Windows 11「フォト」アプリ完全ガイド:新しくなったUIと全機能を徹底解説
Windows 11では、「フォト(Photos)」アプリが全面的に刷新され、新しいデザインと数多くの新機能が搭載されました。この記事では、生まれ変わったインターフェースの操作方法を詳しく解説します。
実は同じWindows 11の中でも、フォトアプリのバージョンによって大きな違いがあります。22H2アップデートではインターフェースや機能に大幅な変更が加えられ、さらにWindowsアプリ群にClipchampが追加されました。これにより、標準のフォトアプリの編集機能よりも強力で洗練された動画編集が可能になっています。
新版フォトアプリで最も目立つ変化は、やはり刷新されたインターフェースです。これはWindows 10と比べたWindows 11全体に言えることですが、ウィンドウの見た目が変わり、ボタンの配置も変更され、多くのオプションが以前とは異なる場所に移動しています。
全体的には、以前よりもすっきりして美しいデザインに仕上がっています。必要なオプションのほとんどは残っており、より合理的な形で配置されています。そのシンプルさはAppleのUIを思わせる部分もあり、決して悪いことではありません。
エクスプローラーから写真を開く
フォトアプリを起動する方法は2つあります。1つはアプリを直接開く方法、もう1つはPC上の写真ファイルをダブルクリックする方法です。既定のアプリを変更していなければ、写真はフォトアプリで開かれ、フル版アプリよりもミニマルなウィンドウが表示されます。この表示モードの主な特徴を見ていきましょう。
消えるツールバー
エクスプローラーから直接写真を開くと、画像の上にツールバーが表示されます。写真の任意の場所をクリックするとツールバーは消えますが、再度クリックすればいつでも再表示できます。
ツールバー自体にも、Windows 11ならではの合理化されたアプローチが表れています。表示されているのは、最もよく使われるオプションだけを新しいアイコンで示した小さなセットです。
ただし心配はいりません。残りのオプションもちゃんと用意されています。ツールバー右端の「…」(3点リーダー)をクリックすると、サイズ変更、スライドショー、設定などを含むメニューが開きます。
フィルムストリップ
フォトアプリの下部には、サムネイルが横一列に並ぶリボンが表示されます。この「フィルムストリップ」には現在のフォルダー内のすべての画像が並んでおり、簡単に切り替えて閲覧できます。
なお、フィルムストリップに表示されるのは現在のディレクトリ内の写真のみで、デバイス全体ではありません。複数の画像をより便利に比較したい場合は、「アルバム」機能を活用しましょう。
コラージュ表示
さらに便利なことに、フィルムストリップから複数の写真を選択すると、それらを一度に並べて表示するコラージュのようなビューを利用できます。操作は簡単で、フィルムストリップ内の画像タイルの隅にカーソルを合わせ、チェックボックスにチェックを入れるだけです。
この方法なら画像の選択・解除を自由に行え、コラージュを入れ替えながら写真を比較できます。唯一の欠点は、現在のフォルダー内の画像に限定されるという点です。
直感的になったギャラリー
フォトアプリを起動したときに最初に表示されるギャラリー画面も、見た目が大きく変わりました。「コレクション」と呼ばれるこのタブには、最近開いた写真がすべて、従来どおり日付順に表示されます。
上部にはハイライトされたコレクションがいくつか並び、最近アクセスした写真や同じ日に撮影した写真などがピックアップされます。右側には日付スライダーがあり、下にドラッグすることで過去の写真へとタイムトラベルのように遡れます。
また、スライダーの任意の場所をクリックすれば特定の月の写真を表示できるため、特定の日付に保存した写真を探す際にも便利です。
新しいUIの各要素を理解する
ここまででフォトアプリを開いたときの外観を見てきましたが、次に画面上の要素をひとつずつ確認していきましょう。
まず上部のバーには、アプリ内を移動するためのオプションのほとんどが集約されています。
左側には、後ほど各セクションで解説するさまざまなタブが並んでいます。その隣にあるのが検索バーで、特定の名前やタグから写真を探すのに役立ちます。もちろん、ファイル名を体系的に付けている人やタグ付けをきちんとしている人にとってこそ真価を発揮する機能です。
さらに右側にはOneDriveアイコンがあり、OneDriveクラウドストレージ内の写真へアクセスできます。
その下には「新規」「選択」「インポート」「アカウント」の一連のボタンが並んでいます。
1つ目の「新規」では、新しいビデオプロジェクトやアルバムを作成できます。
