Chromebookを高速化する実証済みの10の対処法|動作が重い・遅いときの解決策
長時間再起動せずにChromebookを使い続けると、動作が徐々に遅くなることがあります。メモリやストレージの空き容量不足もパフォーマンス低下の原因です。また、OSが古いバージョンのままだと不具合が発生し、フリーズにつながることもあります。
最適なパフォーマンスを維持するには、週に数回はChromebookの電源を切ることをおすすめします。再起動によってChromeOSがリフレッシュされ、システムリソースを占有している不要なバックグラウンドプロセスが解除されます。さらに、以下のトラブルシューティングも試して、動作の遅いChromebookを高速化しましょう。
1. 不要なアプリを閉じる
使っていないアプリを閉じるとメモリが解放され、他のアプリやシステムサービスがスムーズに動作するようになります。
「診断」アプリを使えば、Chromebookの空きメモリ量をいつでも確認できます。
Ctrl + 検索 + Escキーを押して診断アプリを開き、サイドバーの「システム」を選択します。「メモリ」セクションで、Chromebookのリアルタイムのメモリ使用状況をチェックできます。

利用可能なメモリが少なくなっている場合は、使っていないアプリを閉じましょう。
シェルフからアプリを閉じる
Chromebookのシェルフ(下部のバー)にあるアプリのアイコンを右クリックし、「閉じる」を選択します。

タスクマネージャからアプリを閉じる
ChromeOSのタスクマネージャを使ってアプリを閉じる手順は以下の通りです。
- 検索 + Escキーのショートカットでタスクマネージャを開きます。
または、Chromeを開いて右上の3点メニューアイコンをクリックし、「その他のツール > タスクマネージャ」を選択してもOKです。

- 終了したいアプリを選択し、「プロセスを終了」ボタンをクリックします。

タスクマネージャでは複数のアプリを同時に閉じることも可能です。Ctrlキーを押しながら終了したいアプリを複数選択し、「プロセスを終了」ボタンをクリックしてください。

注意:Google Chromeブラウザ自体はタスクマネージャから終了できません。「ブラウザ」を選択すると「プロセスを終了」ボタンがグレーアウトします。
2. 不要なブラウザタブを閉じる
ブラウザは、開いたタブごとに個別のサブプロセスとして実行します。各タブ(プロセス)は動作し続けるためにメモリを消費します。タブを多く開くほどブラウザのRAM使用量が増え、他のアプリで使えるメモリが減ってしまいます。

RAM 8GB以下のミドルレンジやエントリーモデルのChromebookを使っている場合は、不要なタブを閉じるだけでブラウザのメモリ消費が抑えられ、デバイスの動作が速くなります。
3. ブラウザ拡張機能を更新・無効化・アンインストールする
拡張機能もメモリを大量に消費し、Chromebookの動作を遅くする原因になります。Chromeのタスクマネージャで拡張機能のメモリ使用量を確認し、RAMを過剰に消費している拡張機能は無効化または削除しましょう。
- 検索 + Escキーを押してタスクマネージャを起動します。

- 「拡張機能:」という接尾辞が付いたタスクのメモリ使用量を確認します。不当に大きなメモリを使用している拡張機能は終了させ、すべてのChrome拡張機能を最新版に更新しましょう。
- 該当する拡張機能を選択し、「プロセスを終了」ボタンをクリックします。

- 次に、Chromeのアドレスバーに chrome://extensions と入力してEnterキーを押します。
- 右上の「デベロッパーモード」をオンにし、「更新」ボタンをクリックします。

すべての拡張機能が更新されると、左下に「拡張機能が更新されました」というメッセージが表示されます。それでもシステムリソースを占有し続けたりChromebookの動作が遅くなったりする場合は、その拡張機能を無効化またはアンインストールしてください(次の手順参照)。
- トグルをオフにして拡張機能を無効化するか、「削除」を選択してChromeからアンインストールします。

4. メモリの問題をチェックする
Chromebookの診断アプリには、ハードウェア関連の問題やメモリの破損を診断できるメモリテストツールが搭載されています。再起動後や全アプリを閉じた後もChromebookの動作が遅い場合は、メモリテストを実行してみましょう。
すべてのアプリを閉じてから、以下の手順でメモリテストを実行します。
- 検索キー(ランチャーキー)を押し、検索バーに「diagnostics(診断)」と入力して、診断アプリを選択します。

または、Google Chromeのアドレスバーに chrome://diagnostics と入力してEnterキーを押しても開けます。

Ctrl + 検索 + Esc のショートカットキーでも診断アプリを起動できます。
注意:診断アプリはChromeOS v90以降を搭載したChromebookでのみ利用できます。アプリライブラリに診断アプリが見つからない場合は、Chromebookをアップデートしてください。
- サイドバーで「システム」タブを開き、「メモリ」セクションまでスクロールして「メモリテストを実行」を選択します。

