれば完了です。

Power Queryウィンドウ内で、選択したテキストが2つに分割されているのが確認できます。あとは、この分割されたテキストをExcelシートへコピーする必要があります。

📌 手順5:
➤ 「閉じて読み込む」のドロップダウンから、「閉じて読み込む先...」を選択します。

📌 手順6:
➤ 「データのインポート」ダイアログボックスで、分割されたテキストと見出しが表示される出力先のセルを指定します。
➤ 「OK」をクリックします。

以下の表が、Power Queryエディターを使って得られる最終的な出力結果です。

関連記事:Excelで1つのセルを2つに分割する方法(5つの便利な方法)
まとめ
本記事でご紹介したすべての方法が、Excelスプレッドシートでセルを複数の列に分割したいときのお役に立てば幸いです。ご不明な点やフィードバックがありましたら、ぜひコメント欄でお知らせください。また、当サイトでは他にもExcel関数に関する役立つ記事を多数公開していますので、そちらもぜひチェックしてみてください。
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