「選択」は、その名のとおりコレクションから複数の写真を選択するためのボタンです。
次の「インポート」ボタンは、コレクションに含まれていないフォルダーを、PC内はもちろん外部ハードディスクからも取り込むために使います。
「アカウント」ボタンは、アプリにリンクされたMicrosoftアカウントを管理するためのものです。
最後に、3点リーダーのアイコンからは、スライドショーや設定などの追加オプションを含む小さなメニューを開けます。
アルバムで写真を整理する
フォトアプリの2番目のタブが「アルバム」です。名前のとおり、自分専用のフォトアルバムを作成し、必要に応じて写真を自由に追加・削除できる機能です。
写真は同じフォルダー内のものである必要はありません。PC内のどこにあっても、さらにはOneDrive上の写真でも、まとめてアルバムを作成できます。ただし、あらかじめコレクションにインポートしておく必要があります。
人物タブ
このタブでは写真を人物ごとに整理でき、大量のフォトアルバムも簡単に把握できるようになります。すべての写真に手動でタグを付ける必要はありません。アプリが画像グループ化アルゴリズムを使い、写っている人物ごとに自動的に分類してくれます。
ただし、自分の写真がこのようにタグ付けされることを好まない人もいます。関係者の同意がある場合にのみ利用するようにしましょう。
フォルダータブでPC内の全写真を表示
「フォルダー」タブには、写真を含むディレクトリ全体が一覧表示されます。既定ではOneDriveと「ピクチャ」フォルダーが含まれていますが、他のフォルダーも自由に追加できます。
場合によっては、PC内のすべての写真を閲覧する手段として、このタブの方がギャラリービューより優れていることもあります。たとえば、写真をすでにラベル付きのフォルダーできちんと整理しているなら、コレクションタブの時系列の混在した表示はあまり役に立ちません。
動画エディター
標準のフォトアプリの動画エディターについては、ネット上で情報が錯綜しています。多くの記事では内蔵動画エディターは廃止されたとされており、それももっともな理由があります。Microsoftは代わりの動画エディターとして、ClipchampをWindowsアプリのエコシステムに導入したからです。
しかし、最新版のWindowsで実際にアプリを起動してみると、「動画エディター」タブはまだ存在しており、問題なく動作します。将来的にこの機能が段階的に廃止される可能性はありますが、現時点では、Windows PC上の動画編集にフォトアプリの動画エディターを使うことができます。
パフォーマンスも良好で、少なくとも音声の追加・削除や動画のトリミングといった軽微な編集作業には十分対応できます。Windowsに同梱されているClipchampを併用するのもよいでしょう。
クラウド連携
新版フォトアプリは、OneDriveに加えてiCloudとのクラウド連携にも対応しました。これにより、WindowsとAppleの両エコシステムにまたがる写真のハブとして活用できます。つまり、iPhoneで撮影した写真を手動でPCに転送しなくても、ようやく直接閲覧できるようになったのです。
この機能を使うには、公式のMicrosoft Storeから「iCloud for Windows」をインストールする必要があります。既定の状態では、フォトアプリで利用できるのはOneDriveオプションのみです。
クラウドストレージからの写真だけでなく、外部ドライブ全体のデータも簡単にインポートできます。長年かけて複数のドライブに蓄積した大量の写真を持つ人にとっては救世主となる機能です。ドライブをつないで写真をインポートすれば、他の写真と同じように整理できます。
新しいフォトアプリは使う価値あり?
人は大きな変化に対して懐疑的になりがちです。それも無理はありません。UIの劇的な変更は、お気に入りのアプリを使いにくくしてしまうことが多いからです。Windows 8が失敗したのはまさにこの理由であり、Microsoftはその教訓を学んだようです。
新しいフォトアプリは、インターフェースを一新しながらも、これまでの利便性を支えてきた機能を捨てていません。慣れ親しんだ機能はすべて、より洗練された形で残っています。
さらに、人気の高い写真閲覧アプリに匹敵する多数の新機能が追加され、この目的のためだけに別のアプリをダウンロードする必要がなくなりました。より優れたギャラリー、(iCloudを含む)クラウドサポート、そして動画のカットなどの基本的な作業に対応する内蔵動画エディターまで備えています。
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