メモリテストには約15〜20分かかります。「合格。テスト成功。」と表示されればメモリは正常です。テストに失敗した場合は、Chromebookの製造元に問い合わせてください。
5. ストレージの空き容量を確保する
ストレージの空き容量が少なくなると、Chromebookのパフォーマンスと速度が低下します。デバイスのストレージ状況を確認し、ハードディスクの20%以上の空き容量を確保しましょう。
[設定] > [デバイス] > [ストレージ管理] に移動して、Chromebookのストレージ状況を確認できます。

ファイル、閲覧データ、アプリ、拡張機能、システムデータなど、ストレージを占有している項目が一覧で表示されます。
「閲覧データ」を選択すると、Chromeの閲覧履歴、キャッシュされた画像、Cookieなどのサイトデータを確認・削除できます。

「マイファイル」を選択するとファイルアプリが開きます。内蔵ストレージの空き容量を増やすには、ファイルを外部ストレージやGoogleドライブに移動しましょう。
また、不要なアプリのアンインストール、Linuxディスクサイズの縮小、オフラインファイルの削除も検討してください。ストレージ管理のコツについては「Chromebookの空き容量を増やす方法」のチュートリアルも参考にしてください。
6. Chromebookを再起動する

Chromebookを再起動すると、メモリリークの解消、応答性の改善、その他動作を遅くしている問題の解決につながります。また、保留中のソフトウェアアップデートのインストールには、システムの再起動が必要な場合もあります。
未保存のデータを失わないよう、再起動前にすべてのアプリやブラウザタブを閉じておきましょう。
- 画面右下の時刻またはバッテリーアイコンを選択します。Shift + Alt + S キーでもステータス領域にアクセスできます。
- 次に、電源アイコンを選択してChromebookの電源を切ります。

または、Chromebookの電源ボタンを3〜5秒間長押しし、電源メニューから「シャットダウン」を選択しても構いません。
30秒ほど待ってから電源ボタンを押して、Chromebookを再度起動します。それでも動作が遅い場合は、OSをアップデートしてください。
7. Chromebookをアップデートする

GoogleはChromeOSのアップデートを通じて、新機能やバグ修正を継続的に提供しています。ChromebookはWi-Fiに接続していれば自動的にアップデートをダウンロードしますが、手動で確認することもできます。
[設定] > [ChromeOSについて] に移動し、「アップデートを確認」を選択するか、保留中のアップデートがある場合は「再起動」を選択してインストールします。

8. アプリをアップデートする
特定のアプリを使用中にChromebookがフリーズする場合、そのアプリに不具合があるか、古いバージョンのままであるか、Chromebookとの互換性がない可能性があります。アプリの設定メニューまたはGoogle Playストアからアップデートし、問題が解決するか確認しましょう。
サイドロード(非公式入手)したアプリの場合は、開発元のウェブサイトから最新版をダウンロードしてインストールしてください。それでもChromebookの動作が遅い場合は、アプリを一度アンインストールしてから再インストールしてみましょう。
9. Chromebookをハードリセットする

上記のトラブルシューティングでパフォーマンスが改善しない場合は、Chromebookのハードウェアをリセットしてみましょう。ハードリセットを行うと「ダウンロード」フォルダ内の一部のファイルが削除される可能性があります。重要なファイルは事前に別のフォルダやGoogleドライブへ移動・バックアップしておいてください。
Chromebookの電源を切り、30秒待ちます。更新(Refresh)ボタンを押し続けながら、電源ボタンを一度押します。Chromebookが起動したら更新ボタンを離します。

また、「戻る + 更新 + 電源」の各ボタンを10〜15秒間長押しすることでもハードリセットできます。
Chromebookタブレットの場合は、「音量を上げるボタン + 電源ボタン」を10〜15秒間長押しします。
一部のChromebookモデルには専用のハードウェアリセットボタンが用意されています。本体底面の穴にペーパークリップやSIM取り出しピンを挿入することで操作できます。

クリップを差し込んだまま、Chromebookを電源に接続し、電源ボタンを押します。
10. 出荷時リセット(Powerwash)を実行する
Chromebookを出荷時設定にリセットすると、アプリ、プロフィール、ダウンロードファイル、スクリーンショット、ブラウザ拡張機能など、すべてのデータが消去されます。重要なファイルやデータを失わないよう、Powerwashの前に必ずバックアップを取っておきましょう。
学校や職場で支給されたChromebookの場合は、管理者に出荷時リセットを依頼してください。手順の詳細は「ChromebookをPowerwash(出荷時リセット)する方法」のチュートリアルをご覧ください。
出荷時リセット後もパフォーマンスや応答性が改善しない場合は、Chromebookの製造元に問い合わせてください。
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